荒野の千鳥足

シドニーでクリスマス休暇を過ごすため列車に乗った教師・ジョン。途中ブンダンヤバという田舎町で一泊することになった彼は、町の住人にすすめられるがままにビールを身体に流し込む。泥酔した彼はギャンブルに走り、ついには無一文になってしまう。

「荒野の千鳥足」は、オーストラリアの荒涼とした大地を舞台に、酒とギャンブルに溺れる男の享楽と破滅を描いた作品です。『ランボー』のテッド・コッチェフ監督が1971年に製作したこのサスペンスドラマでは、飲酒、賭博、乱闘、狩猟といった男のあらゆる渇望を生々しく、パワフルに描写しています。男の欲望と破滅の過程をリアルに描き出したこの作品は、観る者に強烈な印象を残します。