熊本で生まれ育った井之上孝彦は、ヤクザに楯突き続けたことで故郷にいられなくなった。兄の信彦を頼って横浜に流れ着いた彼は、土木業で汗をかく一方、ヤクザ相手に暴れ回る。見かねた親方の手引きで、孝彦は稲澤会横須田一家で任侠道を学ぶことになる。

「修羅之魂　～侠客立志編～」は、小沢仁志主演の任侠ドラマで、稲川会横須賀一家・井の上孝彦の自伝を映像化した作品です。故郷を想う抒情的なシーンやコメディ調の演出が織り交ぜられ、成り上がり極道ものとは一線を画した作風が魅力です。特に、少年時代と成長してからの小沢仁志らのギャップは見どころの一つです。