旗本やくざ

時は元禄。幕府の財政が困窮し老中は米価の値上げを図るが、江戸っ子たちが騒ぎ始めたため、直参旗本赤柄組に取り締まりを命じる。しかしそれもうまくいかなかった。老中は町奴と旗本を喧嘩させて、それを口実に取り潰そうと目論むのだが…。

「旗本やくざ」は、江戸時代を舞台に火事や喧嘩、町奴といった名物を描いた娯楽時代劇です。主演は「銭形平次」で知られる大川橋蔵で、彼が演じる三次の人間味あふれるキャラクターが物語を引き立てます。物語はテンポ良く展開し、観る者を飽きさせません。また、「男はつらいよ」シリーズで知られる山本直純が手掛けた音楽が、物語を一層効果的に彩っています。この作品は、時代劇の魅力を存分に味わえる一本と言えるでしょう。