1870年、アリゾナ地方。アパッチと白人の争いが絶えないこの地で、白人青年・トムは負傷したアパッチの少年を助けたことから、彼らの酋長の信頼を得る。やがて集落の少女・ソンシアレイと恋に落ちたトムは、自らが白人とアパッチの架け橋になろうと決意する。

「折れた矢」は、平和の実現に向けた壮絶な戦いを描いたウエスタン作品です。白人とインディアンの対立から和平までを叙情的に描き出し、人種を越えた絆の美しさが際立っています。主演のジェームズ・スチュワートとインディアンを演じたデブラ・パジェットのラブロマンスも見どころの一つです。この作品は、人種間の理解と和解の重要性を力強く訴えています。