函館郊外の書店で働く“僕”は、失業中の静雄と小さなアパートで共同生活を送っていた。ある日“僕”は同じ書店で働く佐知子とふとしたきっかけで関係を持つ。その日から、彼女は毎晩のようにアパートへ遊びに来るようになり、3人の気ままな生活が始まる。

「きみの鳥はうたえる」は、佐藤泰志の小説を基に、三宅唱監督が東京から函館へと舞台を移し翻案した作品です。若者たちの輝く瞬間とその切なさを描いた青春映画で、柄本佑、染谷将太、石橋静河の3人の鮮やかな演技が観る者を深く引き込みます。彼らの成長と挫折、そして友情や恋愛を通じて、人生の美しさと脆さを感じさせてくれる作品となっています。