ある日、起きたら本来二次元であるはずの“影”が三次元になっていた。2日目。“影”はやっぱり三次元だった。地べたに張り付くことをせず、普通に起き上がってきた。僕は無関心をなるべく装って…。

「影人間」は、ある日突然、自分の影が三次元になってしまった男の15日間の生活を描いた作品です。この現象に戸惑いつつも、男は新たな日常を過ごしていきます。監督は劇団・ヨーロッパ企画のメンバーである諏訪雅。この作品は、劇団が主催する短編映画祭「ショートショートムービーフェスティバル」の2011年大会に向けて制作されました。観る者に新たな視点を提供する、ユニークな発想が魅力の一つです。