ティエリー・トグルドーの憂鬱

リストラされて1年半もの間失業している中年男、ティエリー・トグルドーは、やっとのことでスーパーの監視員の仕事を手にする。仕事にも慣れ、これで家族を養いローンも返済できると思ったティエリーだが、その矢先、職場で残酷な現実に直面する。

「ティエリー・トグルドーの憂鬱」は、名優ヴァンサン・ランドン主演の社会派ドラマで、『母の身終い』のステファヌ・ブリゼ監督が手掛けています。物語は、身近な人の死という普遍的なテーマについて、観客に問題を投げかけ、共感と感動を呼びます。主人公ティエリー・トグルドーは、人生の苦境に立たされながらも、人間の矜持を見失わない姿が描かれています。その生きざまは、観る者の胸を深く打つことでしょう。まだ、勝負は終わっていないというメッセージが込められた作品です。