父の贈り物

娘がまだ幼いときに、妻を亡くして娘と二人暮らしになった父親は、幼い娘のために母親代わりのロボットをプレゼントする。しかしその後、父親も亡くなってしまい少女は生きる希望を無くしてしまう…。少女は笑わなくなってしまったのだ…。しかしそんな少女を心配する存在がいた。それは父親がかつて娘に贈ったロボットだった。ロボットは人間の感情を宿していた。笑顔を失ってしまった少女に再び笑顔を取り戻したいとロボットはある行動に出る。果たしてロボットは、少女に希望を与え、彼女を再び笑顔にすることができるのだろうか？！

「父の贈り物」は、人間の感情を宿したロボットと悲しむ娘の心の交流を描いた感動作です。原作は第2回サイレントマンガオーディショングランプリ作品で、父が贈った母親代わりのロボットと娘の奇跡の物語が描かれています。全編を通してセリフを用いず、映像と音楽のみで展開する独特の手法が用いられています。視覚と聴覚だけで感情を伝えるこの作品は、観る者の心に深く響きます。