囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件

2001年5月。世界有数のリゾート地であるフィリピン・パラワン島の高級ホテルに、イスラム原理主義「アブ・サヤフ」グループが押し入り、21人の観光客が誘拐された。人質となったフランス人のテレーズらはミンダナオ島・バシランへ運ばれ…。

「囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件」は、フィリピンのリゾートで起きた実在の観光客21人誘拐事件を描いた作品です。フィリピンの鬼才、ブリランテ・メンドーサ監督が手掛け、ジャングルの過酷な環境下での人間の生存と闘争をリアルに描き出しています。主演のイザベル・ユペールが、囚われの身となりながらも生き抜く強さと脆さを見事に演じています。事件の真相は今なお謎が残るものの、その過程を通じて人間の極限状態とは何かを問いかける作品となっています。