マジックユートピア

高校時代の友人・マユミの死を引きずっている佐藤。ある日、デリヘル嬢のリサと夜を共にするが、突然リサはかつてマユミが佐藤に話した「白い象」の話をし始める。そんなリサには、自殺した母の姿が霧の中へ消えていくかすかな記憶が残っていた。

「マジックユートピア」は、400年前の希望へとつながり始める3人の男女の現実と記憶を描いた映像詩です。監督・脚本は遠山昇司で、彼の手掛ける数々のMVと同様に、映像と音楽の美しさが印象に残る作品となっています。物語は断片的なシーンが散りばめられ、それらが徐々につながるほどに観る者を引き込んでいきます。現実と記憶、そして過去と未来が交錯する中で、新たな希望の光が見えてくるファンタジーです。