映画研究会に所属する女子高生・梨花は、来月転校することを友人たちに言えずにいた。そんな折、顧問から廃部が通告される。廃部を免れるためには映画を撮るしかない。しかし、やる気のない部員たちは失敗の連続で、なかなかうまく撮影することができず…。

「女子は敷居を跨げば七人の敵あり」は、少女たちの思春期の揺らぎを描いた青春学園コメディです。映画の完成を目指す彼女たちの挑戦と、その過程で見えてくる学校での孤独感や仲間とのかけがえのない時間を描いています。監督は、佐藤信介、成島出、大友啓史らに師事した上條大輔。彼の繊細な描写により、誰しもが体験したであろう学生時代の風景が再現されています。果たして映画は完成するのか、その結末も見逃せません。