私立四葉学園の女子高生・恵子は大学入試を控えていた。ある日、先生と真っ正面から対立した恵子は、非行グループの誘いに乗りスナックやディスコに通い始める。やがて家出した彼女は飲酒、マリファナ、暴力団員との交際、売春、麻薬の道へと転落していき…。

「十代 -恵子の場合-」は、家出、売春、中絶、覚せい剤といった女子高生の転落を描いた追跡ドラマです。主人公の少女・恵子役を演じる森下愛子は、体当たりの演技で観客を引きつけます。また、三浦洋一や風間杜夫といった異色の演技陣が脇を固め、作品の深みを増しています。監督は内藤誠で、彼のこだわりが詰まったオールロケの撮影が話題となりました。この作品は、社会問題をリアルに描き出すことで、観る者に深い考察を促します。