競馬場でレースの真っ最中に1人の女性が飛び降りて死んだ。そこに居合わせた多羅尾伴内はほかの観客同様にその事件を目撃し、そのまま警視庁の大沢警部のもとを訪れる。女性の自殺だと見られたその事件を、伴内は他殺ではないかと推理していて…。

「多羅尾伴内 十三の魔王」は、片岡千恵蔵の大胆な七変化が見どころの人気探偵映画シリーズの第6弾です。シリーズ初のカラー作品となり、多羅尾伴内の七変化が鮮やかに描かれています。さらに、当時新進気鋭の俳優、高倉健が出演し、ストーリーのキーパーソンとして重要な役割を果たしています。この作品を通じて、多羅尾伴内の魅力と高倉健の演技力を堪能することができます。