越前福井の城下にやってきた水戸黄門一行。そこでは半月前から鬼面組と称する強盗が出没していた。黄門は旅回りの一座を怪しいとにらむが、捕まえる前に逃がしてしまう。その後、金沢で鬼面組は城主のひとり娘・妙姫を誘拐し、武器弾薬と身代金を要求する。

「水戸黄門漫遊記 第五話 火牛坂の悪鬼」は、天下の副将軍・水戸黄門が自ら人質になるというシリーズ第5作です。物語は、天下泰平を覆そうとする豊臣家の残党と、それを阻止しようとする黄門一行の激しい戦いを描いています。特に、猛牛に炎を背負わせて敵陣に突っ込む助さん・格さんの勇ましい姿が印象的です。