噛む女

AV製作会社の社長・古賀雄一は妻と娘のいる自宅に戻らない日々が続いていた。ある日、テレビのワイドショー番組に出演した彼を偶然目にして思わず懐かしくなったと、小学校の同級生だった早苗と名乗る女性から電話が入る。雄一は彼女と一夜を共に過ごし…。

「噛む女」は、ロマンポルノの巨匠・神代辰巳監督が手掛けたサスペンスミステリー作品です。神代辰巳監督の持ち味が存分に発揮され、ミステリアスな展開と濃厚な官能描写が見事に交錯する見応えのある作品となっています。撮影は、後に岩井俊二作品を多数手掛ける篠田昇が担当し、その独特の視点が作品に深みを加えています。