ファイナル・デッド・ツアー

売れないパンクバンドのジュディ、マックス、メルは、一念発起して仕事を辞め、ツアーに出ることを決意。見た目は怖いが優しいおじさん・ペックを運転手に、ライブ会場へ乗り込んだ。だがライブ終了後に彼らは、ライブ関係者を食べるペックを目撃してしまう。

「ファイナル・デッド・ツアー」は、毎晩12時に食人鬼に変身するおじさんと、その現実を受け入れたバンドメンバーの奇妙な旅を描いた作品です。ライブツアーを邪魔する者は容赦なく食べられてしまうという、グロテスクな設定ながら、その一方でユーモラスな要素も盛り込まれています。血まみれのシーンが続く中、観る者を笑わせるコメディの要素が散りばめられており、スプラッターコメディという新たなジャンルを切り開いています。グロさと笑いが絶妙に混ざり合った、一風変わった作品です。