新吾二十番勝負

宿敵・武田一真を倒し、天下一の剣士となった将軍の子・葵新吾。老中・酒井讃岐守のはからいで父子対面を果たそうとするも、西丸派の刺客に襲われ姿を消す。彼は京都に入り、荒廃した御所の塀を修築することを決意するが、それは幕府の政策に反することで…。

「新吾二十番勝負」は、将軍の息子である青年が剣の道を進む痛快時代劇です。主人公の新吾は、父への複雑な感情を抱えつつも、剣士としての道を突き進みます。大川橋蔵の演じる新吾の美剣士ぶりは、前作「新吾十番勝負」の人気を引き継ぎ、さらに深みを増しています。旅を通じて出会うさまざまな人々との交流を通じて、新吾は剣士として、また人間としての成長を遂げていきます。その姿は見る者の心を揺さぶります。