怪猫 呪いの沼

肥前佐賀城で家臣・鍋島直茂が城主・滝造寺高房に謀反を企てた。高房は無惨な死を遂げ、高房の妻・清姫は愛猫と共に沼に入水自殺を図った。人々はこの沼をよらずの沼と呼び、祟りを恐れて近づく者も絶えた。それから10年、よらずの沼である事件が起こり…。

「怪猫 呪いの沼」は、怪談映画の名手・石川義寛監督が手掛けた化け猫映画の名作です。鮮血を吹き上げる生首や女体を食らうまだら猫など、ショッキングなシーンが連続する王道の怪奇映画となっています。おどろおどろしい日本的な恐怖演出が見事に描かれており、観る者を恐怖の世界へと引き込みます。また、菅原文太が端役で出演しており、その存在感も見どころの一つです。