鳴門秘帖 完結篇

お綱と大阪へ来た弦之丞は、夜酒に酔った周馬から千絵を救出。かつて世阿弥が阿波に入国する際に手を貸した廻船問屋・四国屋の女主人・お久良に頼み、弦之丞とお綱は御用船に乗り込んだが、途中孫兵衛に発見されて海に飛び込む。実は、世阿弥は生きており…。

「鳴門秘帖 完結篇」は、阿波謀反の証拠となる秘帖を巡る戦いを描いた時代劇の後編です。吉川英治の同名原作を基に、「水戸黄門」の中堅ディレクターである内出好吉が映画化しました。物語は、白刃が飛び交う中、主人公が人間のはかなさと無情を知り、最後に取った行動に観客の胸を打つ展開となっています。この作品は、時代背景と人間の心情を巧みに描き出し、観る者を深く引き込む力があります。