新蛇姫様 お島千太郎

料亭の娘・おすがに横恋慕した烏山藩家老の末子・彦四郎は、おすがの父を殺害。おすがの兄・千太郎は彦四郎を惨殺し、旅芸人の市川十蔵一座にかくまわれる。一方、烏山三万石藩主の息女・琴姫に引き取られたおすがは、琴姫の使者となるが…。

「新蛇姫様 お島千太郎」は、家族の敵を討つために奮闘する青年と、その助けとなる旅役者の物語です。川口松太郎の代表作を映画化したこの作品は、美空ひばりと林与一の初共演作品で、お家騒動を巡る恋と復讐を歌と踊りを交えて描き出しています。美空ひばりは藩主の息女と旅役者、二役を演じており、その演技が見どころの一つです。時代劇ロマンとして、ドラマチックな展開と共に人間の情熱や葛藤を描いています。