愛犬を病気で亡くした傷心のテレビディレクター・久野かなみは、大先輩の映画監督に励まされ、イヌの命をテーマにした映画を撮り始める。かなみは動物保護センターや福島原発20km圏内から救われたイヌたちのシェルターに行き、大きなショックを受ける。

「犬に名前をつける日」は、名前のないイヌたちを救い出すために尽力する人々の姿を描いた作品です。長年にわたり動物の保護活動を取材してきた山田あかね監督が、ドキュメンタリー映像と小林聡美を主人公にしたドラマを融合させ、動物保護の現場とその関係者たちをリアルに描き出しています。観る者に動物たちへの思いやりと保護活動の重要性を問いかける、心に残る作品となっています。