南国太平記 比叡の血煙り

島津斉興の側室・お由羅は、斉興が嫡男の斉彬に家督を譲ろうとしないのを幸いに、わが子を世継ぎにしようと兵道家牧の呪法で斉彬ら父子の人命調伏を実行。斉彬の子が死亡し、それを牧の仕業と考えた仙波小太郎は、お由羅派の黒幕のもとに間者を潜入させる。

「南国太平記 比叡の血煙り」は、幕末の薩摩を舞台にした冒険活劇です。シリーズ第3弾となる本作は、島津家家督相続の騒動を描いています。この騒動は、呪文に秘められたもので、島津家の血と剣にまみれた奇怪なお家騒動となります。東映時代劇の青春スターが総出演し、側室の陰謀に果敢に挑む薩摩藩士・仙波小太郎役を里見浩太朗が演じています。この作品は、家督相続の騒動と陰謀、そして勇敢な藩士の戦いを描いた作品となっています。