帝の血を受け、山神より不死身の霊を授けられた獅子丸一平。彼は実の父・帝の前に顔を出すことを迫られるものの、養父・光春への強い思い出を胸に京を去った。そこへ、上皇の命を受けた京都所司代・阿部播磨が、一平を斬るべく立ちふさがる。

「獅子丸一平 第三部」は、阿部播磨を返り討ちにした主人公・一平の命を狙い続ける播磨との戦いを描いています。一平は剣と恋に生きる運命の反逆児として、波瀾万丈の人生を歩みます。監督は東映京都のプログラムピクチャーの名手・萩原遼が務め、観る者を予想だにしない結末に驚かせます。一平の運命とは、そして彼がどのような結末を迎えるのか、その全てがこの作品に詰まっています。