荒獅子判官

天保9年4月、老中・水野忠邦によって世に有名な禁止令が実施された。職を追われた木戸但馬守ら3人は、北町奉行・大草能登守に呼び出され、水野の失脚を狙う計画に加担することに。一方、密輸事件を調べていた遠山の金さんは、木戸らの老中暗殺計画を知り…。

「荒獅子判官」は、時代劇の大スター・片岡千恵蔵が演じる遠山金四郎が主人公の作品です。遠山の金さんが大塩平八郎の残党や謎の密輸団と戦う娯楽時代劇となっています。特に、桜吹雪の刺青を見せてたんかを切るシーンは、後のテレビドラマでも踏襲されるほどの名場面で、その痛快さは観る者を引きつけます。この作品は、遠山金四郎シリーズの1作として、時代劇ファンには見逃せない一本となっています。