ぜんぶ売女よりマシ

スウェーデンに暮らすエヴァ・マリーは、セックスワーカーであるというだけで親権を得られず、子供は虐待歴のある元夫の手に渡った。そして子供を取り戻す闘いのさなか、彼女は元夫に殺された。“スウェーデン・モデル”の犠牲となった彼女の挑戦を映し出す。

「ぜんぶ売女よりマシ」は、スウェーデンの買春禁止法が成立した社会の闇を描いたドキュメンタリーです。社会福祉大国として知られるスウェーデンで、セックスワーカーの権利を求める運動家となった女性の悲惨な死を追いかけます。巨大政府の市民生活への過剰な干渉と、奔放な権力の実態が明らかにされます。この作品は、悲しみと怒りを交えて、社会の裏側をえぐり出す力作です。