ジェペット爺さんが丸太から作った人形・ピノッキオ。命を吹き込まれたようにしゃべり始めたピノッキオは、やがてお爺さんの家を飛び出し、森へといざなわれる。道中さまざまな生きものに出会い、言いつけや忠告を受けるも、ピノッキオは全く耳を貸さず…。

「ほんとうのピノッキオ」は、人形・ピノッキオの奇想天外な冒険を描いた美しくも残酷なダークファンタジーです。『ゴモラ』のマッテオ・ガローネ監督が手掛け、これまでの無邪気なピノッキオ像を覆し、悪童として新たに描き出しました。出演は『ライフ・イズ・ビューティフル』のロベルト・ベニーニ。彼の演技が、物語に深みと独特の色彩を加えています。この作品は、観る者に新たなピノッキオ像を提示し、その魅力と残酷さを存分に味わわせます。