オートクチュール

クリスチャン・ディオールのオートクチュール部門でアトリエ責任者を務めるエステルは、引退を控えたある日、ジャドという娘にバッグをひったくられる。彼女の滑らかに動く指にドレスを縫う才能を直感したエステルは、ジャドを見習いとして迎えるが…。

「オートクチュール」は、引退間近のお針子と移民二世の少女の人生が交差する物語です。フランスの高級ブランド、ディオールのアトリエが舞台となり、世代や境遇が異なる2人の人生が織り成すドラマが描かれます。また、幻のドレスや貴重なスケッチ画など、ディオールのアーカイブ作品の美しい手仕事にも注目です。この作品は、人生の様々な局面を通じて、人間の強さや美しさを描いた人生賛歌とも言えるでしょう。