ロバート・デ・ニーロの ブルーマンハッタン/BLUE　MANHATTAN　I・哀愁の摩天楼

ニューヨークで部屋を探すジョンは、あるマンションが浴室の窓から向かいの建物が丸見えだと知り、借りることに。その後、「ポルノ芸術協会」へ向かったジョンは、プロデューサーと意気投合し、向かいの建物に住む住人を盗撮し、映画にしたいと持ちかける。

「ブルーマンハッタン/BLUE MANHATTAN I・哀愁の摩天楼」は、若き日のロバート・デ・ニーロが主演を務める作品です。青年の日常をコミカルに、そして辛辣に描き出しています。監督は『キャリー』『ミッドナイトクロス』で知られるブライアン・デ・パルマで、彼の真骨頂ともいえる“のぞき”と長回しを多用しています。この作品でデ・ニーロの役者としての魅力が開花し、その演技力が光ります。ニューヨークの摩天楼を背景に、人間の喜怒哀楽を描いた本作は、観る者を深く引き込む力があります。