Harajuku 原宿

母子家庭育ちのヴィルデは日本のサブカルチャーに憧れる15歳の少女。クリスマスイブに母親とツリーを飾った後、駅で仲間たちと過ごしていると、児童福祉局員が現れて母親が自殺したことを知る。ヴィルデは幼少期に離れ離れになった父親に電話をかけるが…。

「Harajuku 原宿」は、ノルウェーという幸せな国で孤独と絶望を抱える少女の心情を描いた作品です。彼女の心の中には、日本のアニメに感化された幻想的な世界が広がっています。その中心にあるのは、彼女が憧れるユートピア「ハラジュク」のイメージです。この作品は、少女の悲しみと逃避を、アニメーションを巧みに用いて描き出しています。青春ストーリーの中に、現実と幻想が交錯する独特の世界観が展開されます。