刑期を務め上げた文吾は、刑務所仲間の向こう傷のジョーと別れ、子供の待つ東京の下町へと急いだ。しかし、訪ねた家は空き家となっていた。気落ちして歩いていた文吾は、露店の菓子を盗んで折檻されている子供を助ける。その子供こそが我が子・健一だった。

「続浪曲子守唄」は、渡世人の主人公が刑期を終え、息子のもとへと帰ってきたところから物語が展開します。大ヒット曲に乗せて描かれる厳しい渡世の姿と父子の愛情が心に響きます。主人公が息子のためにドスの封印を解くシーンは、千葉真一の任侠ぶりが見どころで、男気たっぷりの演技が光ります。シリーズ第2弾として、前作の魅力を引き継ぎつつも新たな展開が楽しめる作品です。