唄祭り三人旅

勤皇派の天童藩・朝姫が同じく勤皇派の木連川藩に嫁ぐことになり、絢爛豪華な輿入れ行列が街道を進んでいた。そこへ突如、覆面の剣士たちが襲いかかる。実は勤皇派が結束を強めることを恐れた幕府が刺客を放っていた。しかし、朝姫の姿はそこにはなかった。

「唄祭り三人旅」は、勤皇派天童藩の姫君を守る青年剣士と幕府の刺客団との闘争を描いた作品です。主人公の青年剣士役を尾上鯉之助が演じ、その剣技を駆使して刺客団と戦います。また、里見浩太朗の歌声が物語に深みを加え、花園ひろみ、円山栄子、高島淳子の演技も物語を彩ります。刺客に追われる青年剣士一行の逃避行をスリリングに描き出し、観る者を引き込む力強いストーリー展開が魅力の一つです。