行く先/後世

作家を夢見る今どきの若者・ラビディ。小説を書いても評価してもらえず、シェアルームに住みながら、配達のアルバイトや小遣い稼ぎで何とか生活している。そんなある日、エルザという女性と出会い、表面的な自分の生き方を見直すようになる。

「行く先/後世」は、現代の若者が直面する危機感を繊細かつメランコリックに描いた作品です。ルーダ・ベン・サラ＝カザナス監督の長編デビュー作で、『つかのまの愛人』のルイーズ・シュヴィヨットやオーレリアン・ガブリエリなど、魅力的な俳優陣による演技が見どころです。彼らの演技力が、若者たちの葛藤や不安をリアルに描き出し、観る者に深い共感を呼び起こします。