フィリピンのスラム街で兄妹のように育った日系人のトニー、マックス、レイ。大人になってもどん底の生活から抜けだせずにいたトニーは、ボスであるアイクを殺して麻薬密売の権利を入手。そして、トニーは暴力の限りを尽くして闇社会でのし上がっていく。

「太陽が弾ける日 劇場版」は、フィリピンの闇社会を舞台に、力ずくで成り上がる男の生き様を描いた作品です。小沢仁志の俳優25周年記念作品として、オール・フィリピンロケで撮影されました。国内では撮影不可能な命懸けのアクションや、圧倒的な火薬量の銃撃シーンが観客を引きつけます。男の闘争と成長を描きつつ、フィリピンの生々しい社会背景も描かれています。アクションと叙情が交錯する本作は、観る者の心を強く揺さぶります。