シュシュシュの娘

祖父・吾郎の介護をしながら市役所で働く25歳の鴉丸未宇は、職場で孤立していた。彼女に唯一寄り添ってくれた先輩・間野幸次が、ある日文書改ざんを命じられた末に自殺。悲嘆に暮れる未宇に、吾郎は「敵を取るため、改ざん指示のデータを奪え」と告げ…。

「シュシュシュの娘」は、市役所に勤める女性が不正まみれの行政と闘う社会派エンターテイメント作品です。『22年目の告白－私が殺人犯です－』の入江悠監督が10年ぶりに手掛けた自主映画で、愛する人の敵を討つため、市政に一矢報いるために立ち上がる主人公を福田沙紀が見事に演じています。行政の闇に立ち向かう彼女の勇気と決意が描かれた作品で、観る者を深く引き込むストーリー展開となっています。