日本一のソープランド（旧称、トルコ風呂）地帯、ちろりん村こと＜雄琴＞。ソープ嬢として働き始めて7年、この地につとめて3年になるアリスの風俗世界の実態を描いた物語。

「トルコ行進曲 夢の城」は、日本一のソープランド地帯、雄琴で働くアリスの風俗世界の実態を描いた作品。7年間ソープ嬢として働き、そのうち3年を雄琴で過ごした彼女の視点から、性風俗の最前線であるトルコのひなびた温泉地に出現した不滅のセックスゾーン雄琴の様子を描く。10年間取材を続けたトルコロジスト広岡敬一の「ちろりん村顛末記」をもとに、雄琴に棲む女性たちの悲しさや逞しさを人情悲喜劇風に描いたエロス大作である。