テープ

ミシガン州ランシングに建つモーテルの一室。オークランドで消防士をするかたわらドラッグを売り捌くヴィンセントは久々に帰郷すると、高校時代の友人ジョン・ソルターをここに呼び出した。映画監督のジョンは明日行われる映画祭に新作を出品するため十数年ぶりに故郷の地を訪れていた。ジョンと再会を果たしたヴィンセントは、やがて“あの日”の出来事についてジョンを問い詰め始める。それは、ヴィンセントのかつての恋人エイミーに関わること。ヴィンセントは、今では地方検事補となっているもう一人の当事者エイミーもここに呼び寄せていた…。

"テープ"は、ミシガン州ランシングのモーテルで再会した旧友ヴィンセントと映画監督ジョンの対話から始まる。ヴィンセントは消防士として働きながらドラッグを売り捌き、ジョンは映画祭に新作を出品するために故郷を訪れていた。ヴィンセントは、かつての恋人エイミーについてジョンを問い詰め、エイミーをレイプしたとの告白を録音する。そのテープをエイミーに渡すと脅すヴィンセントだが、エイミーが現れた時、彼女の反応は二人の予想を裏切るものだった。