駐在所勤務から泥棒専門の刑事になった関川仁。彼は妻を亡くして以来、独りで８歳の娘・美咲を育てながら仕事に励んでいた。そして、仁がこの新任地に赴いて１年が経ったある日、だるま工場で盗難事件が発生する。数日後、美咲の自転車が故障した際、たまたま出会った男に修理してもらう仁。だが彼はこの時、男の工具鞄の中にだるま工場で飼っていたピラニアの餌の缶を発見する。実直で腰の低い仁を刑事と見抜けなかった男は検挙されるが、その正体は、何度検挙されても口を割らず最終的に逃げ切ってしまうという伝説の大泥棒・猫田定吉、通称ネコだった。

「油断大敵」は、駐在所から泥棒専門の刑事になった関川仁の物語。妻を亡くし、8歳の娘・美咲を育てながら仕事に励む彼の前に、だるま工場での盗難事件が発生。事件解決の糸口をつかむため、美咲の自転車を修理してくれた男の工具鞄からピラニアの餌の缶を発見。しかし、その男の正体は何度検挙されても口を割らず、最終的に逃げ切る伝説の大泥棒・猫田定吉、通称ネコだった。