牛泥棒
- 基本情報
- あらすじ
- 作品概要
制作年: 1943年 / 制作国:
カテゴリ:映画 / ジャンル:
【演出】
ラマー・トロッティ
『十二人の怒れる男』のヘンリー・フォンダが主演したウエスタン。地元の農民が殺害された上に牛を盗まれるという事件を知ったふたりの放浪者は、町民たちと共に自警団を結成、犯人の捜索に当たる。やがて牛を所持していた3人組が発見されるのだが…。
「牛泥棒」は、1885年のネバダ州を舞台に、地元の農民が殺害され、牛が盗まれる事件を巡るドラマを描いた作品。主人公のギル・カーターとアート・クロフトは、事件を知り町民と共に自警団を結成、犯人探しに乗り出す。やがて牛を所持していた3人組が犯人として捕らえられるが、彼らは無実を主張。法にのっとった裁判を主張する一部の人々と、私刑を主張する多数派との間で対立が生じ、結果的に3人は私刑にされる。しかし、その後真実が明らかになり、彼らは冤罪だったことが判明。人間の良心と正義、そして群集心理を描いた作品。
※作品情報の一部はU-NEXTから引用しております。
引用元:https://video.unext.jp/
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レビュー 2件
私刑の是非と秩序の揺らぎを真正面から描いた内容が強く心に残る。時代的なセットの雰囲気はあるものの、構成の巧みさがそれを上回り、後味の悪さがより鮮烈に響く。イーストウッド作品や濱口竜介の本を先に読んでいたことで、作品の意図がすんなり腑に落ち、有意義な鑑賞になった。
主要となる一連のシーンが夜の闇で進みモノクロ映像が不気味な迫力を醸し出している。無実で冤罪を主張する人間に対し私刑を先導し、集団がその思い込みで暴走する恐ろしさを描いていた。勇壮な西部劇ではなかったが、裁判をせず多数派で正義を煽る群衆心理を見事に描いた作品だった。