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読みもの
mr.ブルー
30代/男性
547 件のレビュー
投稿日順 評価順
3.0
CIAの仕事を請け負いながらセスナで大麻輸送する運び屋は、若い時は極めて真面目な人間だったが大麻をやるようになってからはガラッと人が変わったみたい。 普通の生活なんてツマらないぜと常識に舌を出して見せる彼の生きざまはある意味痛快だった。
2025.04.18 投稿
5.0
緊張感が抜群のサスペンスドラマ! ソ連側のスパイとの間に友情が芽生える展開は感動した。 俳優の役作りも見事で、こういうスリルを味わってこそスパイ映画の醍醐味が感じられる作品だった。
4.0
ドジ踏んで、胃の中の麻薬を吐き出せず苦しむ姿は痛ましい! サスペンスというよりは、人間の悲しい性を描いた人間ドラマ 。終始緊迫感のある展開で、ラストも斬新過ぎた!
運び屋イコール悪いヤツという概念も無く、年老いたイーストウッドの演技が自然で素晴らしかった! 運び道中の米国の風景も美しかったし、ハッピーエンドとは言えないけれど、どこかホンワリとしたクライムムービーだった。
タフガイ、西部劇スター、そしてアカデミー賞受賞など様々な顔を持ったイーストウッドの多面性が描かれていて、役者としても監督としての生涯がカッコイイ! 大物俳優や監督が彼についてリスペクトし、ほめたたえる時の表情が印象的。
実話ベースの監禁ホラーなのでいや~な怖さがあったが、スリルのある展開がなく退屈な作品だった。 だが映像に雰囲気があり音楽の使い方が良かった。
二人の子供たちの学びを通して、地球環境のそこにある危機を考えさせられる。 生き物を殺し続け、地球を傷つけ汚すことは、私たち自身をも先のない状況に追いやっていくことを実感させる映画だった。
正に生きるための動物兵器に興味をひかれた。弱い動物が自分の体以上の武器で戦う様は生存競争の厳しさが彼らに進化をもたらしている。人間同士の戦いにも共通した武器の進化も考えさせられた。
草と温泉が大好きでのんびりマイペースのカピバラさんに癒される。そんなつもりもないナマケモノくんのスローな動きもカワイイ。 でもストーリーが単調なので飽きてしまうかも?
約9分×全9作の短編ながら、人類とマシンの関係性を斬新なビジュアルで説明してくれる良作でした。 従来アニメにはなかった表現を積極的に取り入れた挑戦的な作品だった。
きらめくネオンと綺麗なお姉さん達が踊るお店など、映像がメタリックで街の外観がとてもカッコ良かった! 謎と謎が多く話の組み立て方が面白くて、最後に種明かしがされていく様はかなり面白かった。 どんでん返しが好きな方におススメの作品!
退屈なアート系の映画とは違い、グレーかかったビジュアルがクールでノスタルジックなフィルム感が最高に伝わってくる作品だった。低予算でもヴィンセント・ギャロ初監督ならではの繊細なこだわりが感じられた。
タイムトラベルものの古い作品だが、いつ観ても古すぎない夢が詰まった作品。 現在と過去の描き方やつながりに全く無理がないし、楽しいアイテムや脇キャラもほっこりして良かった。自分自身が変わることで未来もまた変えられる、というメッセージも心に残った。
ギャグとアクションのバランスが良く、岡田准一の超絶ノースタントも素晴らしい! 単純明快で気持ちのいいテンポのストーリー展開で楽しく見れたし、原作漫画にも納得の、良い出来作品でした。
サンドラ・ブロックの飾らない美しさや、登場キャラの愛くるさや、やりとりの馬鹿馬鹿しさを存分にたのしめました。 意外とアクションシーンも楽しかったし、元祖イケメンのブラピもいい味出していました!
オープニングの晴れた草原で歌うシーンは、まるで天国のようだ!素敵な音楽の力が人々を力づけ、団結力を高めるのだなと思うほどの素晴らしい作品でした。 有名な楽曲がたくさんあり、思わずメロディーに乗せてハミングしたくなるほど!
ブルース・ウィリスはいろいろな変装をして面白かったが、冷酷な伝説の殺し屋には見えなかった? ただ安っぽい善玉ものと比べると、悪者としてみた場合彼の役柄は新鮮だった!
初七日で帰った実家が何かおかしい?何か霊的なものがいる!といった恐怖を描いたホラーだが、その背後にいるのは人間であり、霊より恐ろしいのは人間であったという展開が意外だった。台湾ホラー映画ではシングルマザーの登場が多い。
主人公たちが過酷な試練に耐えて進んでいき栄光をつかむ展開は、王道だけど素晴らしかった! 映像は流石の出来で、リアルな迫力とゲーム的な迫力が共存しレース場面の迫力はとんでもなく高かった。
だいぶ前の映画で瞬間移動を扱ったエンタメ的な題材ながら、斬新さが足りなかった。 でも、クライマックスの戦うシーンはなかなか凄かった!
破天荒な人生と煌びやかなモード界などファッションの専門性に特化しすぎることなく、ニュートラルな視点で開かれた良作だった。 異才ジョン・ガリアーノのデザインの系譜を楽しめて良かった
話の筋は通っているが、全体的に暗すぎるし演劇ぽさっを感じさせる作品だった。 ジャンル的にはサイコサスペンスだが、ニコラス・ケイジのイカれた狂気演技が良かった!。
2025.03.11 投稿
性的虐待、アルコール依存症や若年性認知症で記憶をなくしてしまう男など内容はハードだが、新しい映画表現のスタイルを模索しているような作風の映画だった。
にゃんこパラダイスの美しさと猫の可愛さだけでも癒されるし、彼らと共に人生を慈しむ人々の姿から現在のマルタ島の「猫文化」が理解された。正に猫と人が共存する「奇跡の島」だ。
女性版ゴーストバスターズのような感じに、ホラー的怖さを付け加えた印象の作品でキャラ一人一人が魅力的で結構面白かった!年配の女性たちが主人公というのもちょっと新鮮だった。
バービー人形の実写化は可愛いだけの映画と思ったが、意外と現実的なジェンダー平等や自己受容の内容もありメッセージ性はかなり高めの作品だった。ピンクの世界観が素敵!
おバカなコメディかと思ったら、意外とほろ苦い味わいのある作品だった。役者さんたちはいずれもアカデミー受賞者もしくはノミネート経験者で、絶妙な演技でやり取りを見せてくれました。
振られた男性を追いかけて女性が放浪する姿はジプシーのようで、放浪民族ロマの風習や音楽が堪能できる作品。アーシア・アルジャントの体当たり演技も印象に残りました。
個人の投資ストーリとして地味になりそうだが、主人公と彼に賛同する人たち、敵対する人たちの物語のバランスが程よくて痛快娯楽映画として楽しめた!
強盗すること自体より人間関係に重きを置いた作品だったが登場人物に魅力が無く、ストーリーも途中まで良かったが、全てが中途半端でイマイチだった。惜しい感じの作品。
ほぼ全編タクシーの中だけで一本の映画が成立するのは面白かった!独特な臨場感があり、まるで自分もそのタクシーの後部座席に座っているような気分にさせる映画だった。
ホラーとコメディが融合した独特の雰囲気が魅力の映画だった!リアリティを追及した番組なので ゾンビ役の皆さんや、一般人役の皆さんの演技は真に迫るものがありました。
美しくのどかな風景のすぐ隣では大量虐殺が行われ、戦争の残酷さを戦闘シーンなどの直接描写なしに描ききった異色作。そこで何が行われているのかを知っていても、そこには目を向けず自分の生活を守るため、無関心という名の暴力を描ききっていた。
肉体の限界に迫るような、殴る蹴るのアクション満載で ゴヌとウジンのヒーロー感が実に良かった!時折見せるコメディに笑えるし、徐々に引き込まれていく展開だっただけに主演キム・セロンの途中降板が残念だった。
設定の斬新さとアイデアも面白いがサスペンスとしても二転三転し、なかなか見応えがあった!前作には無かった恐怖の演出も堪らないし問題なく楽しめる作品になっていた。
シリーズ当初の驚きは無いしストーリーも厚みも無いし、謎解きやカラクリが少ない上に、代わりにちょっとカーアクション的なものが多いすぎる気がした。丁寧に作ってはいるけど、やっぱりこれまでのインディ・ジョーンズではない作品。
DCのヒーロー映画だったが、優れたファミリー展開物語で素直に楽しめる作品だった! でも思った以上に人が死んだり怖い演出があったのでダークな演出もエッジが効いて良かった。
怖い!犯罪者である主人公に共感してしまう危険な映画だった。彼は弱き者に代わり、警察も手を出せない犯罪者たちに犬たちの助けを借りて裁きを下すドッグマンだったのだ。ラストは爽快感があって良かった!
序盤から凄まじいアクションの連続で、それなりに面白かったがスケール感が物足りなかった!「ダイハード2」のレニー・ハーリン監督に期待したがアクションを魅せるためだけの物語になっているのが残念なところ。
ホラーにありがちな不気味感やグロいシーンは少ないので安心して見れたが、怖さを演出しきれてない作品だった。原作のゲームをプレイしてたらもう少し楽しめたのかもしれない?
一見平和的に見える人々の生活に隠された、異質で恐ろしい秘密を描いたミステリ―仕立の作品で女性の怖さが伝わってくる感じの映画だった。実話に基ずく内容なのでその展開とラストに幻惑された。
撮影も素晴らしく雰囲気や景色も良かった!特に2052年の近未来の世界観はありえそうなものばかりで、横断歩道のシステムとか家じゅうがスマートホームになっていた。
2025.03.03 投稿
”原爆は戦争の早期終結を促した”と誇りを口にする人々・・・一方で多くの人々を殺戮した“原爆”に関与したことに逡巡する者もいる。そんな様々な声が行きかう中で原爆に対するアメリカ人の考え方がよくわかる作品だった。
インド版二重スパイものだったが、スパイものに必要なスリリングさが足りなかった。 尾行するシーンがあったが、あんなに近くで大勢が追っていたらバレないのかね?
前作より不死身なのか人間っぽいのか分からないゴーストフェィスの残酷さが増して怖くなっている。でもティーン向けの王道スラッシャーホラーなので、身構えることなく気楽に楽しめました。
サスペンスだけどテーマとストーリーの絡ませ方がイマイチで、現実なのか夢なのか?短編なのでイメージ先行で分かりにくい仕上がりでした。
予想以上のアクションとコメデイストーリーは楽しかった!華やかなスターのスタントマンが主人公で彼の仕事をみてスタントマンの仕事が好きになりました。
一人二役の女優さんは頑張っているみたいだけど、上流階級の有閑マダムとコールガールを演じ切るには大根役者風なので、せめて立ち振る舞いで演じ分けてもらいたかった。
ストーリーよりも雰囲気的な作品で、思わせ振りで意味深な会話やモノローグが大半を占めている。特に怖いと思えるようなシーンもなく、時々思い出したようにジャンプスケアで驚かせていた。
主人公の目覚めた能力が徐々に出てくるのは、何が起こるのか分からなくて面白かった! 歯が抜けたり、爪が折れたりとグロ過ぎで、サスペンスとホラーがミックスされた作品だった。
中盤の逃走劇でドキドキし、後半の脱出劇でハラハラし、シューティングゲームを彷彿させるアクションは臨場感があって抜群だった!社会的なメーッセージ性も素晴らしかった。
フェルメールの絵の時代背景や技法の解説が 美しい映像とともにたっぷり観られた。 全てが絵画のような色彩が美しい映画で、時代が変わっても天才の作品は愛され続けるんですね!
メキシコの日常をリアルに描いてある内容で、型破りな先生に夢や希望を与えられ、その夢がメキシコの貧困層家庭という現実に押しつぶされそうになっていくところが切なかった。校長先生のキャラクターも素晴らしかった。
失踪、記憶喪失、生きていたという奇跡の3点セットで、最後に魅せる映画の素晴らしさ を感じさせた作品。ビクトル・エリセ監督ならではの、かなり芸術性のある映画だという印象があった。
ホラーには珍しく人物描写が良く出来ており、ストーリー展開も良くなかなかの怖さがあった作品。ただ効果音で怖がらせていたシーンが多いため、もう少し映像で怖がらせて欲しいなと要望!
テンポがいいし、終盤に向かうにつれてどんどん面白くなっていき、エンタメ性もありかなり見やすく面白かった!70?80年代の雰囲気も懐かしい感じがしてよかった。
ホテル周辺の美しい風景と、抑制の効いた演技は実に品が良い作品。 また大人の恋愛に対する戸惑いや、家族との呪縛と人生に対する悲哀が感じられてしっかりとしたヒューマンドラマに仕上がっていました。
世界を救うため誰かを強制犠牲にするという荒唐無稽なお話で、連続する不可思議な心理戦からのラストはお見事!シャマラン監督ならではの手法で観ていて退屈しない作品だった。
ドイツ発のファンタジーは、子供と一緒に見るとちょうど良いドラマだった。CGによる異世界の見せ方やクリチャーのデザインはイマイチの出来だけどほどほどに面白かった!
初めて見たサウジアラビアの映画は新鮮で、全体の流れや登場人物のポンコツさも凄く良かった〜。アラビアンウエスタン風で、ブラックユーモアも満載で全体的に楽しめた作品でした!
赤いコスチュームに神秘的でセクシーな美しきファイターが魅せるアクションはカッコ良かった!野獣ボブ・サップの巨大な肉体が発する強烈な存在感も圧倒的だった。
アニメーションは美しく登場人物も魅力的で悪役もいないので、家族で見るのにぴったりな作品だった!戦争で希望を失った町の人々が、ピーターの頑張りを見て徐々に変わっていく展開が素晴らしく、象との交流も微笑ましかった。
だいぶ太ってしまったものの、セガールアクションは健在でテンポが良かった。 しっかりアクションを見せつつ、ストーリー部分も悪くないが、このパターンはそろそろ見飽きてきました。
予想を裏切るダークファンタジーで、程よいテンポと世界観で最後まで飽きずに見られた。怖くはないけど、それなりにびっくり驚いたりしたシーンがあり意外と深い物語で面白かった。
1回目に失敗した後、失意の中でもすぐに再起して数日後に再挑戦するというスピーディーな展開と、孤高の挑戦を続ける主人公の姿に心打たれた。ディズニー印のスッキリしたスポーツ感動ものでした!
新キャプテンは翼で空を駆けめぐる空中戦を始め、これぞマーベルというド派手アクションに予測不能なストーリーが展開されて面白かった! ハイライトは洋上の空中アクションで、戦闘機から発射されたミサイルをキャプテンが盾と翼で瞬時に迎撃するシーンは迫力があった。
アルカトラズ刑務所で何があったか知りたいのに、半分以上関係ない話が続き物語の展開が遅かった。キャッチコピーには『実際に起きた逸話を元に描くミステリー・ホラー』とあるが、ここで描かれているのは刑務官や所長の汚職や犯罪であった。
ちょっとアブノーマルな面を持ち合わせている3人の関係が何とも言えず、最後まで危うくて落ち着かない見せ方が良かった。テニスの試合の見せ方も面白く、臨場感と迫力が伝わって凄かった。
直接的な潜水艦同士のドンパチシーンは少ないものの、核ミサイル発射迄のスリルと緊迫感が続いて見応えがあった!ソナー担当兵がじりじりと苦い選択を強いられ続けるところが、潜水艦映画のサスペンス感を強めていた。
爆弾処理はもちろん、いつ爆発するか分からない緊張感と臨場感を感じられる映画だった。ジェレミー・レナーの型破りで少し狂った感じもいいし、リアルなドキュメンタリーを見ているようだった。
まさかのジャガイモ開拓史映画だったが心を揺さぶる感動良作だった!粗野ながら感情を抑え、複雑な内面を巧みに演じる渋いマッツ・ミケルセンの演技が堪能できました。
北欧テイストのシンデレラは美しい雪景色とオーロラが描写されており、自然にファンタジー感が楽しめた。本作のシンデレラは勇敢で頼もしくて魅力的なので、少し頼りなげな王子様が惚れていくとこもよかった!
2025.01.28 投稿
お化けの怖さが足りないしラスボスもちょろいし、シニアバスターズの活躍はうれしいけど最後市民に囲まれ賞賛されて、テーマ曲がかかるところしか見どころがなかった。 本来は怖がりながらも笑える超エンターテインメント作品のはずなのにちょっと真面目すぎて面白みにかけた。
アメリカ人監督によるウルトラマンはしっかりアメリカナイズされていて、アメコミ映画を観ているような気持ちで観れた。日本の街の描写は丁寧で日本文化へのリスペクトを感じられる描写が多くてよかった。
大人のビターなラブストーリーと思っていたら、現実的なモラハラやDV問題と真正面から向き合った内容だった。伏線になるようなセリフがかなりちりばめられていて、ラストで一気に回収されてスッキリした気分になりました。
熱砂の荒野で口の中がジャリジャリしそうな埃まみれな世界観が凄かった! 意外にも丁寧なストーリー描写があり、ジョージ・ミラー監督の比類なきビジュアルセンスと芸術的なアクションの魅力が堪能できた。
歴史アクションというよりCG、VFXを駆使した巨大獣も登場しSFチックな迫力が凄かった!新キャラクターも魅力的だったし若手俳優の生き生きとした演技は見応えを感じた。
殺人犯の猟奇的感じと狂気も良く表現されていて緊迫感があった!シャマラン監督ならではの大どんでん返しもなく手堅いサスペンスという印象。ライブの臨場感が凄かったが、歌っているアーティストはシャマランの実娘で親バカ映画?
新しいクリスマス映画としてとても面白かった!思ったよりSF味が強いファンタジー作品でアクションあり家族愛ありで、ファミリーでも楽しめるクリスマス映画で夢と希望に溢れた久々の感動作!少年少女の心で楽しく見れました。
大富豪の誘拐された娘がヴァンパイアだったという新しい展開が斬新で面白かった! 踊りながら襲ってくるヴァンパイア役のアリーシャちゃんがコワくて可愛い。 痛々しいグロシーンもあり怒涛の血まみれと、ヴァンパイアの死に様にビックリ!
大増殖と巨大化を繰り返す毒グモの未知なるエネルギッシュさに恐怖を感じた! 若手監督による低予算映画みたいだが、アニマルパニックの中にフランス郊外の問題や人間ドラマもあり内容がとても深かった。
コメディありのスパイアクションは斬新な演出が多く、予想を超える展開で結構面白かった!途中まで誰が敵で誰が味方かどんでん返しの連続で何度もハラハラさせられた。好き勝手にやっているマシュー・ヴォーン監督らしい作品!
CGや舞台装置の効果で圧巻のファンタジーとパフォーマンスが楽しめた! 二人の魔女を演じたマリアナ・グランデとシンシア・エリヴォの心地よい歌声とソウルフルで力強い歌声は素晴らしく、感動的なミュージカルだった。
主役俳優の完璧に仕上がった肉体と凄いアクションは一見の価値あり! マーベル映画なのでスーパーパワーを期待したが、ランボー的な生身の凄さしか感じられなかった。
怪物にされた両親のビジュアルがかなり可愛らしい!ダイナミックで繊細なCG表現は風の感触や木々の香りまで伝わってきそうなほどクオリティが高く没入感があった。 シンプルな構成でミュージカルやギャグも楽しめ、親子の絆も感動的でした。
トランプを悪者扱いする映画ではなく、視点はとてもフェアで「トランプ立志伝」を大胆に描いている。新大統領の若き修行時代を描きながらトランプの変貌ぶりに圧倒された作品。主演のスタンの演技もはまり役で、メリハリの効いたエピソード構成も良かった!
善と悪がはっきり分かれており、主人公の正義感と復讐心が前面に出てシンプルにアクションとストーリーが楽しめた。 ジェイソン・ステイサムのファンはたまらなくスカッとした気分になる映画で後味も良かった。
フランスらしいコメディにしなやかなアクションは割に良かった!女性バディモノなのに下品な下ネタが多かったので魅力が半減した。ニースのロケーションが最高に美しかった。コメディ寄りだったが環境問題に対しては真面目なスタンスの作品だった。
豪華キャストで大きなアクションを期待したのに、見せ場もなくどこか物足りなさを感じた作品だった。スパイ映画なのにリアリティも無くコメディ寄りな感じで話も平凡で豪華キャストが勿体なかった。
アメリカ版ゴジラは日本版より迫力があり気楽に見れて良かった! ゴジラとコングが共闘して敵と戦うというあり得ない演出には無理があったが、荒唐無稽もここまでくれば気持ちが良く見れた。
ロケット発射シーンが壮観だったし、月面着陸の裏側が知れてとても楽しかった! 当時の車やポップなファッションの再現もあり、全体がコメディタッチで良かった。 バービー人形のようなスカーレット・ヨハンセンがハマり役で可愛かった。
二人のハチャメチャヒーローは相性が抜群!好き放題やって、ぶっ飛んでて最高だった。 登場人物が多すぎて若干忘れてるキャラも多数あった。ブラックジョークがかなりしつこかった!
人質にされた人たちの電話越しから伝ってくる空気感が、逃げ場のないヒリついたライブ感を押し付けてくる!悲惨な事件についてのドラマが緻密に描かれており魅了された。 悲痛で衝撃的なラストでした。
続編はグロさもレベルアップし、言葉を使わずジェスチャーだけで演技するアート・ザ・クラウンの残虐さは正に気狂いピエロだ!ただひたすらグロイだけの映画で斬新さは感じなかった。外国産ホラー映画はおびただしい流血が多すぎる!
マーベル映画では珍しく、ミステリー風ドラマが主体の作品になっていた。 敵役が手から神経毒を出す悪スパイダーマンみたいな感じで結構アクションが楽しめた! これまでマーベル作品は超絶ヒーローばかり見てきたので本作は地味な印象の作品だった。
フィクションながら、近未来で起こり得るかもしれない内戦による分断がリアルに描かれ、暴力と恐怖が支配する世界が衝撃的!極限状態での人間の選択や行動に考えさせられる一作で全編張り詰めた緊張感が凄まじかった。
食とは一大エンターテインメントだという楽しさを存分に堪能させてくれた作品だった。 月明かりだけの自然の中で、一日を終えた二人が心からリラックスし語り合う姿がとても美しかった。
3つの話はそれぞれ独特の世界観があり、いい意味での気味の悪さや不可解なカオスがあってすごく引き込まれた。失ったものを取り返すために人がだんだん壊れていく狂気が良く表現されていたが少しグロかった。
ポッチャリ猫は怠け者で食いしん坊でふてぶてしいけど、愛くるしかった! 突然の親子愛ヒストリーでキャット愛を感じた。ハリウッド俳優の声優陣は意外と豪華な顔ぶれなので日本語吹き替え版よりオリジナル版の方が良かった。
竜巻から逃げるんじゃなくて、追いかけるという破天荒な人物たちの行動が理解できなかったがディザスター映像の迫力は圧倒的だった!次から次へと展開するスリル感もあり飽きずにハラハラして楽しめました。
シリーズお馴染みの残虐なトラップも健在でハラハラさせるシーンが満載だった! トビン・ベルの演技も圧巻で、ジグ・ソウの人間性や内面に焦点が当てられていたので彼のキャラクタクターに深みが増していた。
実写版は海の中のシーンもリアルで綺麗で、人魚姫のヒレも可愛いかった! デンマークの童話のアニメ版が赤毛の白人で実写版では、なぜ黒人なのか? でもハリー・ベイリーの歌唱力は素晴らしく上手く、歌声に魅せられました。
異様な映画の続編は楽しみでもあったが、予想外の盛り下がりを見せた内容。 新しい時代を切り開いたクレイジーなジョーカーだったのに・・・期待外れのず~っとミュージカルな作品でした。レディ・ガガは歌い過ぎのミスキャスト映画。
どこか違和感のある不思議な世界観が描かれたが、モノクロやハイトーンなどの色使いが主人子のベラとリンクしていて美しかった。映像と音楽がずっと不気味だったのも魅力的。エマ・ストーンの演技も凄かった。
70年代風の映像や手法の作品?果ては役者さんの所作に至るまで、まるでレトロ映画のようなつくり込みで懐かしさもありつつ逆に新鮮だった。 ゴア描写もハンドメイド感満載の作品で、ガンファイトも強いこだわりがあった!
無人島の自然描写がものすごく綺麗だった!ポップでユーモラスなCGアニメーション映画にしては自然のダークな側面もきちんと描かれている作品だった。 たくさんの超カワイイ動物たちが見れてほっこりしました。
飛行機の墜落、水没、そしてサメ急襲!3つの要素をぎゅっぎゅっとコンパクトにまとめた感じで終始ハラハラしながら観れた。海に沈んだ飛行機内での緊張感はよく出ており、ワンシチュエーションながらパニックによる危機感がよく出ていた作品だった。
雄大で美しいアルプスの景色が素晴らしかった!真面目な作風で淡々と描いているが激動の時代に生きたある男の、ある一生を追体験できるような作品でした。 彼にとって愛するマリーの存在が全てだった・・・とても感動しました。
冒頭からしっかり不穏で全編を通してジェームズ・マカヴォイの最悪っぷりが見事だった。後半で真実が明らかになっても単純に逃げれば助かるとかではなく、ねばっこい展開の連続で面白かった。
ハチャメチャで楽しいティム・バートンワールドが炸裂した作品。 前作から36年も経っているのに、元の俳優人がそのまま演じているのが奇跡のようだった。マイケル・キートンも生き生きと演技していました。
主役2人の掛け合いと絡みが最高に面白かった!一見、仲が悪そうに見えてもシンクロ率100%で同じ思考・行動だったりするところが笑えた。 でも派手な見せ場は一切なく緩慢すぎるし、最後のオチも新しくなかった。
サブタイトルに「奇跡」とあるけれど、そんなに奇跡感は無かったような気がする。 共産主義流男女平等ないつものロシアの戦争映画で、戦闘シーンは全て見どころと言える出来で映画として悪くなかった。
途中までは誰が黒幕かというサスペンスフルな筋書きだったが、後半で少々尻つぼみとなり予想の範囲内で真相が読めた!何はともあれ、親の都合で振り回される子供たちが一番、迷惑で可哀そうだよなって話でした。
過酷な戦闘機パイロットの日常を通して彼らが未来に向かって飛行し続ける清々しい映画だ!ギャグのセンスと使う音楽やダイナミックな演出はハリウッド映画のスタイルを彷彿とさせる。映像の迫力もハンパないし素晴らしい感動作でした。
これまでのゾンビ映画の枠を超え、喪失と再生を描いたメランコリー的な映画。 北欧ホラーはセリフ少なめで静かに淡々と進みながら深いテーマを描いていく。 死んだ息子が突然戻ってきた? しかし言葉を発せずただ息をしているだけ・・・切なく苦しい作品だった。
前日譚はエイリアンの恐怖にヒューマンドラマ感も加わって良かった!これまで見れなかった怪物のディティールも顔や口元もはっきり描かれていて何か塊を捕食していた様子も見えた。本シリーズは音に対する演出や使い方が”なるほど”と思わされて楽しかった。
プールの底にうごめく何かがいる!正体がヒトなのか幽霊なのか?水を使ったホラー表現は不気味だったが明らかな姿が見えてしまうとファンタジーになった。 見ている最中に突然大きな音を出されて、たくさんビビらされました。
ポルトガルの避暑地・シントラの街並みや光、建物の壁、森の騒めきが美しかった。 人生の終局を迎えた人の諦めや悲しみが不思議な静謐さを帯びていて、地味ながらも心に染みる物語でした。
監視者の目的と正体は?衝撃のラストとは?本作は観る映画ではなく謎を解くような作品。ホラー要素に脱出ゲームも加わり、ドロドロの人間ドラマもしっかり描かれていた。 そもそもウォッチャーズとは何なのか?まだまだ多くの謎が散りばめられていた作品でした。
実際に凶悪犯を仕留めたスナイパーたちのドキュメンタリーは、淡々とした口調の中にもリアルな迫真性があり、予想外の驚愕ストーリーにもビックリさせられた! スナイパーの仕事は狩りに似ており、こちらが狩らねば相手に狩られるのでした。
集団強姦事件発生から警察の捜査過程が詳細に描かれ、実話を基にした緊迫感あふれる展開がリアルだった!被害者の家族や捜査官たちの葛藤や心理描写も深く表現され、インドの社会問題にも鋭く切り込んでおり人間の闇にも引き込まれた。
残虐でジメジメした雰囲気の作品で、世の中には常軌を逸した人間たちがいて、それを我々の普段の生活と重ねて見せてくれた。 物語が進むにつれて不快感がジリジリと増していく怖い映画でした。 リリー・フランキーの演技が怖すぎた!
2025.01.13 投稿
おできのバケモノが人を食っていくホラーはグロテストだが、わざと金をかけないB級感を出していて好感度が持てた!これまで気味の悪いモンスターやホラーキャラクターが登場したが、本作のオデキモンスターは濃厚なウミ汁噴出で生理的不快指数は200%だった。
ヒッチコックの「めまい」をめぐる映画監督たちの見解の相違やコメントが面白かった。 「サイコ」のシャワーシーン撮影に7日もかけたという裏話も凄い!有名監督同士の対談を通してヒッチコック映画の構造が理解されたドキュメンタリーだった。
近接格闘しまくりアクションで次々と様々な殺し屋が出てきて、一人倒したらまた一人とゲームみたいな展開で楽しかった!スコット・アドキンスの足技のキレが光っています。 ラストのオチがバカすぎて爆笑だった!
ラストのオチがまさかで、最後のどんでん返しを描く為だけに制作されたような作品。 とても優しそうな老夫婦が徐々に不気味さを増していくホラー感がなかなか良かった! 主人公の英語とヒロインのフランス語を織り交ぜての会話も面白かった。
10代の映画なのにキラキラ感がまるでなく、思春期の若者たちの破壊的な衝動をリアルに描いた虚無作品。両親の愛情に恵まれずドロップアウトしてゆく若者の姿が切ない。 そんな主人公たちの寒く冷たい感情がひしひしと伝わってくる・・・冷たい水だ。
罪を犯した自分たちの子供は罰も受けず、罪も償わず、 何も無かったように生きていく…。ひねくれた親たちが延々と陰鬱な会話と舌戦を続けてバカ親どもの狂気を感じさせる映画。バカ息子の罪の内容は思っている以上にヘビーなのに、その割には軽い終わり方だった。
韓国社会の闇の部分も描かれていて、だんだん真相がわかっていく感じが良かった。 子を想う母親の必死な姿・・・母親役のオム・ジウォンの狂った演技がとにかく素晴らしい! 切ない話だけど良くできたサスペンス映画でした。
ストーリーの流れやラストもしっかりしていて、音楽と映像も美しく官能的なミステリーを最後まで楽しめた!ヒロインのイヴォンヌ・ストラホフスキーは、白い闇の女というよりは白い服が似合う不運な女って感じだった。
当時のモータースポーツ大会を見られる貴重な作品であり、3つのレースが描かれていて飽きることはなかった。特に最後の過酷なサファリ・ラリーはアフリカの景色を十分に堪能でき、レースの終了後は何故か達成感を感じた映画だった。
ダムの洪水シーンは大迫力だった!難事業に挑む昭和の日本人はとんでもないプロジェクトを成功させていたのです。今では考えられないスケールの大きさや危険をかえりみない役者魂を感じる作品でした。
裕次郎のダークなストイックさを魅せた日活ムードアクションの傑作!伏線の巧さとクライマックスの衝撃も素晴らしかった。ギター弾きながら歌うシーンが散りばめられてるが、演奏も歌声も良くて粋な雰囲気に引き込まれました。
ミニオンの可愛さに歌とダンスがマッチし楽しかった!グルーの双子の兄弟も登場し兄弟の絆や家族愛のストーリーもありホッコリした気分になりました。 泥棒家業から一転し いい人寄りになったグルーの活躍が面白かった!
冴えない大学教授がカメレオンのようにペルソナを変える展開が面白く、スリルとアクションにロマンスやコメディの要素が盛り込まれており、主演グレン・パウエルの多彩な芸を堪能できた!エンドロールの音楽も素敵だった。
DVDジャケットとタイトルに惹かれたが肝心のヒロインは美女じゃないし、対決する敵の女もおばちゃんだったのです。エロも無く、アクションも映画自体のテンポも悪くどうにも締まらない作品でした。
若干昔風のノアールタッチでスタイリッシュな映像が良かった!作品の世界観にピッタリのレトロな音楽もマッチして洒落ていたし、オープニングクレジットも無駄にカッコ良かった感じ。
前作からの続編は派手な銃撃戦とカーチェイス、大爆発に笑いもたっぷり増幅され残虐テイスト多めのコメディアクションに仕上がっている! テンポも良くて飽きずに見れたし、最後のオチもなかなか良かった。
組織を裏切った殺し屋の逃亡劇がアクション満載で描かれ、多数の映画祭で高評価を獲得した映画だけの見どころがあった!残忍な殺し屋を演じたアドニ・マロピスのクールな演技が印象的だった。
キャストが豪華でアクションとコメディ、スリルとサスペンスのバランスがちょうど良かった!ド派手なカーチェイスや銃撃戦も魅力的で何も考えずにスカッと見れる作品でした。
亀田大ちゃんの迫力ある格闘シーンを期待したが、任侠風の人情映画だった。 素人だから大根っぽい棒読みセリフもナチュラルで悪くなかった!大ちゃんと男の子の絆が感動的でした。
ブラックユーモアたっぷりなセリフと絶妙な笑いセンスが抜群で、笑いと涙ありの滑稽さの中に悲哀を感じさせる作品だった。それぞれの登場キャラも立っていて、掛け合いも心地良かったし終盤の展開がめちゃくちゃ凄かった!
暗殺者同士の戦いという設定の割には、ド派手な殺しあいもムダな会話やチープな笑いもなく落ち着いた雰囲気で進行していく物語は、不思議な人間ドラマとして魅力があった。 アクションかと思ったら渋い人情映画でした!
三浦友和のヤクザ役デビュー作品ながら銃撃シーはカッコよかった!ロシアンルーレットのシーンも面白かったし いい時代のヤクザ映画だった。改めて見ると当時の友和さんはハンサムでした。
出ている女優さんが全員綺麗で展開も面白かった!クールな中にもユーモアたっぷりで最高のサスペンス、アクション、コメディに満ちた作品だった。ブルース・ウィリスの殺し屋が渋くて素敵でした!
妖艶なダブル美女の登場で期待したがエロス感はほぼ無かったので、それ目当ての人は見る必要が無し!内容はくだらないし結局何も解明されず、思わせぶりな内容の作品だった。悪女が仕掛ける驚異のハニー・トラップにご用心!
韓国版のダークヒーロータイプで、名だたるハリウッド映画に匹敵するような作品! 冷酷な探偵の復讐劇なのに子供たちがメイン脇役として周りを固め、スリルもあり、可愛さもありの絶妙なハーモニーで映画が進行しバランスよく楽しめた映画でした。
シンプルな構成だがストーリーが進むにつれ予想外の展開があり、電話越しの会話劇ながらリアルで緊迫感のあるやり取りが魅力的な作品だった!映像の変化や音楽もほとんどなく通話の音声のみのストーリーはとても斬新だったし想像力を搔き立てられた。
家族愛と若者の旅立ちを描いた名作。若かりし頃のジョニー・デップとまだ幼さの残るディカプリオの瑞々しい演技が新鮮だった!90年代の心温まる素朴な映画という雰囲気でラストの衝撃シーンは非常識でもあるが、あの決断には家族の思いやりに満ち溢れていると感じた。
女カメラマンが毎夜夢に出てきた男への急激な傾倒と執拗な付きまといは、かなり異常で低俗的な不倫劇であった・・・ところがラストではしょ~もないオチが待っていたのには驚き!男のちょっとした火遊びは“大火事”を招く可能性があることを戒めてくれる作品だ。
7人の悪党による欲望むき出しの復讐サスペンスは、どんでん返しもあり面白かった! サバイバルゲームのようなスリリングな展開に、過激な描写やキャラクターの非道さが描かれ緊張感のある作品だった。
戦場のリアルさよりも戦争の本質や "人間らしく生きるというとはどういうことか”をテーマとした物語は壮絶な内容だった。憎悪と憔悴の中で無人の荒野を彷徨うシーンは息をのむほどの美しいシーンだったが過酷なロケを連想させた。
正に見事な脱出劇!敵だらけで四面楚歌の首相官邸から首相を脱出させる展開は史実を基にしたドラマだけにハラハラするスリルと臨場感に満ちていた。 総理を脱出させる為の、あの奇策が実話に基づいているのがすごかった!
捕虜収容所から脱走するのはドイツ軍兵士という設定が良かったが、派手さはないし有名俳優の出演も無くキャラクターも魅力がなかった。英独の指揮官同士の心理戦と知恵比べだけが面白かった!ラストが気になります。
入所から脱獄までのプロセスを淡々と描いているが、看守に見つからないように脱獄用小道具を作る過程がゾクゾクさせられた。脱獄囚クリント・イーストウッドと冷徹な刑務所長役のパトリック・マクグーハンと対峙させる展開も秀逸だった。
この映画は本当にリアルで最後は感動的でした!捕虜生活による髭も髪も伸び放題で、ガリガリにやつれたみすぼらしい体や収容所からの逃亡生活の厳しさをよく表現していた。クリスチャン・ベールが生の虫をむしゃむしゃ頬張る姿が忘れられなかった!
フランス産マーシャルアーツ・アクションはキレがあって良かった。独特なカメラワークで北朝鮮に喧嘩を売るようなシーンもありでなかなか楽しかった!ラストで戦う相手がたいして強くないというか、戦えるタイプではないところが物足りなかった。 初監督作品としては十分な出来だと思う。
2025.01.10 投稿
謎が謎を呼び過去が明らかにしていく展開は良いと思うが、時間軸とか設定が複雑すぎてちょっと混乱気味?になった。殺人シーンなどの惨酷描写は控えめで映像的にもパンチが無くてかなり地味なホラー風味の作品だった。
最高警備の刑務所から木の鍵を作っての脱出劇は緊張感があり、終盤までの脱獄シーンはハラハラドキドキの展開だった。実話だけど凄すぎる!脱獄系映画はスリルがあるので安定的に面白かった。ダニエル・ラドクリフの演技も良かった。
内戦や南北分断など、戦争状態の国はこのような現状なのかと恐怖を感じる場面が多かった!険悪だった北朝鮮と韓国の人たちが同じ文化と言語をとおして少しずつ歩み寄っていく過程が面白かった。ちょっぴりユーモアもあり笑えて泣けて良かった!
シチュエーションスリラーは予想外のアクシデントで恐怖のドン底に突き落とされそうなところがいい~。でも暗い穴の底からの脱出はサスペンスを予想したが自作自演のシーンが長く続きそれほど面白くなかった・・・怖かったのは蛇1匹だけの登場シーン。
太陽系が無くなりそうなので地球動かして隣の恒星まで行こうとする内容は斬新! いろんなメカも出てくるがCGの完成度も高くSF映画としての贅沢が全部てんこ盛りの作品だった。3時間という長丁場でも後半は怒涛の展開で面白かった。中国映画恐るべし!
帰還兵のPTSD問題に切り込み、悲痛なメッセージが込められた一作! あまり知られていない俳優たちが、あまり知られていないPTSDの苦悩を語っていました。 過酷な戦争が軍人にどのような影響を与えたかを示した、素晴らしい映画でした。
前作よりさらに激しい規模の戦いがあり、ランボーがいかに一人で戦うかというのが見どころ!特にランボーの収容所からの脱出は無双の戦いぶりでスタローンの美筋肉とド派手なアクションは、正に一人だけの孤独の軍隊だ!
これぞハリウッド製アドベンチャー映画で、キャストも多様で国際色豊かな映画。 宝探しと疫病を追う2大テーマを絡めたストーリーは見事で、アクションもふんだんにあり楽しめた!ラクダを乗りこなし華を添えたペネロぺ・クルスがとても魅力的だった。
荒くれ者どもの要塞攻略はマカロニ西部劇らしくダイナミックで、なかなか面白かった! クライマックスの大要塞での壮絶バトルは迫力があり、機関銃掃射で敵を一気にバタバタとなぎ倒してシーンは痛快だった。
「荒野の7人」のリメイクで展開は同じだが、今作の7人は人種が多様で各人の個性が良く描かれて良かった!雄大な風景をバックにした迫力ある銃撃戦は見応えがあり、さすがのアメリカン西部劇だった。
闘う前に拝礼し柔術がテーマのようだが、ギャグでもコメディでもなくストーリーや脚本はハチャメチャだったが打撃系の立ち技アクションが多くて楽しめた。 ショッカーの怪人のような着ぐるみスーツの宇宙人がカッコ良かった!
7人のサイコパスを個性派のキャスティングで演じた内容はちょっと笑える楽しい作品だった。結局サイコパスの人たちの考え方は常人を越えていることが理解された・・・それはサイコパスだから。ワンコのシーズーが可愛いかった!
古い映画だが、80年代当時の若者の多様な価値観を普遍的に描いた作品として印象深い。デミ・ムーアなど有名俳優も出ているが青春群像劇としては安っぽいテレビドラマ風の軽薄な感じがした。時代を反映した当時のファッションがカワイかった!
シリーズ4作目にしてキャストも一新されたため、ほぼリブート版的内容だった。 ラストのシーンはオプティマス・プライムが激しい戦いに勝利し地球を救う場面で締めくくられていたので次作への布石となり、シリーズの新たな展開を予感させた。 新しいオートボットの恐竜がカッコよすぎた!
絢爛豪華な舞台や衣装に加え壮大な伝記映画は濃厚で、3時間超の物語でも面白かった! 本物の紫禁城での幼き皇帝の即位シーンは目をみはるものがあり、栄華を極めた帝国の影と末期の退廃を感じさせる。 最後の皇帝はお飾りのごとくに祀り上げられ、激動の時代に翻弄されていく姿は切なかった。
2024.12.23 投稿
予想を裏切る展開が多く、だます側が実はだまされていたという二転三転するどんでん返しが面白かった!ゴア描写もなかなかのもので最後まで飽きさせない見せ方が実にうまかった!
支配的な父親の態度が恐ろしいし、歪んだ家族愛と母親の子供たちに対するマインドコントロールの恐ろしさが感じられる作品だった。実話ベースの事件ながら逃走中に通りすがりの人たちを次々と殺していくこんな一家には救いがないように思えた。
一応ホラーコメディなんだろうけど全く笑えない内容? ロン毛が多過ぎの着ぐるみ狼男とチープなグロ描写でとにかく安ぽっいCGも加わり全体的に下品な感じがあった。 良かったのはオープニングとエンディングの曲くらいかな・・・。
金儲けを企む人のせいで巨獣化され、破壊の限りを尽くす巨獣たちのバトルに圧倒された!巨獣の大乱闘シーンはオールCGとはわかっているけどリアルでよく出来てると思う。 ザ・ロック様の圧倒的な筋肉とゴリラとの友情関係も見ものだった。
日本のA級戦犯は裁かれたが天皇は有罪か無罪か!?終戦直後の物語を通して日本独自の精神や天皇についてのデリケートな部分も描かれ見応えがあった!日本に対するアメリカ視点の描き方もきちんとしていたし、日本側のキャストもいい味を出してなかなか良かった。
全編ダークで不穏な雰囲気が漂うサスペンスで、猟奇犯ケビン・スペイシーの存在感がすごかった! 七つの大罪をモチーフにした猟奇的な事件の展開と恐怖のアンバランスさが魅力的でラストがあまりにも衝撃的であった。
史劇としては軽めだが、噴火の凄さはもちろん大災害を忠実に再現している! 若い男女のラブストーリーをスペクタクルを絡めて描いた物語は実に見応えがあった!
2024.12.20 投稿
サスペンスよりオカルト寄りで、ハロウィンの夜の薄気味悪い雰囲気にハットさせられた!たまに出てくるホラー演出も定番で盛り上がりに欠けたし、興味を引くシーンは多くあったがテンポが悪くイマイチの作品だった。
そんなに面白くないが気合を入れた残虐グロシーンにはことごとく無駄なボカシが入っていたB級映画だった。ミイラ復活の映画というよりはゾンビ発生映画のようで、特に山場はなかったがラストのオチはホラーぽくって良かった。
封建的アメリカの田舎で父権に抑圧された思春期の少女たちの制御できない感情が上手に描かれていた。七つの大罪でキリスト教をネチっこく絡ませていたがそれほど深くなかった。学園サスペンスにちょっとホラーを足したような作品だった。
用意周到な誘拐計画が次第にゆがみ始めるストーリー展開は以外にサスペンスフルで予想外に面白かった!タイトルの完全犯罪には捻りがなく、お互いの関係もお金目的でつながっていただけの危ういものだと気付かされる。
富も名声も恋人も手に入れたパーフェクトマンが、全然パーフェクトじゃなかったお話。 偽りで手にした作家のサクセスストーリーは、バレるかバレないかのスリル感溢れる展開で目が離せなかった。嘘で固めた人生はいつか壊れる!
完全犯罪というほど高いトリックでもなく、スリルも推理もないサスペンスだった。 犯人役の二人も病的でパットせず最後まで冷血であればよかった。 地味でエンタメ感は少なったが二転三転したラストはよくできていた。
出演者といいストーリーといい、全く緊迫感のないB級クライムサスペンス。 FBI捜査官のミスは多いし犯人も間抜けなタイプでこれといった見どころがなかった。 ヨット爆破シーンもお粗末なCGでしょぼかった。
2.0
ドルフ・ラングレンのアクションを期待したのに、完全に落ちぶれた元暗殺者役で有能感ゼロの役回りでガッカリ!内容も地味で低予算映画ならではの趣あり。一番の失望ポイントはパーケージの説明文やタイトルが内容とかけ離れていた「ジャケット詐欺」作品だった。
タイムスリップものだが時代劇と現代の配分がいい感じでマッチし、いいお話だった! 頭の良いピュア女子とおバカな誠実男子の恋のかけ合いも良く、可愛くて微笑ましい。 韓流ラブコメの素敵な作品だった!
手に汗握るファンタジー世界での冒険を期待していたのに、蓋を開けてみたら問題を抱えた家庭の物語だった・・・その冒険物語は祖父から語られた勇者の物語。 でも少年が祖父から語られた冒険物語で勇気づけられたラストは、ほんのり温かい気持ちになり良かった!
主人公二人の壮大な旅は単なる冒険に留まらず、友情や裏切りと成長する姿が描かれており魅力的なストーリーだった! 多彩な魔法も登場し、特に「六つの魔法」の源泉がダークでリアルな要素があり、それぞれが物語に深みを与え見応えがあった。
古代の秘宝を探す冒険にと聞くと一瞬期待に胸躍ったが、退屈さが漂う作品だった。 有名な監督・画家・詩人を登場させているのに少年少女的な冒険譚で、ため息しか出なった。ラストのスペイン内戦シーンも無駄で取ってつけたようだった。
美しく壮大な冒険物語と思いきや、冒頭からいきなりドイツの爆撃機がイギリス上空に空襲を始めるシーンには驚き!そして衣装ダンスの入り口からナルニア国に迷い込んでいくあたりから壮大なファンタジーに引き込まれる。登場したクリチャーもおとぎ話的なイメージがありダークな暗さがみられなかった。
世間の噂を操るという怪しい詐欺集団がそれぞれの特技を活かし奇策を凝らす様子が大変面白かった!コミカルな前半から、ラストで最後の大仕掛けが展開する巧みな演出とストリーテリングも素晴らしかった。
時代背景が唐時代の設定で、この時代に多くあったマヤカシの世界観が凄かった! 中国版シャーロック・ホームズっぽいミステリーもあり、特に派手なワイヤーアクションと殺陣も見事な出来だった。
ロシア版アナ雪は音楽の雰囲気が民族調で新鮮だった。冒険シーンの雪崩や火山の噴火、魔法の爆発などアニメの完成度も高くロシアアニメの巨大な進化を観ることができました。ゲルダも前作より可愛く成長していました。オコジョもカワイイ!
おむつ姿のタフィーがキュートで可愛いし、ジェリーのいつものドタバタが超楽しい! 雪の妖精も登場する壮大なスケールの大冒険が展開し、ロードムービーさながらの心温まるストーリーが良かった。
雪の女王から弟を取り返しに行く道中の出会いや冒険が意外と面白かった! ナルニアの世界観もあるロシアアニメは結構綺麗な3Dアニメで、アナ雪より先に作られたがトローㇽの鼻の長いデザインはなかなか良かった。
世界遺産カッパドキアの洞窟の光と影のコントラストはまるで絵画のような美しさだ! その美しさの中で人間の心の暗部を見つめたドラマは恐怖とメランコリーを引き起こす。 それはいつか自分も、自己喪失寸前の登場人物たちのようになるかもしれないという不安だ。
美しいビジュアルと音楽、魅力的なキャラクターと世界観 そして感動的な物語はさすがのディズニー作品!全体を通して爽やかで清涼感のある音楽と美しい景色がいっぱいで、映像を見ているだけで寒々とした冬の空気を感じることができた。多くの人々に愛される作品!
ウクライナ製冒険ファンタジーはハチャメチャな流れで学芸会ぽく、お子様向けの作品だった。舞台が7つの映画スタジオという設定が新鮮で「不思議の国のアリス」調の感じなのでピュアな子供目線で見れば楽しい映画かも!
なんともピュアで鮮烈な愛の奇跡の物語・・・これは隠れた名作だ! スペイン映画ながら全編を彩るのはひんやりとした透明感と哀しい余韻。 全体的に叙情性があり北極圏の沈まぬ太陽の表現は美しかった。
ゾンビ映画とミュージカルというミスマッチが斬新!こんなにも人が死ぬミュージカルは見たことも無く、歌いながらゾンビをぶちのめすシーンに心が躍る。 若者が明日に向かう青春映画なのに、ポップかダークか分からん対比がアクセントになっていて面白かった。
迷える大人たち一人一人の顔を映し出した群像劇は、少々退屈ながら素晴らしかった。 3姉妹のシンプルな物語を通して、日常に溢れるシリアスな問題がコミカルに描かれてつい笑ってしまう 。アレン作品の中でも一、二を争う笑いがいっぱいの名作だ!
美しい海の映像とアップテンポなノリノリの音楽で楽しい雰囲気の映画だった。 未知の海へ飛び出す少女の覚悟と勇気と冒険!ディズニーらしい歌と映像が楽しめました!
人はなぜ権威に服従してしまうのか?戦争や虐殺、いじめや虐待など自分ではやらないと思っていることが実験では65%もの人がやってしまうという結果に驚愕する!実験は単純だったが恐るべきほど奥が深い映画でした。
淡々としたストーリー展開と静かな演出ながら、ナチの戦犯を追う主人公の熱い執念が伝わってくる映画だった!内部に裏切り者がいると分かっていても絶対に捕まえるという強い執念がカッコよかった。歴史に残すべき作品。
ナチス戦犯の全貌を伝えるための強制収容所の映像が随所に使用されているので、どんな映画作品より生々しい破壊力を伝えていた。ナチスのユダヤ人たちに対する蛮行の数々とはどういうものだったのかを改めて知ることができる映画だった。
墨絵のような雪景色で杉に降り積もる雪が美しく音楽も抒情的で、良質な社会派ミステリーだった。登場人物がそれぞれ魅力的で、ラストにかけてのイーサン・ホークと工藤夕貴が素晴らしかた!
友のために地上8000メートルのデスゾーンに向かった命がけの友情に胸熱くなる! 凍傷や高山病、雪崩など美しさだけではない山の恐ろしさを知る映画であり、家族があり救助を拒んだ人たちを”冷たい”などといった扱いは絶対にしてほしくない。
遠隔操作ロボットを通しての遠距離ラブストーリーは距離と格差を埋める純愛寓話としてユニークでアイデアが新鮮だった。 上からのドローン目線ではなく、地べたを這い回るクモ型ロボットだけに視点が低く妙に人間さを感じた。
シニカルな笑いが満載の面白いおバカ映画でした。ロードムービーとしてもファミリームービーとしても最高のコメディで能天気な映画でありながらドス黒い笑いに包まれたブラックコメディが楽しめた!
男たちの夢と青春と人間ドラマを壮大なスケールで描いた素晴らしい実話!戦争シーンもスケールが大きく迫力があってよかった。日韓の複雑な関係を考えさせる良い作品でした。
前半はホラー要素があったが、謎を解き明かしていく後半30分の畳みかけは流石のポアロ映画でした。画面が暗いシーンが多かったので水の都ベネチアの美しさをもっと見たかった。アガサ・クリスティの作品は人間の醜さを表現するのが上手です!
ゾンビの襲撃や人肉食いシーンを期待したがゾンビは登場せず、姿を見せない殺人鬼が次々と観光客を殺していく風変わりなスプラッター映画だった。 せっかくの美しいリゾート島なのに暗い場面も多くゾンビ不在のゾンビ映画でした。
ゾンビ映画ながら社会派の設定で意外と真面目な作りになっており、パークの裏事情や 人間の持つ残虐性や本性が垣間見えて意外にも楽しめた。予想を裏切る良作で当たり!
最高にダメ男の主人公がおべっかや嘘八百を重ねていきながら、状況がいい具合に裏返しに好転してく様が面白い!これまでのゾンビ像とは異なり思考や行動も死ぬ前とあまり変わらないという珍しいタイプのゾンビが登場し珍しかった。
ゾンビ映画らしくグロさとかはそれなりにありカーアクションのスピード感やバイオアクションも良かった。恐怖を煽らずコメディ要素もあって強力なゾンビをVRで遠隔操作して戦う所が素晴らしかった。
圧倒される群衆映像のカメラワークが現代の暴動を捉えていて臨場感があった。 見始めると怒涛の緊張感が続き、本当に暴動の渦中に飛び込んだような気分になる映画体験ができた。これはフィクションではなく実際に明日にでも起きるかもしれない恐怖感も感じる。
売れないアーティストの悲しい部分や陽があたることがない世界で、もがき苦しむさまが切なかった。全編フォークソング満載の映画なので映画を観ているというより、音楽を聞いている感覚の映画だった。
雪に閉ざされたカナダの自然や風景を含めた映像も素晴らしく、とても素敵な作品でした。タイトルの通り絵の具が愛を描き、愛に囲まれた生活はとても豊かに見えた。 イーサン・ホークが気難しい男を見事に演じていました。
解くか死ぬか!難攻不落の脱出ゲームは制限時間が迫る中で「死に直結」する状況が非常にリアルで恐ろしい!ピンチの中で各々が知恵を振り絞ってピンチを乗り越える団結力や友情もなども素晴らしかった。
西部劇なのにアクションもなく人道ドラマでもなく、とても分かり辛い作品だった。 戦争は人を変え美しき姉妹を兵隊たちが襲うが恐怖感が少なく平凡な映画でした。 ただ奴隷の女性が最後に言った”この世界は怪物だらけ”というセリフにジーンときた!
全体に醸し出される暴力の雰囲気と、登場人物の負のオーラが伝わってくるような映画だった。悪い警官が悪いことして、破滅一直線で救われない男が破廉恥に泣きわめいても誰も助けてくれないのは当たり前だ。ニコラス・ケイジの不安や怯え孤独感を抱えた演技は上手だった。
”心霊現象は恐怖心が生み出したものである”という説を元に、人工的にネガティブ感情で心霊現象をひき起こすストーリーが興味深かった。事実を基にした信憑性が加わったスリラーでもありホラーでもあった作品。
室内だけの一つのロケーションなのに、緊張感あふれるストーリーで最後まで飽きずにハラハラドキドキして見れた!侵入した犯人と家主の攻防戦が見どころで、命がけで娘を守る母親の奮闘が印象的だった。若き日のクリスティン・スチュアートが可愛らしかった。
巨大クモの襲撃はリアルだが全然怖くないし、コメディ寄りの面白いパニック映画だった。巨大なクモが暴れてもグロシーンが控えめで流血描写も無く子供も安心して見られる作品で下手に難解な映画よりストーリーにひねりがあり、素直に楽しめた!
カット無しのワンカット撮影の撮り方で、2時間中ずっと物語が展開され続けていた感じ。 現実と妄想が交差するストーリーは主人公の不運と精神的ダメージを描いており、主役マイケル・キートンの現実と相まって印象深かった。
殺人鬼の生活と暴力描写を淡々と映していくカメラクルーたちの映像は妙な感覚になる。 表現の自由というのはわかるが、これは”ありふれた事件”ではないほどのヤバイ描写、これはフィクションだという事を忘れてしまうほどでした。
スナイパーの過酷な任務や狙撃時の緊張感がスコープを通してリアルに伝わってくる。 まさに一撃必殺で仕留めるその緊張感がたまらない!パッとしたところがなく地味だが良い作品だった。
限られた空間で育てられた子供たちが”何かがおかしい?”という異常さに気づいた時から、その理由がわからないところに面白さがあった! 自由はないが下界からは守られているというディストピアな閉塞感と、この生活の先にある子どもたちの恐怖がジワジワと伝わってきた
前作のヴィン・ディーゼルからアイス・キューブの主役交代でもの凄い格落ち感があった。トリプルなXゲームよりも銃を使ったアクションが中心となっており派手なだけが売りのB級感いっぱいの活劇で、とやかく考えずに見るにはいい作品だった。
アメリカの広大な砂漠で、順応するか死ぬかという究極の環境下で繰り広げられる人々の過酷な暮らしと大自然の力に圧倒される!不審な侵入者との鉢合わせや真夏の停電など次々と起こるトラブルにハラハラしました。
様々な人たちの運命や禁断のロマンス、裏切りも描かれかなり見応えがあった。 登場人物たちの人生は過酷なものが多く波乱万丈のドラマに引き込まれた。 歴史的セットや衣装や戦闘シーンも頑張っており、女優も美女揃いだった。
ソビエト革命でスターリンが犯した残虐行為を現実的に描いており、とても興味深い内容の映画であった。秘密独裁国家の「偽りの繁栄」を陰影豊かなビジュアルとサスペンスフルなタッチで描き、歴史の闇を照らし出した衝撃の実話だった。
東京から帰ってきた弟は器用な成功型として描かれ、無学な兄は変化に対する適応力が弱く薬物に溺れていく破滅型として描かれている。 土地開発により農村が改造され、都市部から覚せい剤が持ち込まれ大地が汚されていく様をこの映画のタイトルは暗示していると思われた。
若い男女が夢と希望を持ってワクワク冒険する姿が好き!二人のラブストーリも素敵だった。幌馬車の大群が走るクライマックスのランドレースは大迫力で、ジョン・ウィリアムズの壮大な音楽もマッチして良かった。
ベタなアクションとチャン・ドンゴンの孤高で無口な殺し屋がカッコよかった! 各国の名優が揃った無国籍ウエスタンの趣があり、雰囲気のある映像美とソードアクションに見どころがあった!赤ちゃんがカワイイ!
見渡す限りの荒れ地と生臭い欲望が渦巻く中で、純粋に理想を実現しようとする男たちの奔走する姿が素晴らしい!石原プロモーション初期作品でアツき男たちに乾杯の映画だった。
妹が悪党に殺され怒りに燃えたガンマンのお兄ちゃんの復讐劇の割には、淡々としている。敵の計画が上手なのに、無策で突入したお兄ちゃんがボコボコにされるあたりはマカロニならではの暴力タッチが効いていた。とにかく音楽が哀切で良かった!
カーク提督が大勢のクルーの命とスポックを天秤にかけて、一人を救おうとする意志の強さが伝わってきた。しかしスポック役のレナード・ニモイは2本目で引退したはずなのにまた復活とはかなり無理があるのでは?宿敵クリンゴンとの対決シーンがスペクタクルだった!
スプラッタ―描写がグロくてキツいが、兄弟愛をテーマにしたストーリーが深かった。 12歳の少年から見た理不尽で残酷な日常を淡々と映し出した映像は血生臭くて強烈だった。低予算のホラーながら、ある時期の少年のアンバランスな心理に迫ろうとした意欲作とも言える作品。
世界的ブランドイメージの創業期には熾烈な闘争があり、それが現在の世界帝国を築いたことを教えてくれるタメになる作品だった。 主人公のビジネスの成功にかける情熱や、その為なら何でも犠牲にする覚悟を観て胸がアツくなりました!ビジネスに伴うダーティな部分もあり見応えがあった。
悲惨なアウシュビッツ映画というよりも、人間の心の中にある善と悪の戦いを描いた映画。命令に従いヒトラーへの忠誠を裏切らなかった青年が、ユダヤ人への憎しみに同意しなかった葛藤と内なる優しが良く描かれていた。
凄惨な人体実験を進める「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレの悪魔のような所業に戦慄する!そんな悪魔人間から子供たちを救おうと行動する助産婦の激しい攻防戦が描かれており、こんな人がいたとは知らなかった?劣悪な環境で孤軍奮闘する彼女の信念が素晴らしい。
最初の残酷シーンからは音楽も一定で淡々で単調なテンポとなり、ユダヤ捕虜映画のような絶望感も皆無で、面白さとリアリティが欠如した作品。 しかし、多くの人命を救うために命をかけた男の勇気には心揺さぶられた!
刑務所から大脱走を企てる映画なのに興奮やスリルも無く、ひたすら淡々地味の展開で予想外のヒューマンドラマであった。そもそもが皆政治犯だしアクションも期待できなかった。いざ、脱獄という所でも盛り上がりに欠け痛快さのない寂しい脱走劇でした。
前作は2大最強スター登場に少し緻密さがありその分面白かったが、今回の監獄はしょぼく寂しい雰囲気。スタローン主演と見せかけて客を呼んでおきながら脇役的で出演も少なく、内容も薄すぎた感じで演出もキャラクターも全てがつまらなかった。
楽しいはずのヴァカンスが一転し巨大な津波襲来のシーンは圧巻の映像で、世界に自然災害の恐ろしさをよく伝える役割を果たしていた。離れ離れになった家族の絆と愛が奇跡を生む感動的な災害映画で、家族愛を見直したいときに見る映画でした。
不慮の事故によりハンディキャップを背負った孤独な男の生きざまとアツい戦いがなかなか良かった!車椅子の殺し屋というスタイルも以外で、邦題のタイトルには似合わず生活感があり予想外の結末で面白かった。
ストーリーはちゃんとしていたけどドルフ・ラングレンのもっさりアクションや無駄なシーンも多く終始退屈なC級作品だった。 インポッシブルな刑務所なのに、職員は少ないし警備体制もザルで緊迫感も薄めの映画。 唯一チリの女優さんがセクシーでした。
最大の見どころは、やはりトム・クルーズの「限界突破」なノースタントアクション! いずれも目を疑うような危険なアクションに挑む姿は、単なる俳優の枠を超えている! 絶対不可能と言われるCIA本部に潜入し、天井からワイヤーで宙吊りするシーンは名シーンの一つで、汗が垂れて一滴のしずくを手でつかんだ瞬間もハラハラドキドキだった!
史実に基づいた話のようだが全体的にメリハリも無く地味すぎて微妙な作品。 酷寒のなかで黒糖パンを分け合うシーンは当時のロシアの人の生活と気持ちが出ていて良かった!内容に対し脱走特急という邦題は意味不明?
いつもの切れ味抜群のセガールアクションで、スッキリさっぱりする作品! 敵もなかなかのキャラで、スリリングな時間との勝負や大爆破など熾烈な攻防が見どころ。普通はどんなヒーロー映画でもある程度やられるが、ノーダメージでほぼ一方的にテロリストを蹴散らすパターンは最高です。
タイトルの割には全然暴走しないし、バトルもないし圧倒的なパワーも感じられなかった。意外にメジャーな俳優が出ているのに、ただの麻薬がらみ映画なのでテンションも上がらないし、大陸横断鉄道という舞台設定を用意した割には全体の印象は小ぶりな作品でした。
複数の動物一斉襲撃のシーンは、なかなかにスリリング!イタリア映画らしく人間が猛獣たちに襲われ食い殺される戦慄のゴアシーンもあり、妙な緊張感のあるヒョウと車のカーチェイスも見どころがあった。
CGの無かった昔のパニック映画ながら、巨大地震の再現にはお金のかかったセットや物量の贅沢さが感じられる!そして非常時に陥った時に見せる”人を押しのけ自分だけ助かろうとする”人間のダークな部分も描かれており見応えのある群像劇だった。
無敵のタフガイ スティーブン・セガール独特のアクションがみどころ!やる事は滅茶苦茶だけど相変わらずの無敵っぷりで、とにかく手が出るのが早い。 今回は脱獄がテーマだったが「沈黙」シリーズも10作目となると少々マンネリ化か?
2大最強スター出演の期待度MAXの割には、躍動感もなくそれほど見応えがなかった。 キャラクターの背景や設定も今イチだったし、ハラハラドキドキ感の無いアクション映画で頭脳作戦映画なのに最後の方ではハイテクもクソもないドタバタ脱出劇だった。
渋いボギーと美女バコールのコンビが最高で、ハードボイルドな大人の世界が楽しめた! 複雑に入り組んだ犯罪構成は困惑させるが、戦後アメリカの退廃したモラルやヒーローとヒロインの一筋縄でいかない感情のひだをしっかり描いている。 「三つ数えろ」のタイトルの謎は、最後にわかる粋な終わり方であった。
魅惑的な美女と男二人の愛憎劇はサスペンスフルで面白かった!とりわけ黒のサテンドレスに身を包んだリタ・ヘイワ―スがクラブで官能的に歌い踊るシーンは強烈なセックス・アピールを放っていた。 無骨な男役ジョニーを男臭いタフガイ俳優のグレン・フォードが演じていたのも適材適所のキャスティングだった。
新しい土地での修道女の命がけの布教や孤独・愛欲への誘惑や葛藤に心打たれる作品だった。僻地に咲く黒水仙の香りは性的な誘惑に満ち満ちており、かたくなに信仰を求める修道女の姿は美しくも危うさを感じさせるほどであった。
愛と義務をテーマにサスペンスとロマンスを掛け合わせたような作品で、愛する者をスパイとして送る悲劇など複雑に絡みあった恋愛劇に引き込まれる。 階段を効果的に使ったヒッチコック監督ならではの映像演出も素晴らしかった!
雄大なアリゾナの大平原を背景に様々な人々の波乱に満ちた生と死が展開されるドラマは圧巻!鉄道利権争いを多数のエキストラと物量を動員したスペクタクルも見応え十分だった。クライマックス・シーンの対決は悲しくも切ない愛憎劇となり壮絶な結末だった。
野獣のメイクは恐ろしさと悲しさが混じりあった風貌で、ダークでファンタジックな雰囲気を醸し出している。最後にハンサムな王子様へ変身したときはビックリ仰天! ホラー調のラブストーリーを、おどろおどろしいファンタジーに仕上げ、旧来の映画にはなかった香気さえも感じさせてくれる作品。
海軍の協力作品だけに哨戒魚雷艇の猛訓練シーンや壮絶な戦闘シーンも迫力があり、兵士間のアツい友情も描かれそこそこ見どころがあった。 海面を高速で遊撃する哨戒魚雷艇の雄姿と活躍は圧巻でカッコよかった!
生を奪う死神が人間界に降り人間の心を学び、愛を知るストーリーは美しくも切ない。 瞳でじっくり会話するシーが多く、主要3人の同じ色の美しい青い瞳が堪能できました。 ブラピ演じる死神に心惹かれるヒロインのクレア・フォーラニがただただ美しく見惚れた!
日本敗戦9ヶ月後に公開された西部劇ながら、登場人物の魅力に加え物語も起伏に富み古さを忘れて面白かった!「拳銃無宿」も好きだけどジョン・ウエインの西部劇では好きな作品。エラ・レインズ演じる男勝りの鉄火娘が拳銃をぶっ放してウェインとにらみ合いするシーンもアメリカ風だ!
昔気質の老兵の半生を友情と恋愛を描きながら、失われていく古き良き時代への惜別がよく表現されている。実際の戦闘場面は皆無で多くの英国式ジョークとユーモアで展開されているので重苦しい感覚はなかった! 若き日のデボラ・カーのふくよかな頬の輪郭が魅力的だった!
ナチスが侵略者としていかに冷酷であったかを知る作品。ナチス福総統暗殺に対し、その報復で市民を無差別に処刑する様は正に人権を無視した狂気を感じさせた。 ナチス占領下でのレジスタンスや反抗分子の活動サスペンスとサプライズに満ちた展開だった。
人間の生と死、男女の愛というテーマをイマジネーション豊かに描いているが、主人公が3つの異なる時代を行き来する内容なので全体的にちぐはぐな印象の作品。 スピリアル的要素があり、生死観を映像化したというより振興宗教が唱える安っぽい来世が感じられた。
まさにルイ・マル監督のカルト的な名作!完全犯罪後の偶然の不運という不条理感が強く残る作品だった。2つの殺人事件が絡み合い二転三転する意外なラスト展開は見事だった。 マイルスデイビスのトランペットが思わぬ方向に進んでいく物語と、夜のパリの雰囲気を豊かに表現していた。
舞台となる田舎の寂れたガソリンスタンド兼ダイナーみたいな雰囲気が好き! 幸せをつかもうとした男女が亭主を殺害したが、その行いゆえに不幸となる無常さが心にしみる名作だった。ラナ・ターナーの魅惑的な悪女役が光っていました。
2024.12.06 投稿
これぞハードボイルド!登場人物が全員嘘つきで偽装だらけの者たちが最後まで騙しあうユニークなミステリーだった。タバコとウィスキーが似合うボギー最高のカッコ良い映画。いささか痛快さに欠けるがチャンドラー作品とは違い、ハメット独特の暗さがあって良かった。
前半はコメディ調だったが、後半では断崖絶壁を猛スピードで走るハラハラ感の展開が見事!物語が進むにつれ少しづつ疑惑と恐怖が膨らんでいくのがヒッチコック風映画ならではの面白さだが、ラストのオチはイマイチでちょっと物足りなかった。
貧しくも慎ましく生きる家族愛を描き、しみじみと郷愁を誘われるような作品だった。 環境問題が根底にあると思うが、移民の歴史をオーバーラップさせた描写がみられた。 ススでうす汚れた炭鉱の村は、それでも美しい故郷なのだ!ヒューマンドラマの傑作。
富とは、愛とは、成功とは?一人の男の浮き沈み人生を映像で描いた映画。 その映像はローアングルから、パンフォーカス、長回しと映像テクニックの玉手箱的撮り方だった。まさにオーソン・ウェルズ初監督のワンマン映画であり一大人間ドラマの傑作だ!
コメディタッチで軽い感じのホラー映画だが狼男への変身シーンはなかなかの見応えがあり、変身時は筋肉や骨がゴリゴリと変形していく様が丁寧に描かれよく出来ていた。 話はダークなのにブラックジョーク的なノリの笑えるシーンも多くあり、面白かった!
序盤はコミカルなロマンス物語を予感させたが、そこから始まる劇的展開と不穏なミステリーと緊迫感あふれるサスペンスに目が離せなくなる。 ヒッチコックならではの演出による感情操作の手法に見事にはめられたという感じ!
町で強権を振るう判事と流れ者の対決を描きながら、西部の男の心意気と人情を描いたヒューマンタッチの西部劇である。巨匠監督さすがのウィリアム・ワイラー作品でドラマ構成や人物の性格表現も見事で、農耕民家屋の炎上シーンは迫力満点だった!
まさに絵にかいたような美男美女スターコンビの悲恋物語! 「螢の光」でダンスを踊るシーンは最高にロマンチックで素敵だった! 典型的な古典的恋愛映画だが悲劇的な描写ではどの映画も比べモノにならないほど切ない作品。愛しているのに、その純粋さゆえに悲劇となる。
3度の映画化でも、せむし男のメイクの醜悪さにかけてはこの作品が群を抜いていた。 心根が優しくも醜い容貌の男が美しいジプシー娘に恋した「男の純情」が切ない! 15世紀のパリの祭りの様子や大聖堂のセットも豪華で、アルフレッド・ニューマンの音楽にも心揺さぶられました。
余命わずかの殺し屋と薄幸の若い売春婦の危険な逃避行を、地味だがとても丁寧に作り上げている。さりげない日常という小さな幸せを渇望する二人の関係と単純な内容を心地よいサスペンスに仕上げた作品だ。ラストのオチで明かされる感傷的な会話も余韻が残った。
因縁の相手との対決や騎兵隊VSインディアンの銃撃戦もあり、西部劇の見どころを詰め合わせた作品だ。ストーリーも友情や裏切り復讐なども絡み二転三転し、ラストに断崖で岩に隠れながら1対1でライフル同士の決闘というのが珍しかった。
刑務所内の理不尽な権力に屈しない主人公の反体制の姿勢を貫く姿が小気味よかった! ポール・ニューマンのどんなに叩きのめされても立ち向かう”不屈の闘志と笑顔”が印象に残る。ラストで所長にペコペコ服従するフリして、ちゃっかり脱走したシーンには拍手喝采だ。
兵士の名誉と勇気という普遍のテーマを薄汚い兵隊姿で演じたゲイリー・クーパーが魅力的!いかにも魅惑的な波瀾万丈の物語で、謎めいた冒頭から謎が明らかになる結末までスリリングな展開で目が離せなかった。
クラシックアニメながら映像のクオリティが凄い!それにしても滑らかな動物の動きやスカートの微妙な揺れなど、当時の人が手書きでこれを作ったと思うと尚更に驚き! 日中戦争が始まった頃の作品なのに、今見ても全然遜色がなく素直に素晴らしい作品です。
様々な災害を生んだ「大地」と戦った苦難夫婦の感動的で壮大なドラマだった! 欧米人が東洋人を演じる?という困難な問題を巧みなメイクアップと俳優さんの優れた演技によって見事に仕上げたS・フランクリン監督の演出が素晴らしかった。
初期の女スパイものだがハニートラップもなくヴィヴィアン・リーの白雪姫のような美貌と、敵側にいつ正体が暴かれてしまうかという緊張感に引き付けられた! 二重スパイであるヒロインの虚々実々の絡み合いと、二転三転した末のラストは正にスパイ映画の醍醐味だった。
犯罪を犯し地の果てアルジェリアに逃亡した男の閉塞感と、少しずつ光さす構成に魅せられた!タニアの挿入歌は、生まれ故郷から遠く離れた土地に住む者の心に刺さる哀しさだった。とても男臭い映画だが粋にキメているところが、やはりフランス風味の作品!
ハリウッドスターの美しくも悲しい物語を豪華絢爛のエンタテイナー作品に仕上げている。スターが誕生する裏で彼女をスターダムに押し上げた元スターが没落していく、という栄光と悲劇が同時に描写される物語は残酷でシビアな明暗ストーリーだ。 ジュディ・ガーランドは、演技に加えて歌と踊りのパフォーマンスも圧巻だった!
海賊国家イギリスの誕生を、息もつかせぬ迫力の合戦シーンでスぺクタクルに仕上げている!エリザベスがドレスを脱ぎ捨て自ら戦地に赴く凛々しい騎士ぶりは惚れ惚れするばかりだ。弱冠24歳ころのヴィヴィアン・リーの美しさに目を奪われた!
ゲイリー・クーパーに恋するマリアを演じたバーグマンの輝くばかりの美しさと弾けるような笑顔に魅せられた!極限状態の中の男女の愛を見事に描き、マリアが”私たちに残された時間は?”と聞いた時「一生だ!」という言葉が素敵だった。ラストはとても見事で最後の最後に感動させられました。
パリの下町で繰り広げられる恋模様を時にコメディぽくっ 時にシリアスに描いたほほえましい感じの映画だ。お互い惹かれ合っていた男女が反発しているうちに好きになってしまうというラブストーリーが素敵!ルネ・クレール監督の粋な演出が堪能できる作品でした。
昭和7年の映画で特撮の無い時代なのに猛獣との格闘シーンなどはどうやって撮影したのか驚きの連続!ジャングル内でのターザンの雄たけびやツタからツタへ飛び移る躍動アクションなど、子供の頃感じた冒険のワクワク感などがあって十分面白かった!
飛行士が宇宙遊泳中にトラブル続出や帰還後の捜索など大変な場面が連続し、全体的に緊張感が高くスリリングな展開の映画だ!大きなプロジェクトはリーダーの力量で決まることが理解された。ソ連版宇宙モノは目新しく興味深かった。
ルーマニア片田舎の美しいロケーションと荘厳な「院」の雰囲気が良く、後半に行くに従って核心に迫っていく静々としたサスペンス風な作りがとても良かった! タイトルに期待したほどの怖さはなく、信仰の良かれ悪かれを考えさせる作品であった。
主要となる一連のシーンが夜の闇で進みモノクロ映像が不気味な迫力を醸し出している。無実で冤罪を主張する人間に対し私刑を先導し、集団がその思い込みで暴走する恐ろしさを描いていた。勇壮な西部劇ではなかったが、裁判をせず多数派で正義を煽る群衆心理を見事に描いた作品だった。
親兄弟すら信じられぬ群雄割拠の時代に生きた二人の覇者たちの生きざまがダイナミックに描かれ「いくさびと」の心意気が伝わってくる。 二人の性格は真逆で対照的な存在であり、傾奇者の慶次に対し兼続は常識人なので二人の覇者を共に輝かせるという描き方が良かった!
美しく心温まるアニメで、中国の伝統文化や妖怪にまつわる物語が深く描かれている。 妖怪を恐れ退治するのではなく、人間と妖怪が助け合い理解し合う姿が印象的だった。 中国アニメとしてクオリティも高く、心に残るストーリー展開も感動的であった!
凶悪でマッドなキャラが続々登場しても、これまでの常識やスタイルにこだわらず”MADな面白さ”を追求した展開が最高! サンダードーム内での戦いが主だったので、いままでの過激なカーアクションが少なく少し残念。女ボス役ティナ・ターナーが貫禄たっぷりでいい演技をしてました!
切断された左腕が手術後獣の手になったので、てっきりホラー系かと思ったら人間ドラマ寄りの映画だった。予算の関係もあるでしょうけど特撮のクオリティがイマイチでした。 製作者の夢と情熱が「獣手」に叩き込まれた気概すら感じるインディーズ映画の到達作品!
二人のリベンジアクションは、過去に傷ついた心の傷に共鳴し合う。それぞれに怒りを抱える彼らの復讐劇が壮絶なアクションで魅せてくれた。 そして彼らの復讐劇が予期せぬ事態へと向かうサスペンスも良かった!
2024.11.26 投稿
イングリッシュの超アナログで機械オンチぶりがとっても面白かった! 無駄に豪華なキャスト?も見どころで”変なオッサン”が、時代遅れのスパイをギャグ満載で描いた王道コメディで笑わせくれた! ジェームズ・ボンド風にカッコつけるが極限的にダサかった!
愛と信頼で築かれていたはずの夫婦の関係が裁判を通じて露わになっていく。 この映画は「家庭ドラマ」という名のサスペンスで、妻に殺害容疑がかかり法廷劇でメスが入れられ一つ一つ明かされていく状況は、まさに「解剖」の名にふさわしい人間ドラマ。家族間の嘘、人間の嘘と真実、それぞれの心を読みながら考える映画だった。
これまでの海中バトルする潜水艦映画としては異色な作品で、ドンパチの戦闘シーンより人情ドラマの方が多かった。戦争の裏話的な感じで全体的にはスリリングさが足りなかったが海の男たちの誇りと絆が良く描かれており、艦内にむせかえる男臭さが十分伝わってきた!
実業家フェラーリの実像をあぶりだしたヒューマンドラマとして興味深かった。 全編レトロ感に満ち溢れており、歴史あるイタリアの街を時速300キロ近い猛スピードで走る公道レースのシーンには圧倒された!大惨事となった事故のシーンも圧巻でどのようにして撮影したのか?セリフも現地語のイタリア語を使えば尚よかったのに残念!
元ボクサーのチンピラが愛する人のために立ち上がる!袋叩きにされても屈しない姿が圧倒的で、マーロン・ブランドの繊細な演技と50年代の雑多な空気感がモノクロ映像に映えている。失われた男のドラマとして男の哀愁が滲み出るような名作だ!
一匹狼で孤高の存在タイプのスイサムがミッションの為に即席チームを率いて戦いに臨む設定だが、次々に登場する濃い過ぎるキャラやカオスな奴らが物語を面白くしている。 クセのあるメンバーは反抗するし、ステイサムを小馬鹿にしたりと その絡みも面白い! 全編小気味良いテンポとスタイリッシュなアクション、キレのあるユーモア全開の作品であった!
内容は結構おどろおどろしいのに主人公の一風変わったキャラがいい感じで場を和ませている。現代的で新感覚ミステリーの展開は「ミステリと言う勿れ」で好感が持てたが、推理していく流れには冗長でモノ足りなさを感じた。
暴走したりクラッシュのある激しいカーアクションを期待していたのに、話のシーンが長すぎて最後の方で少しやる程度のお粗末なトランスポーター。 スピード狂のママが病気の息子を守るために戦う母親のたくましさを感じさせるヒューマンドラのような作品だった。
不気味さ満載だがホラーでもサスペンスでもなく、黒人同士の差別意識などが描かれている。全体の雰囲気は「得体の知れない存在」の恐怖感があり、重要な真相が明らかになるラストが良かった!因果応報という教訓が込められている作品だった。
登場した車と当時の雰囲気と背景がマッチし、クラシックでかっこ良かった! ハイウェイで繰り広げられるプリマス・バラクーダvsキャデラック・エルドラドの壮絶なカーチェイスは迫力満点!殺人マシンのような車の動きがリアルな恐怖で迫ってくる。映像のトーンはダークでスタイリッシュだが、義手で運転する殺人犯の容貌もスリルを倍増していた。
三作目のイコライザーはアクションシーンは少なく感じるが、その内容の濃さで勝負! 過去作は若者の力になる闘いだったが、今回は町全体を救いたいと思う所で自分の「余生」も見据えた演出だった。 南イタリアの美しい街並みと素朴な人々の温かさが素晴らしい!
時代に逆らうようなアナログな恋愛関係を描き、逢わなくても信じ合う心の繋がりを感じた!デジタルが発達し便利になっている現代だからこそ、アナログを新鮮で美しくも思う。ラストは少し出来過ぎだったが、誰もが望む終わり方でよかった。
緊張感あふれる戦闘シーンが繰り広げられ、歴史的に馴染みのあるエピソードも多くあり当時の戦術や戦闘の緻密な描写が見どころだった。 特に最終決戦となる海上戦のVFXが凄くて、リアル且つ迫力の映像が楽しめた。 まさにリアルな死の海だ!
緊急着陸した場所はゲリラが支配する無法地帯!過酷な状況に更なる絶望的な展開が重なり、二転三転するシークエンスは自分ごとのような緊張感となってハラハラドキドキさせてくれた。戦闘で多少の犠牲は出しながらもハッピーエンドで終わりテンポ良く最後まで楽しめた。
綺麗ごとは一切なし!有名武将たちを”狂人”として描き切っている衝撃展開だらけの作品だ。これだけ首のない胴体がいっぱい出てくる映画は他に無し。 クセ者ぞろいの登場人物たちを、クセのある俳優陣が個性的に演じていた。 織田信長の強烈な名古屋弁や、中村獅童の臭うほどの小汚さが天下一品でした。
スリラーとコメディが絶妙にバランスをとっており、ユニークな恐ろしさが迫ってくる。ジワジワと迫る恐怖の中で、特に充血した目がアップになったシーンはゾクゾクした!低予算的ホラーながら、丁寧な作り込みがされていたコンフュージョンスリラーだった。
ややあり得ない設定だが、潜水艦の戦いや空母が大迫力で期待以上に面白かった! 豪華な俳優陣や演技力も良かったが、原作漫画32巻中11巻あたりまでの内容しか描かれていなかったので中途半端な終わり方となっていた。続編に期待!
ワンちゃん映画なのに、お下劣な下ネタ一辺倒のジョークが満載で子供には見せられない!人と犬の世界は全く異なるが、それをコメディで描いたのが面白い。 誰にでもおススメの映画ではないが、R指定「テッド」の製作陣による悪ノリが好きな人にはOKです!
本作は脚本を書き制作にも関わったブラッドリー・ファウラーが、この映画は「最も愚かなアイデア」を考え出そうとした時に生まれたとありました・・・まさに納得の映画だ! あの鈍過ぎて動きがノーマルなナマケモノが一体どうやって人を殺すのか?あのカギ爪で殺るのか!殺人ナマケモノとなった動機が不明だったが、軽いノリの楽しい作品でした。
猟奇的な誘拐殺人を描いたストーリーだが、犯人が序盤からはっきりと姿を見せ、そしてその犯人への依頼者もはっきり登場するので真実を推測するという展開にはならなかった。 不安定で後悔まみれの人間が迷信に引き込まれ、ヤバい信仰にハマっていく過程と怖さがよく描かれている作品でした。
原爆実験シーンなどの映像表現がリアルで衝撃的!戦争がテーマで派手なアクションシーンがなくても、退屈することがなかった。 原子爆弾を創造する過程は実現困難な事を皆で成し遂げようとするエネルギーで溢れており兵器を作っているという引け目を感じさせない場面であった。 あの時に戦争をやめる勇気が日本にあったなら、原爆は落とされなかったのに・・・。
とぼけた表情の子供キャラクターが妙に愛らしく親近感がわいてきた。現代社会のコミュニケーションの不在と個人主義が蔓延した世界で、自身の本当の気持ちを語ることの尊さを知ることができる。あめだまを通して心の共感と「甘い感動」をプレゼントしてもらいました!
甘い誘惑や切ない表情で男性メンバーを誘惑する「嘘つきオオカミちゃん」の狡猾な罠と、一筋縄ではいかない男女の駆け引きが面白い!恋愛ゲームが進む中でオオカミちゃんの正体が明らかになるまでのドキドキ感も良かった。男女の人間模様が渦巻く恋愛ゲームだ!
ゲームの主体が異世界へ行ってしまうエレベーターとは発想が面白い!悪霊が随所で見せる血みどろの無双シーンはなかなかのインパクトがあったが、登場人物のキャラが全員薄味なので少々物足りなかった。低予算のシチュエーション・コメディみたいな感じ?
失踪事件をテーマにしたサスペンスだけに、物語の進行と共にハラハラドキドキさせられた! 特にクライマックスで明らかになる真実と予測不能な展開が待ち受けており映画の世界に引き込まれた。キャストの演技力と映像美、そして緊張感を煽る音楽も良かった。
過激でえげつないゴア描写とクリチャーの造形が衝撃的!呪い系ホラーではなくサディスティックなスラッシャー作品の趣があり、ダークで意外なラストも悪くなかった。 ゴシック調イタリアの建築美と不気味な絵の雰囲気が混じり合い、その情景に魅了された。
没落し貧乏長屋暮らしの元殿と、胴長短足ワンコとの関りが癒しと笑いを与えてくれる!なんと言ってもコミカルで心温まるストーリーが笑いを誘い、絶妙なユーモアとギャグが散りばめられて飽きることがない。驚きの連続で”もう~かなワン!?” 殿の威厳ある姿と、お茶目で奔放なワンコの行動がコントラストを際立たせて面白かった。
幻想的な水上戦など華麗なアクションと色彩にこだわった映像美に引き込まれる。 場面ごとに美しい衣装やセットで表現され、演武のようなアクションも芸術的だ! 特にここぞというシーンではスローモーションが投入され、東洋の「マトリックス」みたいだった。
怖いホラーというよりは、冒険アクション的なハラハラ感も堪能できる作品だった。 恐怖と笑いが交互にあり、ちょっと怖い でも超楽しい!みたいな気分にさせてくれる。 映画を観た後は、そのままディズニーランドのアトラクションに乗れば実感がわくでしょうネ!
唯一の見せ場はジェンマが捕まり太陽で目を焼かれるリンチシーンがマカロニタッチで魅せてくれる。だが後半で見えなくなったはずの目が良く見え見え風で、片っ端から一味を殺していく?全体的に無気力な展開で盛り上がらず、アクションは殴り合いがほとんどのオールドスタイルで味気の薄いマカロニだった
2024.11.21 投稿
小さいザコ怪獣だと思って放っておいたら、数が揃った途端に合体して超脅威になるモンスターホラーは意外なほどに面白い! まん丸毛玉ボディに 牙が並んだ凶悪な大きい口はいかにも凶暴性抜群!生まれたての赤ちゃんクリッターもメチャ可愛い。若き日のディカプリオ様が出演していることにもビックリ!!
「セブン」を彷彿とさせる猟奇殺人事件を追いながら、サスペンスと肉弾アクションを描き若き日のセガール拳のキレのある肉弾戦が楽しめた! 警部に停職を言い渡されバッジ返却を求められた時、警部が使った便器にバッジを投げ込むシーンがアウトロー的でイカしていた。
無実の男が闇の組織と警察から逃げ惑う追走劇は、ハラハラドキドキするスリルと恐怖が味わえて楽しい!怪しい世界観があり物語の後半では次々と明かされていく衝撃的な真実に驚かされる。うまい話には必ず裏があるというラストだった!
珍しい西部劇で、父の仇を討ちたいレオン的な女子とオヤジ映画としても面白い!復讐劇は古いジャンルではないが追跡中に想定外の事件の連続でラストまでキッキリ仕上げられてよかった。3人が馬で川を渡るところなどがマジ西部劇でカッコいい~。
なんと言っても主人公の嫌みのない天然キャラが最高!そして最大の武器は銃ではなく「はったりとユーモア」で、エディ・マーフィお得意のマシンガントークで詐欺師のような嘘八百がビバリーヒルズで次々に通用していくところが笑える。 口先一つの話芸が見事だ!
主演男優キングコングの造形・表情・感情表現のすべてが素晴らしい!作りモノのはずのコングに感情移入するほどだ。物語の核は人間のヒロインとの愛とラブストーリーであるからドラマとしても見応えがある。 特に氷上でヒロインと一緒に滑るときのコングの楽しい表情は野獣とは思えない優しさが感じられる。そして悲劇的な戦いの場面も完璧といえるほどの見事な見せ場となっていた!
怪物フランケンの哀しみ表現も無くひたすら天使と悪魔の戦いが描かれるので想像以上に浮世離れしているが、アクションシーンのテンポが良く気楽に観れた。 風貌も従来の怪物的イメージを覆し人類を救うダークヒーローとなっている。
空を駆けるようなワイヤーアクションのスピード感と剣技は実に華麗で驚異的! 舞のごとき剣技と深く艶やかな色彩が和合し、力強くも美しい映画となっている。 音楽もヨーヨー・マの幻想的なチェロの調べが詩的で、男女が静かに忍ぶ大人の愛にマッチしていた。
怖がらせ作品が得意なヒッチコックらしからぬ、コメディタッチの楽しい映画だ。 真面目にみていると予想を裏切るドンデン返しもあり、ヒッチコックが語るヒネリを利かした小粋な語り口も良かった。
刑事が魔性の女に翻弄され職務がまともにできない男と女のフィルム・ノワール。 殺人者かもしれないランプリングの魔性が炸裂し、その妖しい魅力を存分に発揮していた。女がトレンチコートを脱ぐとオール裸身!妖艶という誘惑の罠に男ははまりやすいかも?
好青年ピーターが闇落ちし邪悪な心を持つ“ブラック・スパイダーマン”に変化した時の演じ分けが凄かった!サンドマン、ヴェノムなどといった新たな敵キャラクターも登場しドラマ面やアクション面とも見どころが満載のスパイダーだった。
いつも善玉役のバンダムが、狡猾でサイコパスとも言える悪役を演じているのは新鮮だった!しかも奇妙な髪型にオーバーワークな演技は凄みもなくコメディみたい? 主人公も元軍人のくせに弱すぎるし素人にも負けるし、主演主人公のキャラが死んでるのが悲しい。なんとなく気楽なB級アクション映画でした。
清純派スチュワートの女性兵士役が以外なイメージで魅せ、演技も繊細で素晴らしい! 拷問が行われるグアンタナモ収容所での非人間的なものと、人間的なもののコントラスが描かれている。この映画は現実的で、とても心に響く作品だ!
異形化や超能力も無く、驚異的な身体能力だけの等身大ヒーローは傷ついたり悩んだり誤ったりもするが、誠実な性格だからこそ自らの運命に翻弄されるのだった。 貧弱な体格の青年が人間兵器となり、国を守るために戦う姿がアメリカの夢であり希望なのだ!さすがキャプテンアメリカ的作品。
戦争映画と西部劇をコラボさせたようなアクションは迫力満点!馬VS戦車の戦いミスマッチもありで、闘う男の世界を堪能できるソルジャーアクションだった。 ”アメリカは最強なり”人向けの、見事なドンパチ戦争映画でした!
素人臭さあふれる低予算映画ならではの作品!サスペンス不足でもゴア描写はなかなか良いが、話が雑でゾンビ兵士のやっていることが全く理解できない? でも腐り顔のゾンビ造形がホラー感をよく出していた!
イラク帰還兵の戦場の記憶に苦しめられるPTSDの実態を生々しく描いており、敵兵の幻覚が見えるシーンも印象的。帰還しても兵士の孤独な戦いは永遠に続いているのだ・・・。何となく破滅的な進行なのかと思ったが、最後に希望を持てる作りはよかった。
無法地帯での麻薬密売組織の暗躍が描かれ、非常にサスペンスフルな作品だ。 麻薬組織のスパイ網はあらゆるところに張られており、麻薬カルテルの撲滅はテロとの戦い以上に困難だという事が思い知らされる。 悪の組織の撲滅には超法規的作戦もやむなしという事も理解される。
華々しいサーカスの世界が満載の映画!巡業しながら幼い娘を残して疾走した母親を探す娘の愛憎と、家族の深い絆を描いた感動の人間ドラマでもあった。 巨船の沈没場面や大火災シーンなど凄まじいパニック描写も見どころ。
二重スパイの裏切り者は誰だ?その正体がわかった時の納得感がハンパでなかった! スパイ映画ならではの派手な銃撃戦や殺人シーンを排したスリリングな頭脳戦が楽しめた。緻密な構成と演技による会話の積み重ねだけで、観る者を引き付けたサスペンスだ。本作は一度見ただけではスッキリとしない作品なので、何度も見てこその映画。
戦場のセットもかなり大掛かりだったし、市街戦の戦闘シーンも迫力があった! ラストで、凄腕スナイパー同士の息詰まるほどの緊迫感ある対決が見応えあり。 敵軍の名狙撃手に扮したエド・ハリスもピッタリの役どころを与えられた感じで好演でした。
魔法の国オズならではのカラフルで手作りのセットが魅力的!始まりの現実世界を白黒で描き、後半のファンタジーワールドからは色彩色となる転換がとても良かった。 楽しくポップな中にもどこか不気味で、不安を感じさせるファンタジー映画だった。
駅馬車に乗り合わせた9人それぞれの人間模様で魅せながら、後半のアパッチ族の凄まじい襲撃アクションで大興奮させられた!まさにスピードとダイナミズムの娯楽西部劇。粋なラストで、オチのあるラストは納得しながらのエンドマークとなりました。
暗くじめじめした館の重苦しい雰囲気が全編を覆っている。自然界の荒々しさと超常現象、そして人間の暗闇に潜む恐怖を見事に融合した作品だ。 名優ローレンス・オリビエの目の演技は、彼の気持ちをよく表しており「目は口ほどに」モノを言っている。
残虐非情な殺戮シーンの数々は直視できない程グロイ!従来の怪物復讐劇ではなく繁殖の為に博士の太っちょ妻を怪物がレイプするお話だが、新解釈の割には話が右往左往しすぎて内容がわかりづらい。ゾンビ映画と変わらないような薄めのホラー映画だった。
戦争に入るころの暗さが漂っており、霧の港町 店主の奏でるギターの音色がムードを上げている。やるせない二人の男女の出会いは逃避行に発展する予兆を感じさせるが、第3者の愛憎により悲劇的ティストに変わっていくのはフランス映画らしい幕切れだった。
猛スピードで走る超特急の密室で次々とスリリングな展開が繰り広げられて、サスペンスも加速していく! 車両の中で三つ巴の大乱闘も発生しナイフも飛び出し物騒だが、なぜか笑えるシーンもふんだんに盛り込まれており、緊迫と笑いのエッセンスが絶妙な作品だった。
敵同士であるドイツ軍とフランス軍の将校同士の友情が描かれ、人種や国籍を超えた友情が素晴らしい!戦争映画なのに戦闘シーンが全く無くて捕虜収容所の日常を描いているだけなのにしっかり反戦映画になっていた。ジャン・ギャバンが渋くてカッコよかった
ソロモン王のお宝を探しに行く大冒険活劇なのに前半は会話ばかりで退屈だったが、後半はやっと盛り上がってきて面白かった。前半と後半は風景と色彩がかなり異なっている? アフリカ・ロケならではの野生動物の生態や暴走シーンは壮観だった!
ゲーリー・クーパーのダンディな快男児ぶりと、男まさりで鉄火女役のジーン・アーサーが魅力的。 西部劇の原点のような騎馬の戦いやガンアクションも見どころがあり、なかなかの娯楽大作だ! 南北戦争後に活躍したバッファロー・ビルやカスター将軍などお馴染みの著名人が総出演したことも興味深かった。
ヒーローにしてはイマイチタイプの男で、ヒロイン以外のキャラクターの魅力も薄い。 序盤の展開は辛うじて見れて退屈はしなかったけど、総体的に面白くなかった! 宇宙の平和を守る選ばれしヒーローに頑張れと応援したくなった作品!
2024.11.14 投稿
叛乱後の裁判で高貴の生まれ人は優遇され、平民の命は軽視されるのか?その点が腹立たしい!艦長を演じたチャールズ・ロートンは貫禄があり、尊大で卑劣なキャラがマッチしていた。対するクラーク・ゲーブルは良識のある頼もしい男を演じていてカッコよかった!
ハンサムで若き日のケーリー・グラントながら演技には精彩を欠き凡庸としている。 原題が「生まれながらの悪女」としての妖艶なロレッタ・ヤングの悪女ぶりが魅力的だ。ラストに悪女の純情が目覚めて、人生の再出発をするシーンに救われた!
ヒッチコックが得意とする、随所にユニークなサスペンス描写が散りばめられている。 だがそれまでのサスペンスタッチが、派手なドンパチ戦で台無しになってしまった感じ。脇役だが演技派のピータ―・ローレの悪漢ぶりが良い味を出していた!
大人向けのエロティック・アニメが狙いだったようでシュールな演出が描かれている。 そのためクレオパトラとシーザーのラブシーンは「映倫」のチェックも入ったとか? 画像も綺麗でギャグネタもあり、まあまぁエロエロと遊び心にあふれたアニメでした。
家族のためにパン一切れ盗んだだけで19年の監獄生活・・・ありえネ~!身を偽って逃亡犯となったジャンと執拗に彼を追うジャベール警部のぶつかり合いが、とてもドラマチック!劇中では当時の社会情勢や人々の暮らしなどが細かく描写され生活ぶりが反映されていた。
元祖キングコングは、人間を鷲つかみにして口にくわえて噛み殺すシーンがかなり多かった。芸が細かいストップモーションの動きにユーモラスな味付けが絶妙で、音楽も映像にマッチして凄い!ドクロ島での怪獣異種格闘戦は圧巻の一言で、後半はNYでの都市破壊と見せ場もタップリだった。
お互い愛しながらも戦争に翻弄され、引き裂かれる男女の姿が切なくも痛ましい。 戦争の空しさを感傷的に描き、二人の愛をメインにしたメロドラマが良かった。 街の石畳を濡らした雨は冷たくて哀しい・・・武器よさらば、戦争はしたくない!
だらしなく落ちぶれた元チャンピオンの父と、混じりけのないピュアな息子のコントラストがさわやかだ!息子の期待に応えるためもう一度挑戦する父親の再生劇は胸に迫るものがある。親子の情愛・喪失からの再生、そして死・・・そこには確かな説得力があった感動作。
世にもおぞましい怪物の恐怖と、意に反して作られた人造人間の哀感が良く描かれている。タイトルは創造者のヘンリー・フランケンシュタイン男爵の名なので、本来は名前のないモンスターだったのです。人間のエゴや醜い事への差別意識も描かれている古典的ゴシックホラーの傑作だ!
ジェームズ・キャグニーという男優は、小柄で性格俳優的な雰囲気と残忍そうで不敵な笑い顔はギャング映画にまさにピッタリのはまり役! 本作は単に当時のギャングヒーローを英雄視するだけではなく、世相に対する警鐘的な筋書きもあるギャング映画の傑作だ!
ヒロインのスカーレット・オハラは勝手気ままで表と裏の顔を使い分け何でも手に入れる女として総スカンタイプの女。だがその強さは、したたかさは手本となる生き様だ! ハリウッドのキング クラーク・ゲーブルの押し出しの強さと恰幅の良さはケチのつけようがない!本作の名言、困難な時も「明日はあしたの風が吹く」に従いましょう!
さすがフランス映画!笑いがシャレている上に音楽も粋である。 当選した宝くじをめぐってのドタバタをコミカルにかつエレガントに描いたフランス流の演出が決まっていた。ラストにみんなで歌う「この世はお金がすべてじゃないけれど、お金はやっぱりありがたい」という庶民の本音に共感する!
実在したギャングの裏と表を描いた史上初のギャング映画なので、検閲を強く意識している撮り方をしている。リコを演じたE・ロビンソンのアクの強さは胸くそが悪くなるほどの存在感があり、その悪さ演技は犯罪王として天下一品だ!
異国でのクラシックな恋愛劇は、今でも異様な輝きを放つ古典の名作だ! クーパーの若々しい美しさと、ディートリッヒの官能的な姿は実に魅力的。 ラストでディートリッヒが靴を脱ぎ捨て、熱砂の上を裸足で彼を追いかけるシーンはいつまでも心に残る名場面である。
浮気性の軽い女に振り回される男たちのお話で、不運の連続でもサラッと生きていく男のスタイルが実にパリ的。カメラワークが良くオープニングは上空から路上に、ラストには逆に下の路面から上へと離れていくこの二つのなめらかなカメラワークが実に良かった!
戦場の悲惨さを兵士目線で描いた激烈なバトル作品でもあり、強烈な反戦映画だ。 学校クラスでは老教師が若者たちに兵士の志願をそそのかす態度で煽り、戦争を拒否できないような雰囲気を作っていたのだ。命が軽く次から次へと死んでいく姿が痛ましい。兵士は叫ぶ ”神よ、なぜです!なぜ殺し合うのです! と。
サイレント映画ながらダイナミックな列車アクションと笑いが融合した圧巻の大活劇! 疾走する列車上のアクションなど見ていてヒヤッとするシーンも盛りだくさん。 能面のコメディアン バスタン・キートンは目の表現で立派な演技をこなしている。
愛し方、愛され方を知らない怪人ファントムの禍々しくも儚いストーリーに胸を打つ。 オペラハウスの地下に潜む仮面の男は地獄の使者か?一人の少女をプリマドンナへと導く音楽の天使なのか!真っ赤な一倫の薔薇で締めくくるラスト―シーンは完璧!純愛の傑作。
モノクロ・サイレント時代の映画ながら、俳優陣の鬼気迫る演技と細やかな演出で人間の業の嫌な部分をリアルに描いた名作!宝くじに当たったことから夫婦と親友同士の間に亀裂が入りやがて憎しみ合い、最後は殺しにまで発展するというお話。 金の魔力が人間を狂わせるという恐ろしさがよく伝わってきました。
名作「サイコ」の映画化に揺れるヒッチコックの舞台裏をリアルに描き面白かった! 演じるはアカデミー大御所のお二人 アンソニー・ホプキンスとヘレン・ミレンだもんね!事前にサイコをみておくともっといいかも~。思ったよりホッコリする素敵な物語でした。
ド派手なアクションに恋愛や友情も絡む人間ドラマ的な要素もあり、主人公の心情に共感することができた。舞台となるニューヨークの街並みや人々の暮らしが、映画のカラフルな世界観を支えており現実的である。スパイダーマンは明るく勇敢なスーパーヒーローだ!”偉大な力を持つことは、大いなる責任を持つ”という言葉も名言です。
今までのマーベル映画とは違うチャーミングで美しい次世代ヒーローが魅力的。 記憶をなくした主人公という斬新な設定で、過去をめぐる物語りに引き込まれる。 覚醒した女性ヒーローは戦闘時にもカッコよくて勇ましい!コスチュームもイカシている。
なんと言っても地獄からの使者たちの不気味さに圧倒される!このゴリラのような霊体モンスターたちは一体何者なのか?ワルを神の意思で地獄行きを宣告するという、どちらかというと現実寄りのホラーで世の中を巣食っている闇の部分を少しだけ覗いた気がする。
非情に育てられ感情を失ったソルジャー兵士が、徐々に人間らしい感情を取り戻していくラストがいい!異次元の惑星でのパワフルな戦闘アクションと視覚効果が素晴らしい。殺人マシーンとして育てられた無垢な魂と人間回復のストーリーに心揺さぶられた!
離婚が厳禁だった頃の話で、悪女のヒロインと青年貴族との結婚の成立話を盗み聞きする電話交換手の表情だけで示すなど、サイレント映画ならではの字幕に頼らない表現が随所に見られ、A・ヒッチコックの映画的手法の冴えを示していた。
コミカルで道化師ピエロのようなチャップリンとサーカス劇の相性はピッタリ! スタント無しで、命がけ綱渡りのシーンはコメディアンとしての誇りが見えます。 愛する少女のためにめちゃくちゃ奮闘し、そして潔く身を引くチャーリーの姿は「よろしく哀愁」でした。
奇っ怪ないわくつきの作品だけに、まさに幻想怪奇色あふれる迷宮オカルト・ホラー! エログロながら一流女優のトップレスも拝見できて、特に酷い印象は受けない映画だった。幻想的で古風な映像に、儚くも美しい音楽も雰囲気があり良かった。
露骨な恐怖シーンは控え目だが、悪魔にとりつかれ神も悪魔も自由に演じ分ける名優アンソニ・ホプキンスが何より怖かった!一見ホラー映画のようだが神への信仰心への問いかけや、サスペンスとスリラーなどのテイストがミックスされて人間ドラマがしっかり描かれている。悪魔や神の存在を全く信じようとしない新人神父の描き方も異質で、疑心暗鬼になりながら見ることができた。
一貫して不可解な作品?まさにB級映画の枠を超えたZ級の映画!あまりにもヒド過ぎてヒドいこと自体がネタになる迷作。最初に修道女が生贄を捧げるあたりまでは、セリフにも迫力があって面白そうな予感がしたが面白いのはここまで・・・でした。 悪魔祓い実績ゼロの神父がちっちゃい~十字架を使い、結果悪魔に乗っ取られるお話でした。
ハリウッドの異端児アルトマン監督ならではの皮肉と風刺に満ちた人間関係が良く描かれている。まだ無名の若きシュワㇽツェネッガーがチンピラ役に扮し、その肉体美をしれっとした顔で誇示していた?オフビートな雰囲気を持っている主人公を描いた味のある作品。
2024.11.08 投稿
ドラキュラ伯爵は背が高く知的でクールでカッコイイ!血を吸われ生贄になる女性の白い肌が対照的で血の色が鮮やかだ!棺桶の中に眠るドラキュラの胸に杭を打ち込む時、カ~っと目を見開く瞬間の迫力は今も満点のシーン。
悪魔に取り憑かれた少女の演技力や変貌ぶりがすごい!いきなり少女の首が360度に回るシーンはショッキング。緑色のゲロを出した時の勢いといい、色といい見事なパフォーマンスを見たようだ。単なる恐怖映画ではなく「信仰を失いつつある」神父が、遂に自分の中の「神」を取り戻したともいえる作品であった。
ラストで阿鼻叫喚の壮絶な復讐シーンこそが最大の見どころ!手にかけた人数は単独のホラー作品の中では類を見ないほどの圧巻数だ。怒りが爆発した時のキャリーのホラービジュアルが凄いが、恐ろしくも悲しいシーンでした。
久々に観たボンドカーDB5の特殊装備の大活躍シーンに拍手喝采だ!6代目ボンドの最終作は重厚さを重んじ過ぎて007本来の快活さが少ない気がする。ダニエル・ボンド引退作としての散り際にふさわしいラスト!お疲れさまでした。
ボンド長年の宿敵スペクターにもっと脅威を感じさせてほしかった。肝心のアクションシーンもイマイチで緊迫感にかける。爆破とかも含めて手に汗握るシーンも少なく物語とアクションが水と油となり微妙な内容。冒頭のカーニバルなど世界各地の美しい風景や建造物が舞台で、これだけでも見る価値があった。
J・ボンドの出生までを描き出した展開は”人間ドラマ”としての見応えもあり、重厚なアクションにもシビれた!ボンドカー・アストンマーチンDB5の扱いも別格でカッコイイ。スパイアクション映画でありながら全体的に静的で、優れたアートセンスで作られている。
巨大昆虫バグズとの戦闘シーンがリアルで圧倒的!串刺し、切断など見るも無残な容赦のない過激な演出もあるがそれもいい!グロイ素材を鬼才バーホーベン印の過激ソースで炒めた最高の味が楽しめた。
洗練されたビジュアルに、夢と現実の区別がつかなくなる描写が魅力的だった。 特に、どこまでも赤い荒野が広がる火星の映像は実にリアルで独特のこだわりが感じられる。突然変異したミュータントたちの造形も良くできており、血生臭くドロドロしたヨダレも臭気が漂うようだ!
ロボコップの秀逸なボディデザインと未来的VFXの映像、行き過ぎるほどのバイオレンスアクションはどれもほぼ満点!その重厚感と力強さで容赦なく悪を撲滅するスタイルは無骨な「バイオレンスヒーロー」だ。”肉体は死んでも、魂は生きていた”という様に感動!
未知の宇宙やブラックホールの描写が素晴らしい!緻密な科学的背景と強く深い親子愛を感じるストーリーがしっかり描かれている。この映画が描いたように地球は気候変動による環境崩壊に直面し、人類の生存は限界に達するのだろうか?リアルな近未来だ!
まさに奇想天外、支離滅裂、国際秩序を徹底的にこき下ろした痛快なブラックコメディ。宇宙戦闘シーンは、かの有名SF大作に匹敵するほどの出来栄えで一見の価値あり。 この映画唯一の救いは、ナチスレディを演じたユリア・ディーツェの超可愛さだけ!
殺人鬼がどこからともなく現れ一人ずつ惨殺していくパターンは新鮮味はないが、怪物ジェイソンとしての佇まいは「これぞ殺人鬼」と思わせてくれる。なかなかの怖さ、グロさ、そしてエロさもあるホラーだった。
とにかくコワくて笑える!そして楽しい。惨劇を繰り返す凶悪人形チャッチ―は現代のホラー映画として見事なアイデアで、残酷な描写も魅力の一つでトラウマ的娯楽性がある。チャッチーの凶悪な形相がコワ~い!
ポッドレースの迫力と面白さが半端でない! 敵役ダース・モールの堂々たる悪役っぷりもカッコよく、ダブルブレード・ライトセイバーの殺陣は素晴らしいアクションだ。 敵ながら手強い戦士だったが、散り際も見事だった。
剣と魔法と復讐劇の設定は想像がふくらんで楽しかった!若きシュワちゃんの張りのある筋肉美や迫力のある善悪激闘が堪能できました。最高のファイテング・アドベンチャーだった。
めちゃめちゃ若かったシュワちゃんが髪を七三に分け、潜入捜査官役でマフィアたちを懲らしめる話。カーアクションは良かったけど、総じて微妙な面白さに欠けた作品。 タイトルの「ゴリラ」は、シュワちゃんがゴリラみたいな体をしているからか?
アクション抜群の女性キャラクターたちが強くてカッコいい!戦闘シーンも、もはや男とか女とかにこだわるレベルではない。敵キャラのターミネーターREV-9の分身能力と破壊力や再生力には度肝を抜かれる。
敵役で最新型のターミネーターT-1000の表現が見事!液体金属のボディで撃たれても破壊されても体を再生するシーンが凄い。本作は”前作を越えた続編映画”だとはっきり言える作品。ターミネーター同士が闘うという設定もワクワクで楽しかった。
壮大なセットを背景にスリル満点の騎馬戦車競走シーンは圧倒的で比類なきスケール! 絢爛豪華なローマ帝国の華々しさと、奴隷船の過酷な環境が対照的に描かれていて、主人公の波乱に富んだ人生ドラマが見事に描かれている。
マフィアファミリーの抗争を通して、人間の権力と欲望、忠誠と裏切り、家族の強い絆が良く描かれている。時代背景や場面の雰囲気も豊かに表現されているし、映像美やニノ・ロータの音楽も素晴らしい。芸術性と娯楽性を見事に融合した作品だ!
渋いケイリー・グラントとオードリー・ヘプバーンの華麗な共演が素敵で、パリを舞台とした美しい映像とジバンシイが手掛けたヘプバーンのドレスもマッチしたお洒落な映画。連続殺人の謎解きのプロセスと緊張感があり、それにコミカルさが絶妙に融合した展開が面白かった!
全ての人にアピールしたさわやかな人間ドラマと、リアルで迫真のスカイアクションが素晴らしい!物語にケニー・ロギンスやベルリンらの曲を用いたリズム感あふれる映像と演出が良い。名曲「愛は吐息のように」が恋愛要素を盛り上げていて素敵な曲だ。
自由と尊厳を取り戻すべく、生きるか死ぬかの大脱走計画をスリリングに描いている。 脱走の準備期間と、脱出後の逃走劇の二段構成になっておりワンチャンスで収容所からうまく逃げられても、街に出て逃げ続けるってのは難しいですね。 今見ても色あせない面白さがある脱走映画の名作だ!
青い瞳、誠実で超ハンサムでマッチョな元祖スーパーマン!クリストファー・リーブは理想的なスーパー―マン役で空を飛ぶ爽快感を伝えてくれました。 恋人ロイスを抱っこして夜空を飛ぶデイトシーンは、ファンタスティックで美しい名シーンだ。
任務に向かう精鋭たちのキャストとアクションが豪華で、画面全体に華やぎがありました。嵐の中の絶壁上陸シーンや迫力満点の要塞破壊シーンも大きな見どころで、戦争版「ミッション・イン・ポッシブル」として今でも色褪せない戦争映画の名作だと思う。
難攻不落の城塞「鷲の城」に行くにはロープウェイで行くしかない。最大の見どころはこのロープウェイでのハラハラドキドキの乗り移りアクションで、実写と特撮を交えて巧く描いている。リチャード・バートンの渋さと若きイーストウッドのコンビネーションが良かった。
主人公ララが世界中を飛び回り、様々な不可能アクションを披露するのは原作がアクションゲームからなのか? 格別のスリルや笑いと感動もなく、若い頃のセクシーなアンジェリーナ・ジョリーがボディピッタリの服装で暴れまわる活劇でした。
暗い影が漂う北欧ミステリーならではの陰湿な雰囲気に惹かれる!細かい描写を重ねながら真実をたどっていく感じが好き。エロ可愛いニール・マーラ演じるキャラクーも魅力的。暗く猟奇的演出が得意のデヴィッド・フィンチャー監督ならではの傑作。
二大スターパチーノとデ・ニーロが渋くて魅力的!主役二人の孤独と悲哀が良く描かれている。大都会の夜景シーンがめちゃくちゃ美しく撮影のこだわりが感じられる。 ストリートでの銃撃シーンは圧巻で、伝説に残るほどにふさわしいガンアクションだ。
まさに壮絶で圧巻のサバイバル・バトルに驚愕!世界から水が消えた終末的な画面もクールだ。敵対する悪のカリスマも悪夢のような容貌で圧倒的な存在感があり、パンクなヴィジュアルも最高。ハチャメチャなシーンも多く異常なテンションでとことん楽しめる映画でした。
マッドな狂気と怒りによって加速する大迫力のカーアクションとバイオレンスに興奮する。 荒廃した世界観がいいし、特殊パトカー「インターセプタ―」がカッコイイ! 暴力とスピードでしか解決できない社会状況を肌で感じられる映画でした。
2024.10.31 投稿
ノーラン監督の緻密な演出により、バットマンの起源と宿命を興味深く描き出されており ゴッサムシティの暗い雰囲気と腐敗した社会も良く出ていた。 これまでのバットマン映画とは違い、重厚でよりリアルな世界観もあり、再起動にふさわしい作品となっている。
1対4の戦い!誰も助けてくれない、保安官ながらお礼参りに来たワル者たちとの対決に恐怖する・・・その心理を丹念に描いており、一人の孤独な英雄を称えるヒロイズムが印象的だ。 ラストで保安官のバッジを投げ捨て街を去るシーンが素晴らしい!
往年のアクションスター スティーブ・マックイーンの体を張ったド泊力のカーチェイスシーンに圧倒される! マスタングとダッジ・チャージャーの2台の名車がサンフランシスコの坂道を暴走するシーンは腹の底まで、そのエンジン音が響き渡ってくるほどの迫力があった。 ブリットの恋人役ジャクリーン・ビセットさんがトンでもなく綺麗でした。
元のゲームを知らないから、誰が誰だか 何が何だか分からかったが対戦型格闘ゲームを映画化しただけに、激しいバトルアクションが楽しめた! この映画の優れているところは、残酷で妙にグロい倒し方にありました。
宗教界のドロドロした人間模様と、濃密な信仰心が絡んだゴシックミステリー。 中世時代を入念な時代考証によって再現したリアルな美術や衣装が見もので、修道士役を演じたショーン・コネリーの重厚で存在感のある演技も印象的。難解だけど面白い映画!
渋い!実に渋い 人気絶頂期のスタローンだからこそ実現した無頼刑事アクション。 “貴様は病気だ、俺が特効薬さ”という決めセリフを吐いて悪党を処刑するスタイルもコブラ流。朝食も冷蔵庫から昨夜の残りピザを冷たいままほおばるのもクール&冷たい!?
ハリウッド版ゴジラは人相の悪いイグアナイメージで、特撮もお粗末で画面が暗すぎる。 敵怪獣ムトーから人間まで全員の魅力がないので、もう少しストーリー展開が面白ければなお良かった。ゴジラの必殺技が迫力に欠けた印象なので今度は超極太ビームを期待する!
なんの予兆もなく世界が壊れて崩れる地球壊滅のビジュアルが衝撃的! 家族が車で脱出するとき、次々と地面が崩れさっていき迫りくる崩壊をくぐり抜けるシーンが圧巻。これを再現したアトラクションが遊園地にできたらスリル満点の臨場感が得られるかも!非日常感を感じるのにピッタリの映画でした
地球温暖化をテーマに、異常気象による都市壊滅のリアルティな地獄絵図が観られる。 目の前に広がる最大級の被害を見つめながら、もし自分がその現場にいたらどうするのか?「明後日」にそのアイスストームが起きたらどうしょう!エメリッヒ監督に聞いてみよう。
宇宙人vs人類の戦い!理不尽な宇宙人達に地球が占領されるパニックアクション! ホワイトハウスが 木っ端微塵に吹き飛んだり、宇宙規模の超スケール映像が圧巻。 エンタメ重視で大スケールの世界観が楽しめた映画でした。
記憶も感情もない無敵の戦闘マシーンである兵士たちのヴィジュアルがユニーク。 本物の格闘家であるヴァン・ダムとラングレンの2人の戦いなのに、その凄さを活かしきれていないのは残念。二人の俳優さん名前負けの作品。
戦闘機とは違う特殊武装ヘリVSヘリの空中戦は見応えあり!市街地の狭いところを飛び回る飛行シーンはカメラワークも相まってなかなかの迫力があり、ラストの決着も良い。 ワルがいかにも意地悪そうな面構えだったが「時計じかけのオレンジ」に主演していたマルコム・マクダウェルでした。
アクションとアドベンチャー、コメディにちょっとホラーを足した絶妙なバランス。 魅惑的な古代遺跡に恐ろしいミイラなど冒険アクションの魅力がいっぱい詰まっている。 この映画は歴史へのロマンと冒険心をかきたてます。エジプト旅行に行きたくなる!
混沌のNYを舞台に、主人公・ポパイ刑事の執念とムチャぶりや はみ出しぶりが痛快。 1970年代の空気感と、リアリズムたっぷりの緊迫感や渋さが全編に散りばめられている。 後半のカーチェイスは必見で、凄まじい迫力がアクションの盛り上がりを見せている!
透明人間になるまでの過程の描写が生々しく描かれ、グロテスクながら驚愕の一言。 そしてケビン・ベーコン演じる透明人間がその優位性で、男として最初にやったお下劣行為に納得?バーホーベン監督ならではの、エロスと狂気とスリルの渦に巻き込まれた作品。
男たちのアップされた顔面力にモリコーネのひたすら盛り上げる叙情的な音楽、そして息詰まる3人のガンマンのラストの決闘シーンが痺れる! 橋の大爆破など、前2作よりもボリュームアップした味付けの、マカロニが味わえました。
ド派手なドンパチにバッタバッタと敵を倒していくガンフー・スタイルが、そこそこ面白い! アクションに特化した壮絶なアクション映画で、キアヌの戦いぶりがユニークで新鮮。 殺し屋の大事な子犬を殺して、眠っていた「狂犬」を起こしてしまった復讐劇だ。
良くも悪くもバイオレンス派の巨匠サム・ペキンパ―監督の度外れな才能を放出した作品。 ラストで「血の舞踏」とも呼ばれているスローモーションを駆使した凄惨を極めた銃撃シーンは一見の価値あり!西部の無頼漢たちの人生の黄昏と悲愴美が重なりあった傑作です。
戦線に赴任した上官は何としても「鉄十字勲章」が欲しい、伍長はそんなの単なるバッジに過ぎないと思っている。無能だが功名心が強い上官と、経験豊富な伍長との対立は険悪となる。そして上官は逆恨みで彼の部隊を策略にかける。激烈な戦いの中で人間の残酷さを見事にえぐった傑作!銃撃戦のスローモーションの演出センスが良い。
チープで低予算ながら、グロな特殊効果と血ノリも大出血サービスの大盤振る舞いホラー! ラストで悪霊に取りつかれた人間がどんどん溶けていく映像は圧巻。 やりたい放題のスプラッター映画ながらブラックユーモアも含むホラーの傑作。
まさにリアル感が半端なく、目の前の事象を目撃しているかのようなドキュメンタリータッチの殺人鬼ホラー。人面皮をかぶったチェンソーマンが唐突に現れて襲い来るシーンは 音と顔が怖い!16mmフィルムで撮影した画質の粗さが独特の雰囲気を醸し出している。
ゴシックホラーにふさわしい修道院内のシックな意匠や、シスターの質素な生活ぶりが印象的。映画全体からゾクゾクが漂いB級ホラー映画にありがちなおふざけ感が全くない! ラストで怖い死霊が登場するまでは、主人公シスター女子の可愛らしさ重視で見ていました。
実在する怖い人形のお話。真正面から見たアナベルのビジュアルが不気味でめちゃ怖い! アナベル人形のルーツと怖さは充分に出ているが、全体的に恐怖感は薄めの感じ。 しかし、急に驚かせるシーンがかなり多いのでそれなりにビックリびっくり!!
緊迫の潜水艦アクションを期待したのに、いいところが何もない期待外れの低予算戦争映画を見た感じ。戦わねばならないのにやりたくないというアル中の艦長がリーダーでは、お話にならない。近年まれにみる駄作の潜水艦映画!
ハラハラするアクションに冒険、ホラーとロマンスなどまるで宝箱を見つけたような映画。 敵との抗争や過激な逃走劇など、絶えまないアクションとインディの活躍は痛快だ! 井戸でグジャグジャいた大量の蛇は本物で撮影されたらしく、考えるだけで背筋が凍るようです。
殺人鬼のマイケルが不気味なマスクをかぶり、一言も話さず動機や感情は不明なまま人々を次々と殺しまくるシーンはショッキング! ゆっくりと迫りくるブギーマンの恐怖が感染し、緊張感がいつまでもゆるまない。
戦闘マシン・ランボーの最後の戦いにふさわしい、容赦のない処刑シーンが痛快! 特に地下壕での戦いは1対多勢に立ち向かうためのトラップや過激な戦いぶりは、さすが 乱暴~です。
ベトナム戦争で命をかけて戦った帰還兵への非難や、そのやり場のなさが伝わってくる。 屈強なランボーが腹の出た田舎の保安官にナメられ我慢し、ついに堪忍袋の緒が切れた時からの反撃が凄まじく、不要な戦いを強いられた男の虚しさが印象的だ。
往年のオールスター総出演で、7人の個性的なアウト―ローたちの戦いぶりがカッコいい! 少額の報酬で命をかけるガンマンたちの心意気と自己犠牲、団結の重要性や友情が描かれて見応えのある西部劇だった。
妖艶な美女ロッサナ・ポデスタが演じるセクシーな衣装と肢体にくぎ付け! コミカルなチームが、あの手この手の金塊争奪線と裏切りのゲームを繰り広げる楽しいドロボー映画。ダバダバダ~・スキャットのテーマ曲もお洒落でなかなか良い。
2024.10.18 投稿
迫力のカーチェイス、裏切り者の追跡劇、スレイトとの格闘、ボートでのチェイスや飛行機アクション、そして砂漠のホテルでのクライマックスと、ノンストップアクションと言っていいほど盛りだくさんだが、クレイグ版007としては最もクオリティの低い作品という印象。
ボンド6代目ダニエル・クレイグ版は、リアルなスパイの日常が描かれており、大人のボンド映画が帰ってきたような面白さだ。 泥臭いアクションも素晴らしいが、裏社会に生きる男女の非情な恋も描かれており格調高いスパイ映画となっています。
ブロスナン版ボンドの最後の敵は北朝鮮というかなりきな臭い展開になっている。アイスランドの湖の氷上でのカースタントなど、武器やスケールも大きく なっているが消える車?には無理がありすぎ。ロザムンド・パイクのクールな美貌は良かった。
オープニングのテムズ川を舞台にしたボートチェイスから山岳地帯でのスキーアクションなど見事なアクションが満載。今回の敵役俳優は凄みがなく役不足気味。 ブロスナン・ボンドはだんだん油が乗ってきており、余裕も感じられる。 ボンドガール ソフィー・マルソーが上品なエロさと美しさで魅力的。
香港のアクション女優ミシェル・ヨーが、ボンドと手錠でつながれたままでのバイクチェイス・シーンや激しい格闘シーンを演じボンド顔負けの活躍を見せている。 立体駐車場でBMWをスマホのリモコンで操作するアクションが面白い!あのスマホがほしいです。
ボンド5代目ピアース・ブロスナン版は、ハンサムで体のキレも良いが小物感が漂う? クールな作風だが、さほどワクワク感や興奮することもなくこれまでの007として可もなく不可もなくといったところ。でもシリーズの大きな転換点となった作品と感じる。
ボンド4代目となるティモシー・ダルトンは、前作までのユーモア路線からハードなアクションに原点回帰し、秘密兵器に頼らないリアルでタフなスパイを見せてくれました。 ボンドカーも兵器フル装備のV8アストンマーチンが久しぶりに登場し、Qに”塗装したばかりだから傷つけるなよ” と言われてもラストでは「自爆装置ON」にセット!笑える。
オープニングから壮絶なスキーバトルが展開、デュラン・デュランのテーマ曲もノリが良い。 グレース・ジョーンズ演じる女殺し屋はスタイリッシで、なかなかのブラックビューティ。 本作でロジャー・ムーア最後のボンド役、12年間お疲れさまでした!
復帰とリハビリを命ぜられたボンドが突如として現役に復帰。 老いてもコネリー・ボンドの魅了はたっぷりで、歳をとってもカッコよかった! 敵役ボンドガール、バーバラ・カレラのキャラクターが強烈で、セクシーさと非情さが マッチしたクールビューティが良い!
オープニングからヘリにぶら下がったり生身のアクションが連続し007の原点に立ち戻った1作。海底での攻防戦や大絶壁のクライミングシーンなども緊張感があり、派手なアクションとハイテク技術も満載で見どころ充分!
スパイアクションとSFが融合した奇想天外の展開は、従来のスパイ要素が薄れ残念な出来。鋼鉄の歯を持つ無口な暗殺者ジョーズが、前回よりも力とコミカルさがパワーアップし 出番も多く、宇宙船内での攻防戦も迫力があります。
ボンドに暗殺予告をした殺し屋・スカラマンガとボンドとの対決を軸にした展開。 悪役スカラマンガの魅力が強烈で、部下の小人役はコメディ担当だが実は怖いタイプ。 ジェットエンジン付きの空飛ぶ車や、川越へジャンプの曲芸スタントもあり見どころ充分。
オープニングで敵方ブロフェルドが抱くニャンコの目がキラリと光り、ダイヤやセクシー美女のシルエット映像がユニーク! バラエティに富んだ内容だが、007ならではの盛り上がりに欠けた作品。 それにしても復帰したコネリーは幾分腹が出て老け込んでいるイメージがあり、精悍さに欠けた印象あり。
ボンドが日本に変装潜入したとき、麦わら帽子をかぶったショーン・コネリーの漁師姿が滑稽。秘密基地に潜入する際の全身グレータイツの忍者スタイルも違和感があります!? トヨタ2000GTのオープンカーがボンドカーとなり、007で日本車が採用されたことにびっくり!動く天井にロケット発射台など、トンでもないスケールのセットに感動。
これまでの007シリーズ中、美女が最も多く登場しストーリーもかなり面白い作品。 滅多に変装しない007がピエロに紛して顔を白塗りするシーンは、ボンドジョーカー? といわんばかりのムーアの二枚目ボンドを見る事ができました。
NATOの原爆奪還という、スケールアップしたストーリーと美しいバハマの海を舞台にしたアクションに圧倒される!片目パッチの悪役の貫禄も充分。 特にサメがウヨウヨする海域に潜るシーンや、海上を疾走する豪華クルーザーでの戦いなど、ダイナミックなマリン・アクション映画の傑作。
緊迫感に満ちた潜水艦同士の戦い、機雷原が敷設された絶対不可侵のロシア海域への潜入、そしてロシア大統領の救出という、緊迫した海と地上のダブルアクションが楽しめる軍事アクションムービーが楽しめました。
スリル満点のアクションと魅力的なボンドガール、そして数々のスパイガジェットも登場し、コネリーボンドの ”女たらしスパイ” の貫禄も充分です。 屈強な殺し屋とオリエント急行内で戦う格闘シーンとヘリコプターや高速ボートでの追跡シーンなどたたみかけるアクションで大興奮!
今回のボンドはMI6から殺しの許可書も剥奪され、私怨をはらす男の感情剥き出しの復讐劇となり人間ジェームズ・ボンドの生身の姿も見られる。 リアルなアクションシーンとブチ切れボンドの復讐戦が展開され、いつもの任務から外れた諜報員らしからぬ「私刑」に走る姿が珍しいほどです。
3代目ボンド、ロジャー・ムーアのボンドぶりもかっこよく、水中に潜る水陸両用カーや海中の巨大秘密基地、鋼鉄の歯をギラつかせる不死身の殺し屋ジョーズなど、個性的な敵の登場やアッと驚く秘密兵器など娯楽性タップリの007に仕上がっています。 ラストに浮上する海中からの大要塞浮上シーンは、SF的で圧倒的なスケール!
平凡な日常に、ある日凶暴な侵略者がやってくるというパニック感たっぷりの映画。 少しでも音を立てたら殺されるという、静寂と緊張感に包まれた良作の恐怖スリラー。 この侵略者は、ポップコーンを食べる音さえ逃さないかも!?
ロジャー・ムーアの新生007は、前作までのシリアス・アクションに加えオシャレな笑いの要素が入った、ニュースタイルのスパイアクションが楽しめる。 ブードゥー教も絡んだオカルト雰囲気の007映画で、本作での敵悪は黒人ボスですがスペクターのような強大な悪組織でなかったので、スケール感は減少気味となりました。
アルプスでの大雪原のスキー・チェイスや、ボブスレーを用いた超高速の滑走アクションなど、怒濤の勢いで臨場感満点の見せ場を連打している。 若返った2代目ボンド・レーゼンビー版のスマートアクションとラブ・ロマンスが見どころ!
ベッドに横たわる全身が金箔女の死体、やけにつよい用心棒オッドジョブとの闘いなど、前2作よりもスケールアップした内容になっている。 金塊が収納されたフォートノックスに核爆弾が設置され、ボンドがその装置を止めるため 配線を引っこ抜く間際、Qがその装置を止めた時のデジタル表示は007秒だったのです。
前半のミステリー風味から始まりジャマイカでのボンドガールとの戯れ、そして後半の秘密基地でのアクションとスパイ活劇の面白さがギュッと詰まっている。 まだ007の秘密兵器やガジェットは登場しないが、古典的なスパイ活動をする彼の戦い方に面白さを感じます。
凶悪なヴェノムはグロテスクだがどこかお茶目で、可愛げのあるダークヒーローだ! 前作以上に笑えるハプニングやシリアスなサスペンスに派手なアクションとギャグ、そして熱きラブや友情などが ギッシリ詰まった「最狂」に楽しい作品になっている。
娘を助ける為に、たった1人でアジトに乗り込み破壊していくストーリーはかなり無茶な設定ですが、無敵シュワルツェネッガーだからこそ成り立つアクション。 若かりし頃のシュワちゃんが、弾薬や火薬を無制限で使いまくりバッサバツサと敵を倒していく肉弾アクションの傑作!
我々が知り得ない場所で核戦争の危機に直面した状況をスリリングに描き出し、現実に起こりうる核戦争の可能性がリアルに描かれゾッとする。 艦長と副長が潜水艦という密室で規則の遵守か、状況に応じた判断かの選択を迫られる緊迫感が見どころ!アカデミー賞俳優・ハックマンとワシントンの攻防演技が火花散る名作でした!
蒼い海の映像美とエリック・セラの素敵な音楽が見事にマッチしている新世代の傑作! 人を愛すること、友情、別れ、死について色んな思いが詰まった濃厚な海洋ロマン。 命綱を離しイルカを追ったジャック・・・何とも言えない余韻を残したラストだったが、ジャックはイルカになったのだろうか?
列車内のスタイリッシュなセットとオールスターキャストの豪華さ、雪山を煙をはきながら走る列車と風景が美しい! 何度観ても、ミステリーの女王・アガサの仕込んだトリックの精巧さと、最後のどんでん返しに衝撃を受けてしまいます!
2024.10.14 投稿
二重三重に張り巡らされた計画の数々と抜群のチームワークで、危機を乗り越える展開がこの映画の見どころ。 でも計画は完璧ながら、いざ実行に移すとモタつきトラブルが発生するどこかドジなチーム?俳優各人の個性を活かしたキャラクターで、彼らが起こすトラブルにハラハラドキドキしながら活劇を楽しめる作品です。
母親と子供たちとの絆、葛藤と成長…やがて 自立の時が訪れる。 親にとっての永遠のテーマとなっている”子離れ”をしっかりと描き、ラストで子供の”雨”の旅立ちを見送る母親の不安と愛情がジーンと伝わってきます。泣けます!
人間社会の貧富の格差を圧倒的なVFXで表現し、完全に地上と宇宙に二極化した諷刺が見事!裕福な人間が「世の中、すべて金次第」で世界を支配する近未来の地球を描いている。 お金持ちは高度医療を受けるユートピアで生き延び、貧しい人は荒廃したディストピアで死ぬだけデス。
レトロ感あふれる美術とジョルジオ・アルマーニが手がけたクールな衣装など、30年代のシカゴを見事に再現したクラシックな街並みや雰囲気が素晴らしい! 銃撃戦の最中に駅階段をスローモーションで滑り落ちる乳母車シーンは、デ・パルマ監督ならではの演出。デ・ニーロが頭の毛を抜き、カポネになり切った演技も見事。
地味で冴えない普通のオッサンが、想像だにしないバイオレンスを炸裂!暴力が覚醒した路線バス内での格闘は痛々しいほどの生身アクションの展開で、サプライズに満ちた人物造形がドラマチックで痛快。主演俳優を知らなかったので期待しなかったが「思わぬ掘り出しモノ」を見つけたような快作でした。
これまでの潜水艦映画にみられる海中バトルシーンも無い、艦内での究極の「人災ドラマ」! その分、密室内での核汚染の描写がリアルに描かれておりなかなかの緊迫感があります。 ハリソン・フォードは、いつも正義役をやっているので本作の無能で偉そうにしている艦長役は新鮮に見えます。
一見、普通のオッサンと思っていたが、元CIAベテラン工作員のオヤジの人並みはずれた洞察力や推理力、そして無双ともいえる強さで何人もの悪党どもを倒す姿はカッコイイ! とにかく娘を取り戻すためなら手段を選ばない最強オヤジの痛快アクションがみどころ!
最凶キャラと化したラッセル・クロウが、女性ドライバーをアオリまくるのだ。 クロウのその目つき、顔つきが怖い!怒り狂った「狂気」のドライバーが、次々と凶行を重ねるノンストップアクションがみどころだが 次から次と、とばっちりで巻き込まれる人たちの被害シーンも続出でストーリーに強烈なスピードと緊張感を与えている。
ザリガニが鳴くその湿地帯は不毛の地であり、粗末な小屋に少女の一家は勝手に住んでいたが、母親は去り兄弟も父親も去っていく。一人残った少女の野生的な生きざまが切ない。 その貧しさと自然の対比、そして初恋ロマンスが瑞々しく描かれている。 終盤で「私は湿地だった」という言葉が、彼女の全てだったのでしょう。 そしてラストである真相が浮上した時、衝撃的で深い余韻が残ります。
駆け出しで、若かりし頃のジョニー・デップの初々しさがみられる作品。 奇怪な外見なのに天使の心を持った主人公と、町の人々とのユーモラスで心温まる人間模様と、徐々に愛を知っていく人造人間の心模様もほほえましい。 彼の両手ハサミの動きも必見で、庭の手入れから犬のグルーミング・人のヘアカットまで見事なシザーハンズ・カットも見どころ。
今では偉大なる映画監督となった、j・キャメロンの監督デビュー作だがトラブル続きにより当人としてはデビュー作とは思っていない「黒歴史」扱いをしている悲しき一作。 あまりの超低予算のためにキャメロン監督の思うような映画にならなかったが、B級低予算映画特有のエロさとグロさも楽しめます。
マル暴刑事役の松坂桃李が、前作の優等生キャラから飢えた狼のようなダークな刑事へとレベルアップした変貌ぶりが描かれ、男から男へ信念が受け継がれる人間ドラマとしても、見ごたえ十分! でも、孤狼になり切れない孤軍奮闘ぶりと悲哀も伝わってきました。
ヤクザよりヤクザみたいな刑事役に役所広司、大卒で優等生のぼっちゃん刑事役に松坂桃李という異色コンビは、これ以上のキャスティングはないほどの組み合わせと名演技。 おふざけ要素全く無しのシリアスで残酷なバイオレンスは重厚感があり衝撃的でした。
客船が転覆し全てが逆さまになっている光景で、トイレの便器が天井にくっついているのはシュールだった。性格も境遇も違う10人の生き残りの間で展開する人間ドラマも見どころ。 船が転覆してから脱出まで怒涛のパニック展開で、中だるみのない素晴らしいアドベンチャー作品!
逃亡者の逃げる執念に、彼を追う警部の執念が見どころ! 追い詰められたキンブルがダムから決死のダイブをした後の捜索シーン。 “警部、あんなところから飛び降りたら絶対死んでるから探してもムダですよ! 今頃きっと魚のエサに なっちまってますよ~“と部下が言う。 ”だったら、キンブルを食った魚を釣って持ってこい!“と言い放つ。 ジェラード警部の執拗さがよく表れていました。
密室で凶悪なクリチャーが隊員に同化したため、誰が本物で偽物なのかという疑心暗鬼の恐怖感がじわじわと伝わってくる。そして登場したエイリアンのドロドログチャグチャナが強烈!逃げ場のない密室サスペンスと、未知の怪物の恐怖感を融合したSFの傑作。
クールで寡黙なプロの運び屋がスリリングなカーアクションで、我々を緊張感のある世界に引き込んでいく。ジェイソン・スティサム演じるトラブルを嫌う男が、見るにみかねて弱い者を助ける「男気」のあるキャラクターが最高!
最初はやられっぱなしの老ガンマンが、酒場で元殺し屋に覚醒した時の変貌ぷりっが見もの!相棒の死を知り酒をあおってからの歯止めが吹き飛び、冷酷で非情な殺し屋に戻ったことを象徴してからのガンアクションに圧倒される。多くの西部劇ヒーローを演じてきたクリント・イーストウッドの集大成的映画
愛の再燃を描いた古典的ラブ・ロマンスは、粋で、ハードボイルドな名セリフが魅力的! なんにしても、主演のハンフリー・ボガートが渋くて男らしくカッコ良すぎ~。 これぞ、男のダンディズムを見事に再現し、名台詞の”君の瞳に乾杯”という言葉が似合う人なんて、ホント彼ぐらいなのでは!! ボギー俺も男だ、あんたの時代は良かった! 男のやせ我慢が 粋に見えたヨ~。
相手を倒す前に何秒で倒すかを腕時計でタイムセットし、16秒が19秒で終わった時、3秒オーバーとクールにチェックするシーンはさすがのプロスタイル。 必殺仕置き人・マッコールの無敵ぶりと、見事に演出されたアクションが素晴らしい!
高所恐怖症を発生させ、見ていると身がすくんでくる! まともに見られないスリル感は なかなかのもの!ホラー映画の恐怖感とは別の、命の危険を身体で感じさせる恐怖感をたっぷり味合わせてくれる作品。 手に汗握るワンシチュエーションの傑作。
女殺し屋ニキータが華奢な身体で、反動が大きい大型自動拳銃のデザート・イーグルを振り回す姿も、アンバランスで迫力があり、大型銃で壁をぶち抜き相手を倒すシーンはベッソン監督ならではのカッコイイ演出スタイルが決まっている!
完全犯罪が成功し”太陽がいっぱいだ”と満足の笑みを浮かべた時、二人の刑事が訪れるシーン、そしてアラン・ドロンが呼ばれて去った後、その椅子の背後には太陽と美しい海が広がっている・・・そこにニノ・ロータの哀愁のメロディが流れる、最高のラストシーンだ!
お気楽なブラックコメデイかと思いきや、ダークで様々な社会問題を盛り込んだサスペンスフルな内容がどんどん展開していく。整形をした主人公のステージを3人1役というそれぞれの女優が演じきった物語は、違和感もなく一人の女性の壮絶な人生をしっかりと演じている。 それにしても平凡な一女性が、どこでこうなるのか謎??デス。
一見退屈そうな雰囲気ですが、全編南イタリアの美しい風景と島民たちの素朴な暮らしなどが詩情たっぷりに描かれています。偉大な詩人が詩の意味について説明する解釈も納得です。 息子の結婚披露宴で、日頃は無口な父親がうれしくて長~いスピーチをするシーンは笑えて感動します。古い映画ですがいつ見ても名作!
悪魔の子ダミアン誕生の秘密!それは恐怖によって人々を支配する教会内の邪悪な陰謀だったのか? 最新作はレジェンド・ホラーならではの幻想的な死や暴力シーンも随所にみられ、初代「オーメン」につながる新たな発見もあります。
悪の化身ダミアン誕生!戦慄の連続死と邪悪な世界観は悪魔の狡猾さを見事に描いている。 連続死で邪魔者を一人一人消していき、ラストで狼の母親を見つめながら墓場で微笑むダミアンの姿はシリーズ始まりの予感を感じさせる。悪の化身・ダミアン誕生の秘密と目的は何なのだろうか?
この映画は、よく気をつけて観ていないと現実と妄想の区別がつかない程の難解さと多くの伏線が散りばめられている。そしてラストの衝撃のオチで、一気に頭が混乱させられる!? 主演のディカプリオは、トラウマに悩む難役を見事に演じ、俳優の成長を感じさせます。 見落とした伏線を回収するため、もう一度初めから見直したいです。
カラー映画なのに、水墨画のようなスタイリッシュなモノクロの世界が見事に表現されている。しかも白と黒の対比は登場人物たちの表と影、影武者としての主従関係やストーリー全体の光と影を如実に描いているのです。 終盤の鋼の刃を仕込んだ刃傘の大合戦アクションや、華麗な武術技も圧倒的で素晴らしい!
本作のようなB級ホラーは真面目にみると、三流超えの四流作りで怒りの発作に襲われます。 プー2はホラー映画ではなく、笑うために作られたチャッチ―な「キャラ変」映画とみれば 見どころあり!改めて見るとグロテスクなプーさんが、ホラーの衣装を借りて暴れまくるギャグ映画でした。インタビューで監督は言ってま~す ”本作はあまり深刻に捉える映画ではありません” と。
二面性を持つ主人公の異色アクション!一見物静かな男を怒らせると”怖い系”の男に変貌。 財務調査の際、猛烈なスピードでガラスに数字を書いて不正を暴いていくシーンは圧巻! 自閉症を抱えた殺し屋、ベン・アフレックの顔面無表情のクールな趣が魅力的。 数字に強い会計士が凄腕のスナイパーとは、”計算”?され尽くした狙撃が得意なのだろうネ。
時速300kmで疾走する密室でのサバイバル!これまでのゾンビはのろのろと緩慢な動きに対して、韓国ゾンビは凶暴にして食欲旺盛、大群がハイパースピードで襲ってくる。 そして、人は極限状況に追い込まれると醜い本性が丸出しになるという見本の映画。 暴走するスリル、超ヤバゾンビ、そして家族愛に満ちた熱いストーリーに感動! タイトルは高速鉄道「新幹線」内で起きた感染症だから「新 感染」なのでしょうかネ?
2024.10.04 投稿
素足でタンクトップの姿で、ボヤキながらテロリストと戦う主人公のマクレーンを見ているとハラハラドキドキします。でも人間的な弱さや恐怖心を持ちながら、知恵と勇気と不屈の精神で戦う彼の姿には爽快感すら感じます。 人間味あふれるヒーローの戦い方と、高層ビル内での迫力アクションが見どころ!
オープニングの荘厳な音楽と共に、宇宙空間が表現されたシーンは圧倒されます。 当時の科学理論を尽くした宇宙開拓と、惑星間航行をリアルに視覚体験させてくれました。 その世界観は芸術か哲学か?まさに賛否両論!難解にして名作 と誰もが認めるSF作品。
荒野に現れた薄汚れのガンマン、ヒゲずらで目つきの悪い男たち、ファニングと呼ばれる早撃ちで悪人が踊るように倒れる派手なガンプレイ!そして戦いのムードを高めるモリコーネの素晴らしい音楽など、グルメなマカロニ(スバゲッティ)がテンコ盛りの傑作!
泥水たまる雨の中、棺桶を引きずりながら登場する荒野のガンマンが衝撃的! 棺桶の中は何が入っているのかワクワクします?血と殺しと凄絶なリンチがてんこ盛りのマカロニ・ウエスタンの傑作!テーマ曲も良い さすらいの ♬ジャンゴ~~♬
これまでバットマン映画に登場したジョーカーとは全く違う、悲しみと孤独に満ちたジョーカーが誕生!笑顔の中に潜む本当の悪を見たとき、人は狂気の世界へ足を踏み入れる。 役作りのため異常なほどの減量で演じた、ホアキン・フェニックスの圧巻の演技が見事!
鬼嫁と主夫という夫婦間のクスッと笑えるコミカルなシーンや、迫力の銃撃シーンとアクションがたくさんあり、予想外の展開も次々と起こりラストまで目が離せない! コメディとアクションが絶妙にバランスをとった、韓国バディアクションの良作。
豪華俳優たちが、バカバカしくも壮大な茶番劇を大真面目に演じる様はマジでおもろい! 埼玉ディズリも次から次と飛び出して埼玉県はよく許可したね~、でも埼玉県民も大ウケしたみたい。まさに邦画史上最大のクソ真面目にして郷土愛あふれる茶番劇でした!
孤独なヒットマンが、身寄りがなくなった少女をそっと見守り不器用な笑顔を浮かばせる優しさが良い。完全版の方がレオンとマチルダの思い出シーンが追加されているので、二人の関係がちょこっとアップされている。「凶暴な純愛」見事なサブタイトルです!
オープニングから鮮烈でダイナミックなダンスシーンに、即!引きずり込まれる。 まさに、度肝を抜くオープニングから始まり、これぞミュージカルと確信するような音楽と華麗なダンスにスタイリッシュな映像、そして名曲の数々に魅了されます。 歌うだけの映画ではなく、ドラマとミュージカルのバランスが良い不朽の名作です!
2024.10.03 投稿
50年前の映画ながら、とても斬新な設定で想像力やストーリー・映像が凄すぎる。 ガンマン役ユル・ブリンナーの、ほぼセリフ無しの威圧感ある演技も不気味! 楽しいテーマパークでも、人間と区別のつかないアンドロイドの方がジュラシックパークの恐竜より恐ろしいと思うほどの作品。
全編を通して迫力のある戦闘シーンが多く、その演出やクオリテイも洗練されています。 しかし戦闘はメインではなく、ナポレオンと妻のジョゼフィーヌとの生臭くてネチャついた関係が描かれている。英雄視されているナポレオンの意外な一面が見られる作品。
まさに、金持ち家族に寄生していく 貧困パラサイト家族の巧みな展開が面白い! 格差社会をブラックユーモアで描き、前半コメディから 後半急なサスペンスに変わる二段構えからのエンディングも良かったです。 劇中上層・下層国民の違いの1つとして「臭い」が指摘されたが「貧乏臭い」という臭いは消えないようです!?
気持ちの悪いサイコパス映画だが、レクター博士の強烈なキャラクターに引き込まれる。 誰にでもあるトラウマを引き出す、レクター博士の心理的誘導が凄い! ジョディ・フォスターの知的な美しさが魅力的!名優の痺れる演技とアカデミー賞の深さがわかる傑作です。
密室と限られた時間の中で、生と死を天秤にかけさせるサイコな選択ゲームやトリックにグイグイと引き込まれる素晴らしい傑作サスペンス。 金をかけた超大作よりも、低予算でアイデアと脚本が凄いと思わせる画期的内容の作品。
悪には悪を、毒には毒を絡ませる、三者三様のワルたちが凶悪な悪人伝を演じている。 ヤクザのボスを演じたマ・ドンソクの極悪ビジュアルと、その巨体から繰り出されるバイオレンスは圧倒的迫力に満ちている!ストーリーも骨太でラストのオチも良かった。
砂漠世界の映像美、音楽、襲い来るサンドワームの迫力、そして独特の世界観が良かった! 前作が苦難の物語に対し、本作は複層的なテーマを秘めた復讐劇で壮大なSF叙事詩として 見応えがタップリあった。まさに砂の惑星「救世主伝説」として素晴らしいSF作品!
血に飢えたヴィランと、命を救う医師という2つの顔を持つ男の葛藤が終始ダークに描かれ、半分人間、半分吸血鬼となった悲しい孤独なヒーロの誕生です。 ホラーとして、もう少しキャラの掘り下げが欲しかったです。
最強VS最強の戦いで街を破壊しまくって、人間の犠牲者はどれ位出るのか考えないのでしょうか?というツッコミどころ満載でも、スーパーマンの葛藤や特撮の出来が良いので十分楽しめました!
子供の頃のゲームが命と金をかけたデスゲームとなり、生き残るため、大金を手にするため さまざまな欲望と濃密な人間ドラマが描かれ、予想外の展開や衝撃の結末に目が離せなかったデス。迷わず★5デス!
多くの飛行機映画にみられる乗客のパニックモノではなく、全員を救ったはずの機長が容疑者扱いされ、そんな機長の失地回復のドラマとして葛藤や苦悩が丁寧に描かれていて面白かった。機長役のトム・ハンクスの抑制された演技も静かな感動を与えています。
2024.10.02 投稿
ラスボス的なクリチャーが沢山出てきて、その戦いは「バイオハザード」のスタイル。 スプラッターシーンも結構あり、ゲーセンのゾンビを撃ちまくるようなゲーム感覚がとても新鮮!CGを使わずに生身の重量感あるアクションが見どころのドンパチ系作品。
こんなに綺麗なアンドロイド美人が現れたら、男は簡単に惹きつけられてしまう! 映像もクールで美しく、ストーリーも程よく緊張感があり気が抜けない感じ。 女性の魅力を使うAI ロボットの不気味さが伝わってくる気味の悪いSFの傑作。
前半はミステリータッチで緊張感があったが、後半からは急にチープになってゆきエイリアンが登場した頃からはストーリーがコロコロ変わり、ごちゃまぜに展開! スティーブン・キングの要素を詰め込み過ぎたせいで、サスペンス・ホラーとしては微妙?
夢の中で人々を血祭りにするフレディ・クルーガーは、全く新しいタイプの殺人鬼。 手袋に装着したかぎ爪が配管を擦った時に放つ、キキキィ~~という耳障りで不快な音がホラー感を増す。 眠いのに「眠ると殺される」という、逃げ場のない恐怖感がキキィ~~と伝わってきます!
孤独にして無音、宇宙からの脱出系映画としての緊迫感・悲壮感が伝わってくる。 無重力表現の映像の凄さと、極限の状況におかれた主演二人の演技も良い! 緊張感と息苦しさが疑似体験できる、宇宙空間パニックスリラー。
CGもない1933年という時代に作られた、目に見えない透明人間の映像にビックリ! 薬品の副作用によって凶暴化したインビジブル・マンは、ラストで最愛の人に看取られて亡くなった時の穏やかな顔が印象的です。
絶海の孤島で、怖すぎな歌詞にそって一人ずつ殺されるミステリーが面白い。 正統派なのにクスっと笑えるシーンが多くあり、役者さんたちの演技も素晴らしいクラシカルな元祖ミステリー。
VFXで描く最近の作品と違い、アナログで動くモンスターたちの衝撃は今観ても凄い! ちょっとぎこちなくチープらしさがありますが、作り手たちの夢と情熱が伝わってくる快作です。
異星と思い込んでいた惑星は実は未来の地球で「人類の自己破壊」を描いたラストシーンは人類の末路に警鐘を鳴らした衝撃的なオチの傑作! 特殊メイクで再現された猿の表情は、狂気と愛らしさがリアルに表現されている。
”あ~~イタイ!いたい!痛い!うわあああああ~”ってなる感じ。 舌に穴開けたり、タトゥーを彫ったりする生々しくも濃厚なシーンがテンコ盛り。 今まで素直な女の子が、うまくウソをつきながら少しずつ闇の世界に近づいて行く。 そして、ドロドロとした三角関係をするだけして”もう、こんなくだらないことやめよう”と一人の女の子が大人になるだけのお話。 映画初主演・吉高由里子の「天然ぶり」が魅力的!
2024.09.09 投稿