辺見マリの「経験」をバックに描いた、谷隼人の映画初主演作。銀座クラブのバーテン・年男は、店のママにホステスとして紹介したあき子に想いを寄せる。だがあき子には故郷仙台で運転手として働く勇という恋人がおり、やがて彼が上京することに。

"経験"は、銀座のクラブで働くバーテン、年男がホステスとして紹介したあき子に恋をする物語。しかし、あき子には故郷仙台で働く恋人、勇がいる。勇が上京するという事態に直面し、年男と勇、二人の男の間で揺れるあき子の心情を描く。夜の盛り場で繰り広げられる男と女の愛の形態を、時に激しく、時にコミカルに描き出す。ネオン輝く街の盛り場に流れる「経験」の唄とともに、人間の葛藤と愛の模様を描いた作品。