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夕凪の街 桜の国
作品カテゴリー | 映画 |
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制作年 | 2007年 |
平成16年度文化庁メディア芸術賞マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞したこうの史代の同名マンガを実写映画化したヒューマン・ドラマ。過去と現在の2つの物語を通して原爆が世代を超えてもたらす悲劇を静かに見つめる。主演は田中麗奈と麻生久美子、監督は「出口のない海」の佐々部清。「夕凪の街」──原爆投下から13年後の広島に暮す平野皆実。同僚の打越の告白に幸せを感じたのも束の間、原爆症の恐怖が彼女を襲う…。「桜の国」──現在の東京。家族に黙って広島へと向かった父の後をつけてきた娘の七波。彼女は、次第に自分のルーツに思いを巡らせていくことになるが…。
【演出】
松下順一
「夕凪の街 桜の国」は、原爆投下から13年後の広島と現代の東京を舞台に、原爆が世代を超えてもたらす悲劇を描いた作品です。「夕凪の街」では、原爆投下後の広島で生きる平野皆実の人生が描かれ、原爆症の恐怖と向き合う彼女の姿が描かれます。「桜の国」では、現代の東京で父の過去を追う娘の七波の物語が描かれ、彼女が自身のルーツに思いを巡らせる様子が描かれます。過去と現在、二つの時間軸で描かれる物語は、原爆の影響がどのように人々の生活と心に影響を与え続けているかを静かに描き出しています。
「夕凪の街 桜の国」の感想・レビュー評価
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2024.10.18視聴済み
原爆の被害者である皆実が、被爆した身に引け目を感じて生きなければならない不条理さが、悔しくて悔しくて…。そんな原爆の影響というのは現在まで至り、戦争を知らない世代にも及んでいるのだと痛感しました。ちなみに8月6・9日に、どんな出来事が起こったのかを知らない10代が増えていると聞いたことがあります。戦後と現代が繋がる今作ならば、若い世代にも戦争を捉えられやすい構成のはず。ぜひ教材としても使って欲しい作品です。
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