サンゲリア

カリブ海に浮かぶ島で、発生した疫病によって死者が蘇り人肉を喰う。ゾンビがマンハッタンへ進撃するラストシーンまで正統派怪奇映画の定石を踏まえた造りで、数多ある「ゾンビ」の亜流の中では間違い無しの傑作。海中で人喰い鮫と死闘を繰り広げるゾンビというとんでもないシーンもある。ただしイタリア仕込みの残酷描写も過激で、辟易するかも。

「サンゲリア」は、カリブ海の孤島で発生した疫病により死者が蘇り、人肉を喰らうゾンビと化すという恐怖を描いた作品。ニューヨーク湾での奇妙な事件をきっかけに、主人公たちはこの島へ向かう。しかし、島は死者が蘇り、生者を喰らう魔境と化していた。彼らはゾンビに追い詰められながらも、何とか島を脱出する。しかし、その後もゾンビの脅威は続き、最終的にはマンハッタンへと進撃する。過激な描写とともに、ゾンビ映画の新たな可能性を提示した傑作である。