７０年代、クメール・ルージュによる内乱渦巻くカンボジアを舞台に、アメリカ人記者と現地人助手の絆を力強く描く。ピューリッツァ賞を受賞したＳ・ジャンバーグのノンフィクションが原作。プノンペンでの混乱ぶりを描写した前半部も迫力有るが、後半、強制労働に従事させられている助手（Ｈ・Ｓ・ニョール、アカデミー助演男優賞受賞）が脱走し戦禍の大地をさまようシーンが凄まじい。Ｍ・オールドフィールドのスコアも白眉。

「キリング・フィールド」は、70年代のカンボジア内戦を背景に、アメリカ人記者と現地人助手の絆を描いた作品。クメール・ルージュによる混乱と弾圧の中、助手は強制労働に従事させられ、脱走を試みる。一方、記者は彼の行方を追い、自責の念に駆られる。原作はピューリッツァ賞を受賞したS・ジャンバーグのノンフィクション。助手役のH・S・ニョールはアカデミー助演男優賞を受賞した。