BUMP配信作『Scooper』出演の阿部顕嵐&石川恋。ショートドラマで描いた“週刊誌のスクープ”

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ショートドラマアプリ「BUMP」にて、4月9日(水)19:00から配信されるオリジナル最新作『Scooper』に出演される阿部顕嵐(あべ あらん)さんと石川恋(いしかわ れん)さんの対談インタビューです。

「週刊誌のスクープ」の裏側を描いた“ショートドラマ”の魅力を存分に語っていただきました。

ショートドラマ『Scooper』作品紹介

あなた達が嬉々として反応する不倫報道が、事実無根の誰かによる作為的な虚構だったら?

 「“⁨⁩スクープ”は作れる。」そんな世間のB面に生息するスクーパーとはー

毎週のように報じられる、芸能人の不倫報道。何故彼らは飽きもせず不貞行為を繰り返すのか。

 そしてなぜ、こんなにも個人的な証拠が流出してしまうのか。

 たった一つの記事が時に数億円もの売上をもたらすと言われる週刊誌の世界。

 この世界には、芸能人の不倫報道そのものを、巧みに作り出す人がいる。それが、「Scooper(スクーパー)」である。

 そんな彼らと、週刊誌の芸能部に配属された一人の新入社員が狙う、新たなターゲットとは…

4月9日(水)19:00〜独占配信
毎週【土曜】・【日曜】に最新話を更新
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https://emolebump.go.link/x78C8

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「スクープ」から巻き起こる、ドキドキハラハラのショートドラマ

ー今回の作品への出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

阿部顕嵐さん(以下、阿部):僕はショートドラマに出演したことがなかったのですが、澤田育子監督、制作会社さんや撮影スタッフの皆さんとは、以前も一緒にお仕事をさせていただき、また皆さんと作品を作れるのならと思い、今回挑戦させていただきました。

石川恋さん(以下、石川):去年、澤田さんが演出・出演されていた舞台を初めて見て衝撃を受けて、いつか一緒にお仕事したいと思っていたので、今回オファーをいただいてとても嬉しかったです。

ー澤田監督のもと、撮影してみてどうでしたか。

石川:すごく刺激的でした。台本を読んで自分が考えていたことと、澤田さんが考えられていることが違っていた部分もありましたが、それが想像を超えるアイディアで面白くとても新鮮でした。今日はどんなことがおきるのか、撮影が毎日楽しみでした。

ー週刊誌のスクープを撮るという役でしたが、その役作りについて教えてください。

阿部:僕の演じた佐藤翔太は、週刊文鎮という会社で週刊誌の芸能部に配属された新入社員という役でした。

やはり芸能界のスクープがテーマになっている以上、僕にとっても身近な世界ではありますが、特に雑念もないというか、ドラマなので少し誇張はしていますが、この役を演じるうえでの違和感はとくにありませんでした。

石川:スクープを意図的に作り出す組織「Scooper」の工作員・汐見玲子という役を演じました。

玲子は工作員として劇中ではさまざまな職業になりすますので、その時々で違ったキャラクターを演じられて楽しかったです。でも個人としては、仕組まれたスクープに対して疑問を感じることもあります。

現実と重ね合わせて考えるとすごく嫌な組織だなって思います(笑)。

阿部:たしかにそうだ(笑)。

ー今回のドラマに共感できるところはありましたか。

阿部:ハニートラップには気を付けないと(笑)。 

石川:共感できる部分はないですが(笑)。

作品の終盤、玲子の「いらないと思うんだよね。性欲も男に振り回される女とかいう概念も。」というセリフがとても印象深かったですね。

玲子はこのセリフを信念として“スクーパー”をやってきているのかなって。権力を振りかざして弱い立場の人間から搾取するような人に対して嫌悪感を抱いていたのだろうと感じて、私もこのセリフを大切にしながら玲子を演じていました。

ー阿部さんの印象に残っているセリフやシーンはありますか。

阿部:僕もそのセリフは結構印象深かったです。そういう権力を振りかざす人をドラマの中で「ボンブタ」って言っていて、僕はそのシーンもよく覚えています。

石川:あのシーンは面白かった(笑)。阿部さんの役は東大卒で、知識を披露している場面があるんです。

そのシーンの、週刊誌の売上(10億円)で「パンダがレンタルできる」ってセリフの部分、実は阿部さんが考えたんですよね。

阿部:パンダ、突然でしたよね(笑)。でも「台本以上に面白くさせたい」って現場で澤田監督もおっしゃっていて、僕もそうしたいと思いました。

より大きな声量で言ってみたりとか、僕自身もあのやりとりは面白くて佐藤の「空気が読めていない東大キャラ」っていうのも結構好きです。

和やかな撮影現場と裏話。石川「それがすごく素敵なことだなって思った」

ーお互いの第一印象について教えてください。

阿部:第一印象は明るい方なんだなって思いました。だから僕はすごく楽しくやらせていただきましたが、もしかしたら気を使って明るく振る舞ってくれていたのかな(笑)。

石川:そんなことないですよ(笑)。でも阿部さんも明るい方だと思いました。

阿部:僕は直視できないくらい明るいです。

石川:(笑)。

ー撮影現場での思い出深いエピソードなどはありましたか。

石川:阿部さんが撮影で使っていたビルの清掃のおばあちゃんにお昼用のスープをおすそ分けしていたんです。

そしたら、おばあちゃんがお返しにパンを持ってきてくださったことがあって。そんなやりとりにほっこりしました。

阿部:そうそう。僕、おばあちゃん子なんで(笑)。

ー素敵なエピソードですね。撮影現場での様子や空気感も教えてください。

阿部:どんな話をしたっけ…。他愛もない話をしていました。でも逆に、他愛もない話をできるって僕は結構嬉しいことだと思っていて、あんまり記憶に残らない話をできるぐらいの仲ですが、内容は覚えていないです…(笑)。

石川:いいように言ったね(笑)。

私たちと一緒にスクーパーの仲間を演じた平井亜門さんや和田崇太郎さんも揃ったときは、スケジュールがタイトで、撮影の時は激しいシーンが多かったのでテンションを落ち着かせるために楽屋では静かだったと思います(笑)。

阿部:確かに静かだったかもしれない。皆さん、気心知れた人と一緒にいるとあんまりしゃべらないタイプなのかなって思いました。

今話題の“ショートドラマ”。阿部「短い1話ごとにちゃんと見どころがある」

ー今回はショートドラマアプリ「BUMP」の作品ということで、ショートドラマの撮影ならではの大変さや違いはありましたか。

阿部:撮影現場ではスタッフさんがやりやすいようにセッティングしてくれたので、演じやすかったです。1シーン1シーンがすごく短いというのは特徴だと思います。

もう少し長くお芝居したいくらいでしたが、これはこれで違和感もなく楽しくできました。

石川:1話の時間がすごく短いので、演じる側としても「展開の多さ」が普段とは違うポイントです。

1シーンが短い分、お芝居をしていて感情の起伏がいつもより激しい感覚がありました。

阿部:ドラマの第1話目って内容や登場人物の説明になっている部分もあって、入り込めないことがあるじゃないですか。

今回のショートドラマは時間が短いのにも関わらず、最初から視聴者を引き付けるためのフックがあるということがすごいなって思います。

ーなるほど。最近はショートドラマも増えてきましたが、その魅力はなんだと思いますか。

石川:やっぱり気軽に見れるところだと思います。隙間時間とか、電車に乗っている時間にもスマホでサクっと視聴できるところや、何かしながらとか移動中でも気軽に見れるところかな。

阿部:実は僕、ショート動画は見ない派でした。でもこうやって出演者として経験してみて、みんなで努力して1話あたり何秒、何分っていう短さの中で魅力あるドラマを作ることがすごく素敵なことだと思いました。

ショートドラマという新しい形の中で、レールが敷かれていないところをみんな手探りで戦っていくのはすごいと感じましたし、そこに乗っかっていきたいです(笑)。

石川:これから人気が出そうなコンテンツですよね。ショートドラマや縦型ドラマは増えているし、これから確立していくカテゴリーだと思うので、こうして早いうちに経験することができて嬉しいです。

ー配信スタートに向けて、見どころや意気込みをお願いします。

阿部:何分何秒という短い1話ごとにちゃんと見どころがあるし、セリフ自体が面白いです。

スクーパーチームの持っている正義と、僕の演じた佐藤個人の正義はちょっと違っていたりもしますが、佐藤の中でその2つの正義が交わるようなところも注目してほしいです。

あとは峰不二子みたいな、クラシックスタイルのハニートラップをする人が出てくる作品も最近は見ていなかったので、そういうところも楽しんで見てもらえたらうれしいです。

石川:確かにそういう面白さもありつつ、不倫する芸能人やスクーパーという組織のちょっと下劣な部分も描かれています。

そこにスカッとする気持ちもあると思いますが、それでその芸能人の人生や家族が壊されることにもなるかもしれないし、スキャンダルのその先も想像しながら見てもらいたいです。

阿部顕嵐(あべあらん)プロフィール

俳優としての活動を中心に、映画、ドラマ、舞台と幅広い作品に参加。

近年はMBS 毎日放送 ドラマフィル枠「スメルズライクグリーンスピリット」にて柳田役、

自身初のプロデュース舞台作品 東洋空想世界『blue egoist』を東京THEATER MILANO-Za、大阪オリックス劇場にて上演。2025年は4月からTBSにてレギュラー番組「~企画プレゼンバラエティ~これ採用っスカ?」がスタート、また昨年話題となったドラマ「BLドラマの主演になりました」の続編もTELASAにて配信予定。

阿部顕嵐による月額会員制デジタルマガジン「Storming」も2月よりスタートし、

セルフプロデュースの動画作品を制作するなど、活動は多岐にわたる。

公式X @alanabeofficial

公式Instagram @alanabe_official

オフィシャルサイト 阿部顕嵐 オフィシャルサイト

石川恋(いしかわれん)プロフィール

1993年生まれ、栃木県出身。

ドラマ・映画を中心に、モデル・バラエティ番組でも活動している。主な出演作に、ドラマ『silent』『さっちゃん、僕は。』や『ホンノウスイッチ』、映画では『マスカレード・ホテル』や『ぐらんぶる』などに出演。

公式X @official_renren

公式Instagram @ren_ishikawa

撮影:荒 眞人

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