森香澄、ドラマ『情事と事情』で不倫する役に挑戦。美しすぎる情事も演じ、本格的な女優の道へ。

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Yahoo!検索大賞2024スペシャル部門の1位を受賞し、今、一番検索されている時の人、森香澄さん。2023年3月にテレビ東京を退職し、バラエティやドラマへの出演が続いています。

12月5日から映像配信サービスLemino(レミノ)で独占配信されるオリジナルドラマ『情事と事情』で重要な役に抜擢された森さん。ドラマの裏話と仕事や恋愛への向き合い方をインタビューしました。

連続ドラマ『情事と事情』作品紹介

事情のない情事なんてない。ある出来事が次の出来事につながり、新たな出会いを呼び、別れを連れてくる。まるで一本の電線のようなもの。みんな、その上で綱渡りをしている。大人たちの“情事と事情”が複雑に絡み合った恋愛群像劇。

CAST:倉科カナ、さとうほなみ、佐藤 寛太、森 香澄、寺西 拓人、金子 ノブアキ、真飛 聖

12月5日(木)〜 Lemino独占配信開始

(※『情事と事情』公式サイトより引用)

欲望三作:第二弾 「情事と事情」
ある昼下がり、高級ホテルのティーラウンジにいる7人の男女。雑誌の取材を行うフリーライターの中条彩江子。隣にはカメラマンの世良晴人。その取材を受ける会社役員の結城修。ピアノを弾いているのは修の愛人...

パパ活のお遊びのつもりが、本気になっていく玉木まりもを演じています

―今回、ご出演される連続ドラマ『情事と事情』は、小手鞠るいさん原作、監督は井樫彩さんと、女性が創る恋愛ドラマで、映像がとても美しかったです。豪華な出演者の複雑な人間模様も魅力的です。この作品の見どころを教えてください。

森香澄さん(以下、森):『情事と事情』は、7人の男女の様々な思惑が複雑に絡み合い、ドラマが進行していく恋愛群像劇の物語です。「情事」という人間の欲望を描いていますが、とても美しい映像に写し撮られています。私が演じる玉木まりもは、金子ノブアキさん演じる結城修と不倫をしているフリーターの女の子です。

―第1話から、絡みのあるラブシーンがあってかなり攻めてるなと思いました。局アナの頃は、想像されていなかったような、かなり大きな変化を今回されていると思いますが、そのあたりはご自身ではどうですか?

森:攻めてる…どうかな。攻めてるという感覚ではないと思います。

ラブシーンはありますが、ただそれをがんばりますというわけでもないんです。

女優の仕事を始めたときには、作品の世界観の中に溶け込むような芝居をしたいと思っていました。

このドラマも、人間の欲望を美しく描くと言う世界観の中のリアルなワンシーンとして、そういったシーンが存在すると思っています。

―出演のオファーを受けたときのお気持ちはどうでしたか?

森:世界観のあるとても大きな作品なので、すごく嬉しかったです!

私もまりもと同じようにピアノを習っていたのもあり、初めて脚本を読んだ時に、まりもに感情移入して読めました。なので演じるのがとても楽しみで、待ち遠しかったです。

―まりもと似ているところはご自身の中にありますか?

森:まりもは不倫をしてはいるんですが、奇抜な女の子ではないんです。

最初は、おじさんの恋愛ごっこに“付き合ってあげている”というスタンスでいたのが、本気になっていくという気持ちの変化があります。

理解できない感情がなくて、誰が見ても、想像しやすい感情の動きをしている子です。

あと、まりもが親友と女子の本音を話すシーンがあるのですが、それは私も同じ年代なので共感できました。

―ピアノも森さんが弾いていたとのことでしたが、プロみたいに上手だったので、ピアニストが弾いていると思っていました!

森:ありがとうございます。音楽も楽しみに観ていただきたいです。

―まりもを演じるにあたって、井樫監督からは何か要望はありましたか?

森:監督は、綺麗に見せることへのこだわりがある方で、美しく見える角度については、監督と一緒に相談しながら決めていきました。

あと、オープニングから美しく撮りたいというこだわりが監督にはあったと思います。

オープニングのホテルのシーンはワンカットで撮影しています。メインの登場人物がホテルに集まっていて、カフェラウンジで打ち合わせしたり2階でお茶を飲んだり、私はピアノを弾いていますが、そのそれぞれのお芝居をワンカットでつなげています。

みんなで段取を決めて、リハーサルを緻密にして作っていきました。

待ち時間は金子ノブアキさんとパンケーキの話

―7人の群像劇ということで、第一線で活躍されている俳優さんが多く出演されていますが、共演者の方とのエピソードを教えてください。

森:私は、金子ノブアキさんと二人きりのお芝居のシーンが多いのですが、待ち時間はいつもパンケーキの話をしていました(笑)。

―パンケーキ(笑)。

森:金子さんとは、絡みのあるシーンが多いです。特に、ベッドシーンでは、監督やカメラや照明などの撮影スタッフと段取りを確認するリハーサルをした後、撮影が始まるまで少し間があるんです。

―なるほどそうなんですね。それは、お互いに気まずいですね。

森:そのとき、スタッフさんでパンケーキのイラストのTシャツを着てた方がいらして、金子さんが「パンケーキ食べたいね」「どこのパンケーキが好き?」と話しかけてくださって。

とても落ち着いて、その後、演技ができました。

―金子さん、気遣いのある方ですね。

森:はい。のほほんとした会話をずっとしていました。

仕事観と恋愛観。モットーは、「向き不向きより前向き」

―2023年3月にテレビ東京を退職されてから、バラエティ、ドラマ、ガールズコレクションのMCなど幅広く大活躍されていらっしゃいます。フリーになられた時は、「ワクワク半分、不安半分」とおっしゃられていましたが、振り返ってみて、いかがでしょうか。

森:もう、とにかく突っ走ったなという感じです。フリー1年目は、バラエティのお仕事をたくさんいただきました。2年目からは、ドラマに出演することが多くなって、とてもありがたい環境の中で、お仕事をさせていただきました。

―不安はもうなくなりましたか?

森:この先もお仕事が順調とは1ミリも思えないです。

今の自分に驕らないという意味で、不安はずっと持っていたいし、持っていなきゃいけないとも思っています。

―たくさんの方が森さんに注目していて、Yahoo!検索大賞も受賞されていましたね。おめでとうございます!

森:ありがとうございます!

―本当に大活躍されていらっしゃって、局アナ時代からフリーになられたキャリアの中で、お仕事に向き合う姿勢など、みんなが知りたいと思うので、森さんが大切にしている仕事術があれば教えてください。

森:モットーは、「向き不向きより前向き」なんです。もともとがポジティブなので、全てにおいて、前向きに進むということと、向き不向きを自分で決めないというのを大事にしています。

―向き不向きを考えて悩む人は多いと思いますが、森さんは考えないでトライしてみる感じでしょうか。

森:この仕事はオファーをいただいて始まるので、向き不向きを決めるのはオファーされる側じゃなくて、オファーする側だと思っています。

オファーを下さった方々が、向いてると思って私にオファーして下さっているので、基本的にはそれを受け入れて、じゃあ、どう自分がそこに向かっていけるかというのを考えます。

―バラエティもたくさん出られていますが、女優の魅力について教えてください。

森:局アナになった時からずっと、みんなで一つのものを創り上げるのが好きです。

その日呼ばれて、バーって喋って化学反応を楽しむのがバラエティで、

ドラマは、みんなで長い間、同じ方向を見て、一つのものを創りあげるので、それがドラマや映画を創ることの魅力で、楽しいところです。

―お仕事のお話、ありがとうございます。みんなが気になる、森さんの恋愛観についても教えてください。

森:恋愛観はまりもとは全然違うかなと思います。 ただ、まりもが最初、おじさんの遊びに付き合ってあげてるだけという感覚だったのが、本気になって、辛くなるというのはちょっとわかるところもあるというか。

“この人に沼ってはいけない”って思って、“私はこの人に全然沼っていませんよ”って思いながら、実際はそう言ってる時点では好きだよなっていう。

それは私も経験したことがあるので、それは理解できました。

―最後に、今後の目標について教えてください。

森:バラエティでの森香澄というキャラクターが消せるような、サイコパスの役とか振り切ったコメディとかいろいろな役を演じてみたいです。女優以外にも、自分が想像できていないお仕事があると思うので、そういうものにも挑戦したいですね。

森香澄(もりかすみ)プロフィール

1995年生まれ。東京都出身。大学卒業後テレビ東京に入社し、アナウンス部に配属。4年間局アナとして、『ウイニング競馬』『よじごじDays』のMCを担当する。2023年3月退社後、フリーアナウンサーとなる。バラエティに多く出演し、“令和のあざと女王”と称される。

2024年5月、『オトナの授業』(TOKYO MX)でドラマ初主演。
2024年8月、『オールナイトニッポン0』に抜擢。
2024年12月、Yahoo!検索大賞2024スペシャル部門第1位を受賞。
【ドラマ】『ローカルアナのさがしもの』山梨放送/TVer(2024)主演、
栞ちゃん 心の声を聞かせてよ』テレビ朝日(2024) 主演、『3年C組は不倫してます。』日本テレビ(2024)、『伝説の頭 翔』テレビ朝日(2024)、『オトナの授業』TOKYO MX(2024)初主演
【バラエティ・情報番組】テレビ朝日「森香澄の全部嘘テレビ」MC
【CM】山芳製菓「わさビーフ」、IBJ
【写真集】森香澄ファースト写真集 『すのかすみ。』
【雑誌】「ヤングマガジン」(2024年No.32)表紙、「週刊プレイボーイ」(2024年No.3-4)表紙、「美的」(2024年8月号)、「anan」(No.2376)表紙
【イベント】Rakuten GirlsAward 2024 AUTUMN/WINTERMC
【ラジオ】『森香澄のオールナイトニッポン0』(2024年8月26日深夜)

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撮影:髙橋耀太
文:姫田京子

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