あらすじ
ある事件をきっかけに互いの心に溝ができてしまった、レコード会社に勤務する葛西泉とピアノ教室を経営する母の百合子。さらに母の百合子は次第に不可解な言動をするようになった。病院に連れて行くと認知症と診断された。百合子は様々なことを忘れ、ピアノも弾けなくなっていく。さらに泉の妻の香織の名前も思い出せなくなってしまう…。しかし泉は、これまでの溝を埋めていくように献身的に介護を続ける。そんなある日、泉は百合子の部屋で一冊の日記を見つけて…?ある事件の真相とはなんなのか。その答えにたどり着いたとき、泉は何を感じるのだろうか。