あらすじ

まだ30歳にも満たない蓑浦だが、白髪のその容貌はまるで老爺のようだった。黒髪が全て真っ白になった一夜の恐怖体験を彼は語り始める。ある日、自宅で最愛の恋人・初代が殺された。自宅の鍵は全てかけられており、蓑浦は学生時代の先輩・諸戸を疑うが…。

あらすじ

歌劇団の主宰者である原さくらが、オペラ「蝶々夫人」の大阪公演を前に、突如行方をくらませた。公私共にプリマドンナとして名を馳せていたさくらだが、数日後、死体で発見される。探偵・由利麟太郎は、新聞記者・三津木俊助と共に事件の調査に乗り出す。