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検索キーワード:「島田荘司」
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あらすじ
弓子は、江戸川乱歩の愛読者。生前の乱歩が吐いた「僕は殺人快楽症になりたい」という言葉を巡り、彼が実際に人を殺しているという話がネット上で蔓延しているのを目にする。しかも殺したのは女。美しい女。乱歩はその女を、今も表参道に片鱗を残す、同潤会アパートの壁に埋め込んだという……。祖父の写真館のアルバムから出てきた古い写真。写る美しい女、文子。彼と江戸川乱歩との接点が紐解かれ始める。弓子はまるで熱に浮かされたようにこの話にのめり込み、乱歩の親族、ひいては明智小五郎のモデルとなった人物、そしてそのすぐ傍にいた謎の美女までたどり着く。やがて弓子の前に、乱歩の幻影が現れ、彼女に囁くようになる。乱歩「浅草の劇場の娘、芙蓉。分かるかね?彼女、ハルピンの出身で天涯孤独なんだ。親兄弟はいない。踊り子仲間からは孤立していて、何度も失踪事件を起こしている。今、突然いなくなっても、みんな誰も不思議がらない。(薄く笑い)彼女を愛してるさ、だから殺してみたいんだよ」ついに弓子は夢遊病者のように、ノミを手に入れ、たった一人で真夜中の同潤会アパートへと向かう。壁に刃を突き立てる。ボロボロと崩れる壁の破片の中からわずかに見えた着物の―…!弓子「まさか、…本当に…」
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ジャンル:サスペンス,ミステリー制作国:日本
あらすじ
瀬戸内海の小さな島に、わずか半年の間に6体もの身元不明死体が漂着する異常事態が発生。この事件に興味を抱き、現地に向かった脳科学者の御手洗は、この死体が広島の福山で捨てられたことを突き止めるが、その福山ではさらに不可解な事件が多発していた…。