あらすじ
戦争孤児の奥原なつは、1946年父の戦友だった柴田剛男に引き取られ北海道の十勝の家で育てられる。剛男の妻・富士子からは優しくされるが他の家族からは冷たい態度をとられるなつ。それでも酪農仕事を一生懸命手伝い、富士子の父・泰樹や娘・夕見子にも受け入れてもらえるようになり、同じく東京から来た山田天陽という友達もできる。高校3年生になったなつは兄・咲太郎が東京にいるという情報を聞き、富士子と共に上京し、咲太郎を知るという「川村屋」のマダムを訪ねる。兄に会うことは出来なかっが、そこで天陽の兄・陽平に遭遇し、初めてアニメーターという職業があることを知る。