- フリーキーワード
検索キーワード:「浅田芭路」
-
あらすじ
父と娘、ありふれた朝食の食卓に置かれた筐型の機器。正面の液晶には、一人の女の顔が映っている。一年前にこの世を去った三香子(小橋めぐみ)は、筐の中から娘の阿美(浅田芭路)と、夫(村上純)に語りかける。あたかも、そこに存在するかのように。阿美は毎日、母の映る筐を両手に抱えて通学している。学校からは認められているものの、クラスメイトたちには不評なようだ。ある生徒からは「死体、臭い」と筺を揶揄われ、阿美は打ちひしがれる。生きていた時のように、阿美の成長をそばで見守る三香子。阿美の作文には、「将来の夢は科学者になって、ママに体を作ること。体があれば、私のことをぎゅーっと抱きしめることができるから」と書かれている。不意に始まった、夫の新しい恋人との同棲。そして、現実への嫉妬から引き起こされる、娘の突然の変容……。筺を抱きしめて阿美は囁く。「阿美もお化けだ。ママのこと愛しているから」
-
ジャンル:サスペンス,ミステリー制作国:日本
あらすじ
IT企業の派遣社員として勤める有能なプログラマー・鈴木密。彼女が美月と名前を変えてまでその会社で働くのには理由があった。夫・優吾が、ある朝突然会社で自殺した。優吾を追い詰めた同僚たちに復讐するため、周到かつ華麗にわなを仕掛けていく。
-
あらすじ
1964年、故郷を飛び出し上京した桃子さん。あれから55年。結婚し子供を育て、夫と2人の平穏な日常が始まると思っていた矢先、突如夫に先立たれ、孤独な日々を送ることに。そんな時、桃子さんの“心の声=寂しさたち”が内から外から湧き上がってくる。